インド就職を検討すべき理由の1つとして「英語力アップを期待できる」ということが挙げられます。しかし

インド人の英語なんて間違いだらけなんじゃないの?

今は全く英語ができないけど、いきなりインドに飛び込んじゃって大丈夫なの?

という心配もあるのではないかと思います。

そこで、この記事ではインド就職を通じて英語力が伸びる理由、インドで必要とされる英語力などについてご紹介します。

理由1:英語が事実上のインドの共通語

インドでは州毎に母語が異なり、インド人同士でも州が異なると英語でなければ会話が成立しない場合が少なくないため英語が事実上の共通語となっています。

私が住んでいるチェンナイはタミル語という言語が州の公用語ですが、タミル語と全く異なるヒンディー語を話すくらいなら、世界共通語である英語を話した方がメリットがあるということで、チェンナイの人々はヒンディー語よりも英語を好みます。

イギリスの植民地となっていた歴史的経緯もあり、インドでは税金の申請や行政手続も全て英語で対応してもらえますし、セミナーなどへ参加しても必ず英語で開催されています。少なくとも私の住んでいるチェンナイでは、「タミル語のセミナー」というのは聞いたことがありません。

タイやベトナムなどでも仕事で英語を使う機会はあると思いますが、現地人同士が英語で日常会話をするということはないのではないでしょうか。

フィリピンやシンガポールもそうですが、多言語話者が共生しているため英語が共通語となっている国では日常生活で英語を頻繁に使用するため、現地人の英語力が高い傾向にあります。

このように、インドにいると仕事だけでなく日常生活でも英語を使う機会が豊富にあります。

理由2:間違えることへの恐怖がなくなる

日本人が英語を話せないのは「完璧な英語を話さなければならない」という強迫観念があるからという説があります。実際には、語学力は「間違ってもいいからとにかく話してみて、通じなかったら調べる、訂正する」というプロセスを経て伸びていくものだと思います。従って、何はともあれまず話してみないことには始まらないと思うのですが、「間違った英語を話してはいけない」という観念が強いと、この一歩が踏み出せません。ところが、インドへ来るとこの「間違った英語を話すのが恥ずかしい」という感覚が吹き飛びます。

インドには英語がネイティブという人は基本的にいません(海外在住のインド人などは別ですが)。「インド人の英語」と言っても、上は英米のネイティブと全く変わらない流暢な英語を操る人から、下は簡単な単語を知っているだけという人まで千差万別で、様々なレベルの人がいます。そして、上述の通りインドには様々な言語が混在しているため、非ネイティブの人と会話をするのに慣れており、訛っている、間違っているからと言ってバカにされることはほぼありません。英語力が低くても、中身のある話をしていれば一生懸命聞いてくれます(但し話の中身は問われます)。

相手も非ネイティブですので、自分ではなくインド人の英語が間違っていることもあります。従って、「どっちが間違ってるか分からないんだから、当たって砕けろの精神で突っ込んでいって、通じなかったら直せばいい」くらいの気軽な気持ちになり、「間違ったら恥ずかしい」という意識はなくなります。

ところで、「度胸がつくのは分かったけど、そんな間違った環境で英語を習得して大丈夫なのか?」という疑問があるかと思います。その疑問については、この記事の最後の章をご参照ください。

理由3:英語を使わないと生きていけない

バンコクで生活している日本人に聞くと、生活で英語を使う機会は殆どないそうです。多くのお店で日本語が通じますし、日本人コミュニティを通じて様々な情報が手に入ります。日本語ができるタイ人もすくなくありません。

ところが、インドではそうはいきません。まず、役所の手続きや銀行の口座開設、家主との交渉などは全て英語でやらなければなりません。日本人向けの説明や日本語のサービスなどはありません。その点はマレーシアやシンガポールも同じかも知れませんが、インドの特徴はとにかくトラブルが多いこと。エアコンが故障しても修理の人が10時間遅刻してきたり、家に入ろうとしたら門の前で水道管の工事をしていて家に入れなかったり、タクシーが間違った方向へ行ったりと、インドでの生活は日々トラブルの連続です。

