バンコク王宮

タイのバンコクで働いている現地採用の方に、タイで働くことのメリットを聞いてきました。

インドとタイは様々な点で真逆の国なので、インドと比較しながらタイの現地採用についてお伝えしたいと思います。

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タイ就職の魅力

バンコクは私の住んでいるインドのチェンナイから直行便で約3時間、ベンガル湾を挟んで反対側です。

しかし、日本のものがほぼ何もないインドと異なり、タイは驚異的なほど日本のものが何でも揃っています。

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タイ全体の日本人人口は約6.5万人ですが、そのうちバンコクは4.5万人以上の日本人がいます。

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バンコクの人口は約800万人のため、200人に1人が日本人ということになります。

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「日本人街がある」などという生易しいレベルではなく、どの駅で降りても平仮名や片仮名が目に飛び込んでくる、そして駅を降りるとまずセブンイレブン、ファミリーマート、そして無印、ユニクロ、大戸屋、牛角など、日系の商店やレストランが目白押しです。

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インドは各都市に日本食レストランが数軒…というレベルですが、バンコクでは横浜ラーメン、九州ラーメン、札幌ラーメン、喜多方ラーメンなど、ラーメンだけでもありとあらゆる種類の味を楽しめます。

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台湾の台北もかなり日本のお店が多い印象ですが、バンコクは台北の比ではありません。

海外というより日本のタイ県というレベルで、バンコクで働いてる人達も異口同音に「海外に来たというより、日本の別の地域(九州とか)に引っ越したみたい」と言っていました。

しかし、ここまで日本と同じなら、日本国内で働くのと変わらないのでは?何でわざわざタイに来ようと思ったの?と疑問に思います。

ここで、注目したいのが、タイの現地採用の人達に実施したアンケートです。

DACOという、タイで配布されているフリーペーパーの第493号(2018年11月20日号)で現地採用の特集をしていたのですが、タイで働く日本人現地採用のなんと85%が「日本よりタイの方が住みやすい」と回答したそうです。

もしインドの現地採用に同じアンケートをしたら、「インドの方が住みやすい」などという人は1%もいないでしょう。

一見日本と全く同じに思えるタイのバンコクですが、どの辺りが日本よりも魅力的なのでしょうか?

ワークライフバランスが取れる

タイの生活が日本と決定的に違う点が、日系企業でも残業が全くなくワークライフバランスが取れることです。

タイ人は仕事が残っていても強制終了して定時に帰るので、日本人だけ残って仕事をしても意味がないそうです。この点、インドでも日本よりは定時で上がれます。

※ただ会計事務所に限って言えば、繁忙期はインド人も残業や休日出勤をして頑張ってくれます。

安くて美味しいものが食べられる

タイでは屋台なら100円以下で美味しいものを食べられます。インドで屋台なんか行ったらすぐお腹を壊しますし、基本的にインドの屋台は現地のスパイスが効いた日本人には馴染まないカレーしかないので、この点は羨ましいです。

安くて美味しいご飯がたくさんあり、家賃などの物価も比較的安いので、額面の給料が日本より下がっても満足度は上がります。

そして、アジア各国へ格安のLCCがたくさん飛んでいるので、週末には気軽にバカンスを楽しみリラックスをすることができます。

インドの観光地やリゾートはトラブルだらけで極めてストレスフルなので、リラックスする反面とても疲れます。

気候が温暖で人も優しい

タイは常夏の国で、12月でも気温が30℃を超えます。そんな南国なので、人々ものんびりしており、日本のようなプレッシャーはかかりません。

このような理由から、たとえ日本より額面の給料が下がっても幸福度は日本の暮らしよりずっと上がったと実感しているそうです。

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インド就職とタイ就職の比較

タイは伝統文化と近代的な街並みがバランスよく調和を保っており、食べ物も日本食からローカルフードまで何でも揃っています。

しかし日本ほどプレッシャーの強い環境ではなく、ワークライフバランスを追求するには最高の場所だと思います。

かたやインドは、至るところに牛がおり、電車は扉全開で走っており、日本のものは殆ど手に入らず、街はお世辞にも綺麗とは言えず、バンコクに比べれば極めて厳しい環境です。

インドの日本人は生活の必要物資をタイまで買い出しに行きます。

インドの生活が極めて大変な理由については下記の記事をご参照ください。

では私はなぜタイではなくインドで就職することを選んだのでしょうか?

