成田からデリーへの直行便のうち、エアインディアと日本航空は夕方に到着しますが、全日空は深夜に到着します(2019年8月現在)。
また、節約のため経由便を利用した場合も、デリーに深夜へ到着することがあります。
デリーに深夜便で到着した方は(ホテルのピックアップを頼む場合を除き)朝まで空港で待機した方が良いと言われています(理由についてはこちらの記事をご参照ください)。
かといって、朝まで椅子に座って待つのは体力を消耗し辛いですよね?デリーの空港にはベッドで仮眠を取れる施設がありますので、ご紹介します。
詳細はデリー空港でおススメのホテル・レストランがあるAerocityの記事をご参照ください。
Contents
プラザ プレミアムラウンジ
デリー空港の一部のプラザプレミアムラウンジにはベッドとシャワーを備えた仮眠施設が併設されています。
プラザプレミアムラウンジの場所
ベッド付きのプラザプレミアムラウンジは、第1ターミナルの空港外に1か所、第3ターミナルの到着エリアに2か所の計3か所あります。
第3ターミナルのプラザプレミアムラウンジの場所
成田空港からの直行便は全て第3ターミナルへ到着します。従って、殆どの方はこの施設を利用するはずです。
第3ターミナルは、国際線・国内線ともに、受託手荷物を受け取って外へ出てもまだ空港の制限エリア内になります。
上の図の通り、受託手荷物受取後に国際線・国内線共通の到着客専用エリアがあり、ここにプラザプレミアムラウンジが2つあります。
それぞれのラウンジは"Domestic Arrival" "International Arrival"と名づけられてはいますが、国際線・国内線の到着客ともに、どちらのラウンジも利用することができます。
なお、この「到着客専用エリア」の更に外へ出てしまった場合には入場券を購入して再入場する必要があります。詳しくは下記記事をご参照ください。
第1ターミナルのプラザプレミアムラウンジの場所
第1ターミナルのプラザプレミアムラウンジは空港の外にあります。
場所は、第3・第2ターミナルへ向かうシャトルバス乗り場の近く、第1Dターミナル(出発ターミナル)へ上るエレベータの目の前です。
第1ターミナルへ到着した方は、空港を出て"Shuttle Bus"という看板に従って歩いて行けば到着します。
第2・第3ターミナルから向かう方は、第1ターミナル行きのシャトルバスを降りたところにあります。
ターミナル間の移動については下記記事をご参照ください。
プラザプレミアムラウンジの設備
プラザプレミアムラウンジはソファーエリアとベッドエリアに分かれており、ベッドエリアは奥にあります。
このように、完全個室になっています。
ベッドはセミダブルサイズで、定員は2名です。テレビが備え付けられています。
個室ごとに洗面台、トイレ、シャワーの設備があり、シャンプー、ボディーソープ、石鹸、歯ブラシ、歯磨き粉、バスタオル、シャワーキャップといった最低限のアメニティは揃っています。
またウォーターボトルも3本準備されており、足りなくなったら呼べば追加で持って来てくれます。
基本的な設備はホテルと変わりません。
予約方法
このラウンジは、事前予約をせずに利用することもできます。しかし、時期によっては満室となる場合もあるため、事前予約をしておいた方が無難です。
ベッドを利用する場合は"PRIVATE RESTING AREA"をクリックします。
そして、利用する施設を選びます。
料金は下記の通りです。事前にオンラインでのクレジットカード払いとなります。
人数 | 時間 | 価格 |
1名 | 3時間 | USD 37 |
1名 | 6時間 | USD 52 |
2名 | 3時間間 | USD 52 |
2名 | 6時間 | USD 66 |
予約は6時間までしかできませんが、延長は可能です。
その場合、1名1時間500ルピー、2名1時間1000ルピー(いずれも税別)の延長料金がかかりました。
設備を考えると、料金はインドの平均よりかなり高めですが、空港内という立地を考えると仕方ないと思います。
なお6時間を過ぎたからと言って叩き起こされるわけではなく、チェックアウト時に超過があれば精算となります。
寝過ごしが怖い方はモーニングコールを頼むことも可能です。
プライオリティパスでの利用
ベッドを利用する場合にはプライオリティパスでは利用できませんが、ソファーだけであればプライオリティパスを使えば無料で利用できます。
従って、プライオリティパスを持っている方はソファーで朝まで粘るというのもありかと思います(当然、ベッドよりは体力を消耗しますが、空港の固い椅子に比べればマシかと思います)。
プライオリティパスでのラウンジ利用については下記記事をご参照ください。
Aerocity Hotel
空港から車で10分ほどの場所に、エアロシティ(Aerocity)という、ショッピングモールやレストランとホテルなどが併設された複合施設があります。
空港内という訳ではありませんが、市内のホテルに比べると遥かに近く、ホテルについては、マリオットホテルなどの一流ホテルが結集しています。
一晩乗継待ちをする方で、空港内のベッドよりも一流ホテルに泊まりたい方にはお勧めです。
深夜到着の場合は空港ピックアップサービスの利用をお勧めしますが、地下鉄やシャトルバスでもアクセス可能です。
地下鉄・シャトルバス利用時のAerocityへの行き方については下記の記事をご参照ください。
なお地下鉄は深夜は営業終了してしまいます。シャトルバスは24時間営業のはずですが、確認は取れていません。
Sam's snooze at my Space
国際線出発客専用となりますが、セキュリティチェック後、ターミナル3国際線出発エリア17番乗り場の向かいあたりにSam's snooze at my Spaceという仮眠施設があります。
Holiday Inn
こちらも国際線出発専用となりますが、セキュリティチェック後、ターミナル3国際線出発エリア5階にHoliday Innという仮眠施設があります。
一番の対策は深夜便を避けること
ここまで書いておいて身も蓋もありませんが、一番の対策はニューデリー深夜着の便を避けることです。
経由便は安いですが、ホテルの手間と費用とエネルギーを考えると直行便で夕方にデリーへ到着した方がお得かも知れません。
とはいえ、様々な事情で深夜にデリーへ到着せざるを得ない方も多いと思います。
深夜便で到着した後、朝まで空港のベンチで徹夜し、朦朧とした意識のままニューデリー駅へ行けば詐欺師に騙されてしまうかも知れません。
ぜひ空港内・周辺の施設を利用して疲労を回復してから市内へ向かってください。
インド旅行は準備が大切です!インドに到着してから戸惑わないように、必要なものを準備しましょう。