常に自分から強く主張していかなければ生き残れません。

下記の記事は、インドへ来て初めてインド人と戦った具体例です。こちらを読んで頂けば、英語で戦っていかなければいけないイメージが湧くのではないかと思います。

職種別 インド就職での英語使用頻度

「海外で就職する」というと、外国人と毎日バリバリ英語でやり取りをするイメージを持たれる方もいるのではないでしょうか?実際には、仕事での英語の使用頻度は職種や役割によって大きく異なります。イメージとギャップがあるかも知れませんので、業務での英語使用頻度については面接で確認する必要があります。インドでの仕事を通じてどのくらい英語を使うのかについて、実際にインドで生活して感じたことをお伝えします。なお以下の例は、インドに限らずアジア就職全般に当てはまるのではないかと思います。

営業職

特別な専門知識がない場合、アジアの現地採用で働く方の多くは営業として働きます。インドを含め、多くの国で営業職の求人が最も多いです就職先が日系企業であれ外資系企業であれ、顧客は通常日系企業です。なぜなら顧客の日系企業は、訛りのある日本語を話す外国人よりも日本人を営業担当として求めるからです。この場合、単に語学力だけでなく、日本人としてのビジネスマナーなども求められます。

顧客は日本人のため、社外とのやり取りは全て日本語になり、英語を使用するのは社内の事務担当者とのやり取りになります。中国やタイなどの場合には、日本語が流暢なローカルスタッフがかなり増えていますので、生活でも社内の事務スタッフとのやり取りでも全く英語を使わず

日系企業の日本人と日本語でやり取りするばかりで、たとえ海外に住んでいても日本国内で働いている感覚と変わらない。全く英語力が伸びない。

などという声も聞きます。一方、インドの場合には生活で嫌でも英語を使いますし、日本語が堪能なインド人スタッフが豊富に揃った会社というのは聞いたことがありません。従って、インドの場合には「全く英語を使う機会がない」という悩みは聞いたことがありません。

事務職・専門職(日系企業)

事務職というのは経理や総務などの管理部門、専門職というのはエンジニアやマーケッターといった職種を想定しています。事務職の場合、日系企業の海外子会社の経理担当または管理部門長といった役割になります。この場合、本社とのメールやテレビ会議では日本語を使うものの、日常的に接するのは現地スタッフとなるため、日系企業向けの営業職に比べて英語の使用頻度は多くなります。エンジニアの場合も同様で、日系企業のエンジニアの場合には本社と日本語でやり取りしつつ日常的には現地のエンジニアと英語でコミュニケーションを取ります。

マーケッターの場合、例えば日系企業のカップラーメンを現地で販売する戦略を練るということであれば、ローカルの人々にどんどん接触して現地の文化を理解しなければなりません。こういった仕事は最も現地の文化への理解が求められるかもしれません。

事務職・専門職(外資・現地企業)

外資系企業で、かつ日本人への営業もしないということは、日系企業の枠を離れて外国人に囲まれて専門的な仕事をするということです。日本人や日本語のメリットを全く活かすことができないため、正に「世界で通用するスキル」が必要とされています。そして、たとえ世界で通用するスキルがあったとしてもインドではほぼ就業不可能です。

何故なら、インドにおいて日本人の枠を超えて就業するということはインド人と対等な立場でインド人並の給与水準になるということを意味するからです。

インドでは日本の公認会計士試験と同じくらい難関のインド勅許会計士試験を突破した会計士が年収100万ルピー(約150万)で働いています。日本人は新卒であってもそれ以上の給与をもらえますが、なぜ企業が日本人に対してそこまで高い給与を払うかと言うと、日本語を話せて日本のビジネスを理解していることを重視しているからです。