英語を使う機会が豊富

まずタイの場合、あらゆるサービスを日本語で受けることができ、自分で意識しなければプライベートで英語を使うことはありません。

そしてタイ人も英語が得意なわけではなく、また日本人は日本ブランドによって尊敬されているため、仕事でも複雑な英語を使う機会が多いとは言えません。

それに対しインドでは全く日本語は通用せず、そして役所の手続きからエアコンの工事、そしてレストランに至るまで毎日次から次へと信じられないトラブルが発生します。

それらのトラブルに対し、訛っていても構わないので常に英語で対応しなければ生きていくことができません。

仕事の面でも、インドでは東南アジアほどは日本ブランドが通用しないため、日本人だからと言ってしっかりと自分の意見を主張していかなければ舐められます(だからと言って人種差別をされることもなく、あくまでも対等に実力で勝負することを求められます)。

インドで英語力が伸ばせる理由については下記記事をご参照ください。

待遇が良い

タイの現地採用は月50,000バーツ(約17.5万円)が最低水準ですが、インドの場合は月135,000ルピー(約21.6万円)が最低水準です。

タイ インド
日本人の最低給与 5万バーツ

(約17.5万円)

13.5万ルピー

(約21.6万円)

現地の大卒初任給

平均月収

2万バーツ

(約7万円)

2万ルピー

(約3.2万円)

比率 2.5倍 6.75倍

上記の表から、現地人の生活水準と比べて日本人の現地採用が受け取れる給料が多いことが分かります。

インドは生活環境が過酷な分、全体的に待遇が良いです。現地採用でも赴任時航空券代、家が決まるまでのホテル代を会社が負担してくれることも少なくありません。

また、会社によっては現地採用でも社有車を割り当てられて社有車通勤をすることができ、場合によっては住宅手当、日本への一時帰国費用、医療保険などの福利厚生費もつきます。

面接についても、インドはSkype面接だけで内定をもらえることが多いのに対し、タイの場合は最終面接を対面でやらなければならないことが多いようです。

インド就職の待遇が良い背景には、タイには日本人が多いためタイマーケットは買い手市場(求職者よりも、採用企業の方が立場が強い)のに対し、インドは売り手市場(求職者の立場が強い)という事実があります。

インドへの日系企業の進出数は1400社と、他のアジア諸国と比較して極端に低くはないのですが、在住者は9000人(うち5000人はデリー・グルガオン)と、とても少ないです。

これは「成長するインド市場でビジネスをしたいけど、自分はインドに住みたくない」と考える経営者、社員が多いということなのではないでしょうか?

海外就職を希望する人にとってはチャンスといえます。

仕事の裁量が大きい

タイには既に葯7万人の日本人がいて、その中には駐在員も大勢います。それに対しインドは全体で9,000人しか日本人がいません。駐在員も、インドとなると行きたがらない人が多いようです。

しかしインドは着々とGDPが伸びていて、日系企業のインド進出数も伸びています。

そうなると、慢性的に日本人の人材不足が生じており、現地採用であってもインド人のマネジメントといった高度なスキルを身につけられる機会を得られます。

インドで身につくスキルについては下記記事をご参照ください。

インド就職とタイ就職の共通点

ここまで、インドとタイの違いを書いてきましたが、一方で共通点もあります。それは、誰に対してもチャンスが開かれていることです。

近年、シンガポールや香港を始め、中国、ベトナムなど、アジア各国の就労ビザ取得要件が厳しくなってきました。

そんな中、インドとタイは就労ビザの取得要件に学歴要件がありません。

インドは最低年収162.5万ルピー以上、タイは日本人1人を採用するごとにタイ人を数名採用すること、などの条件がありますが、いずれも応募者側ではなく企業側の条件です。

まとめ
日本での職歴からキャリアチェンジしたいとか、新しいことにチャレンジしたい、という方にはタイかインドからキャリアを始めるのがオススメです。
あらゆる側面でインドの方がタイよりも厳しいため、成長速度はやはりインドでの就業の方が速いのではないかと個人的には感じていますが、生活のハードさに慣れない方もいるため、詳しく情報収集をして比較するのがオススメです。
海外就職に興味を持ったものの、どこから手をつけて良いか分からない・・・という方は、海外就職の始め方と実現への道のりまとめという記事をご参照ください。
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