日系企業はインドでビジネスを成功させたいと思っていても、現地のことが全く分からず、また英語の分かる人がいない企業も少なくありません。そんな日系企業にとって「インドにいてインド人と働いてくれる日本人」は非常に価値があり、インド人の大卒初任給の5倍以上の給与を払う価値が生まれます。しかし日本と関係のない仕事をする日本人に対して、13億人から選ばれた優秀なインド人エリートの数倍もの給与を払う価値を見出すのは難しいでしょう。インド人と同じ水準の給与であれば可能ですが、そんな給与水準に耐えられる日本人は少ないと思いますし、そもそもビザがおりません。

「世界のどこでも通用するスキルを活かして、日本人や日系企業の枠から離れて仕事がしたい」という場合には、シンガポールや欧米など、日本以上の給与水準の地域を目指しましょう。それ以外の国では、日本語や日本人としてのビジネススキルを活かさないと給与が大幅に下がってしまいます。

インド就職に必要な英語力

ここまで、インドに就職してから伸びる英語力について書いてきましたが、そもそも「英語力が低すぎてインドに就職できない」ということがあるのでしょうか?結論から言うと、インド就職にはある程度の英語力が必要です。私の場合は英検準1級、TOEIC800点程度でインドへ来ましたが、何とか付いていけるレベルです。

英語をバリバリ使っていく香港やシンガポールの場合には、就職の時点でTOEICが800点以上ないとお話にならないと聞いたことがあります。一方、タイ、ベトナムやインドネシアの場合にはローカルスタッフの英語力も高くないため600点くらいでも就職可能ですが、生活や仕事でインド・シンガポール程英語は使いません。

インドは、まだ国として人気がないことや、インド人自身が間違った英語を話していることもあり、TOEIC600以下でもインド就職している人はいますが、正直なところ英語力が低いままインドへ来てしまうとかなり苦労するのは間違いありませんです。なぜなら、最初から銀行口座開設や外国人登録手続などを全て自分でやらなければならないからです。

苦労するのは間違いありませんが、苦労した分だけ成果が出ます。インドの場合は英語が間違っているからバカにされるということは無いので、「伝わらなければ伝わるまで粘ってやる」という覚悟と根性があれば、多少の英語力の不足はカバーできるかと思います

  • 分からない時に分かるまで聞き返すマメさ
  • 伝わらなければ身振り手振りも交えて伝わるまで頑張る粘り強さ
  • 間違っているかどうかを気にせず話していく積極性

などが問われます。インドの場合、全く英語が話せないと難しいですが、TOEIC600〜700点くらいまで英語力を鍛えておけば、業務での英語使用経験がなくても(勉強した経験だけでも)門前払いされない求人が少なくありません

未経験でもチャンスが与えられる代わりに「大変な状況でも歯を食いしばって頑張っていく気力と根性があるか」という覚悟が必要です。大変な分、そこを乗り切ると短期間で英語力を伸ばすことができます。

上述の通りインド在住中に英語力は伸びていくので、インドで英語力を伸ばしてからシンガポールや香港へチャレンジするのもありかと思います。ただどうしても不安な方は、フィリピンのセブ島などで1〜3カ月ほど語学留学をして英語力を鍛えてから就職にチャレンジするのもありかと思います。

インドで英語を習得する場合の留意点

インド人は英語のネイティブではなく、それぞれ何かしら別の言語をネイティブとしています。「インド人」と一言で言っても、英語力は千差万別で、おかしな英語を話している人は山ほどいます。インドで英語を身につけてしまったら、変な英語が身についてしまうのではないか?という疑問をお持ちの方もいると思うので、そのことについて考えてみます。

インド人の英語力

まず、インド人の英語力がどのような状況なのかについて、私が約8ヶ月インドに住んで観察したことをご紹介します。

1. 街中のインド人

インドのインターネットやエアコンの工事業者、タクシードライバーなどは流暢な英語は話しません(とはいえ、日本や他の国の同じ職業の人々に比べたら遥かに話しますが・・・)。インドは英語ができるのは10人に1人と言われています。南インドでは英語のできない人でも最低限の英単語は知っていますので、インド式英単語の羅列でコミュニケーションを取ります。この英単語は発音も異なります。

日本語 英語 ローカルインド式発音
水曜日 Wednesday ウェドネスデイ
公園 Park パルク
砂糖 Sugar スガール

しかも(これはインド全体ではなく、チェンナイ限定ですが)タミル語の文法は日本語とほぼ同じらしいので、ドライバーに「水曜日に公園の門へ迎えに来てください」と言いたい場合は

“Could you please pick me up at the gate of the park on Wednesday ?”

ではなく

ウェドネスデイ、パルクゲート、ミー、ピックアップ、プリーズ

とカタカナ英語かつ日本語の語順で単語を羅列して伝えると

OK, sir

と、通じます。これは家のセキュリティとかリキシャードライバーなど、みんなそうです。本題からはズレますが、現地語が全く分からなくても英語だけで生活はできます(ローカルのコミュニティに入って溶け込んでいきたいなら別です)。

※最近知ったことですが、これは南インド限定の話のようでした。北インドへ行くと上記のようなコミュニケーションは全く成り立たず、ベトナムやインドネシアと同様に多少のローカル言語(ヒンディー語)が必要になるケースがあるようです。チェンナイでタミル語を学んでいる日本人は1人も知りませんが、北インドでヒンディー語を習得している日本人は結構います。

また、インドには変わったインド特有の英語があります。北インドのバラナシで「あなたの名前は何ですか?」という意味で

"What's your good name?"

と聞かれたことがあります。この"good"はヒンディー語の影響だそうです。個人的には"What's your name?"よりも"What's your good name?"の方が好きですけどね。こちらの動画では、インド特有の英語をネイティブに紹介していますが、全く伝わらないようです。

2. エリート層

日本人が仕事で関わるのは基本的にこの層になります。インド全体で大学を出ている人はほんの僅かなので、スーパーエリートです。この層の人たちは当然みんな英語を流暢に操りますが、それでも時々間違っていることがあります。

例えば、「ご承知おきください」を英語で言いたい場合

Please note that~

Please be advised (or informed) that~

というのが正しい英語らしいのですが、インドでは社内外問わず様々な人から

Please be noted that~

という間違ったメールが飛んできます。私は当初この"Please be noted that~"が正しい英語だと思って使っていました。

ところが、ある日オンラインで英作文の添削を受けると

そんな英語はない!

という指摘を受けました。そしてインターネットで調べると、確かにネイティブは使わない英語表現のようです。

間違ったインド英語を直す対策

正直なところインドの英語はどこに間違いが潜んでいるか分かりません。インド英語の間違いが気になる方は念のためオンライン英会話やオンライン英作文添削を活用された方が良いかも知れません。

私は、英作文については念のため「アイディー」というサービスを使ってオンライン添削を受けています。仕事で表現方法が分からなかった文章などを添削してもらっていますが、毎日添削を受けるとかなりの量になります。復習が大変ですが、丁寧に添削してもらえるのでかなりの力がつきます。講師は日本人とネイティブを選ぶことができ、インドからも全く問題なく利用できます。

166円からの英文添削・英語添削 [英作文ならアイディー]

NHK「おはよう日本」や「東洋経済」で紹介された英文添削で学ぶ英作文学習サービス&アプリ。世界中の英語専門家、ネイティブが時差を利用して24時間無料英語添削。英語日記や英語メール、英作文、ビジネス文章の英文添削・英語ライティング・英文ライティングにぜひご活用下さい。

また、オンラインでネイティブの英会話を24時間受けることができるサービスも多数展開されていますので、インド英語が不安な方は利用されても良いかも知れません。

逆に言うと、インターネットを駆使すればインド英語を修正する手段はいくらでもあるので、インド英語に対して不安になることはないと思います。

それよりもインドで英語を習得するメリットは遥かに大きいです。

インドで英語を習得するメリット
  • 欧米留学のように費用がかからない
  • シンガポール就職のように経験を問われない
  • 間違いを恐れずに会話をするメンタルが鍛えられる環境に身を置ける

インドで英語を習得するメリットは非常に大きく、一方で「訛っている」「間違っている」といったデメリットは自分で対策をすることができます。

全然英語のできない日本人に限って

インド英語なんて訛ってるからダメだ!

などと言います。そういう人には

あなたよりはインド人の方が英語できますのでご心配なく

と言ってあげましょう。

完璧な英語力を目指す必要があるか

インド英語には間違いが潜んでいるということで対策をご紹介しましたが、そもそも完璧な英語を目指す必要はあるのでしょうか?その答えは、どうして英語力を伸ばしたいのかという動機によって異なります。

アジアでビジネスができるレベルを目指したい場合

インド英語は訛りがあり所々訛っていますが、シンガポールやマレーシア、フィリピンの英語にもそれぞれ特徴があり、ネイティブからすると違和感はあるようです。インド人の英語力に問題があるからといって、「アジアで十分ビジネスができるレベル」を目指すのであれば全く問題ないと思います。

英語ができないことにコンプレックスがある場合

「欧米人と話すと気後れしてしまうから、完璧な英語を話せるようになりたい」という方もいるかも知れません。しかしその場合には、むしろインド人の「間違っていても欧米人を相手に堂々と主張するメンタルの強さ」を学んでも良いかも知れません。

先日、「英語ネイティブの人が変なインド英語に触れるときの感覚って、こういう感じなんだろうな」という感覚を体験しました。インドでタクシーに乗った時のことです。

ドライバー
Where are you from ?

I'm from Japan

ドライバー
日本の寿司はユメですね

寿司を食べるのが夢なのか、寿司を食べる夢を見たのか、何を言ってるのかよく分からないなぁ。聞いてみよう

どういう意味ですか?

ドライバー
日本人なのに寿司を知らないんですか?

いや、そういうことじゃないんだけど・・・

と言って何度も聞き直したところ、「日本の寿司は有名ですね」と言いたかったようです。

自信満々の態度に少しイラッとしたものの、自分の英語が通じないときにまだ恐縮してしまう自分にとっては、この堂々とした態度は見習うところもあると感じました。

訛ってるインド日本語を堂々と話すインド人と出会って「訛ってても(ちょっと大変だけど)コミュニケーションできるじゃん。それでバカにされたら、バカにする方の問題なんじゃないか」と改めて考えさせられました。

1つ参考になる動画をご紹介します。全て英語の動画ですが、インド人がインド英語について質問されます。それに対して

「私は私の英語が訛ってるとは思わない。適切な英語を話している」

「私の英語は理解してもらえるんだから、ネイティブがどう思おうと関係ない」

「アメリカ人の英語は下品だ。外国人は我々から英語を学ぶべきだ」

といった回答を、インド訛り全開の英語で自信満々に話します。この物怖じしない姿勢は、学ぶものがあるように感じました。

いま英語はグローバル化していて、アメリカやイギリスの英語だけでなく、シンガポール英語やインド英語など、世界各地で独自の英語が広まっています。21世紀後半にはインドの経済力がアメリカを凌ぐと言われていますが、将来はインド英語が世界で強い影響力を持つようになる可能性もあるのではないでしょうか?

本当に英語を極めるべき人とは

完璧な英語を目指すのは、本当に英語が好きで極めたい人だけで良いと思います。英語が心から好きなわけでもない人は、罪悪感や劣等感コンプレックスに刺激されて無理に英語を頑張る必要はないでしょう。それよりも、好きなことや楽しいことを追求した方が良いのではないでしょうか。

私は欧米人とビジネスで対等に渡り合えるようになりたいから、アジアのビジネスレベルではダメなんです。もっと英語を極めたいんです。

という方は、確かに更に英語力を上げる必要があると思います。但し1つ注意したいのが「どうして欧米人と対等にビジネスができるようになりたいのか?」ということです。

もし「アジアより欧米の方が優れているので、私は上に行きたい」という理由であれば、(それは個人の自由なので否定しませんが)英語の勉強は大変苦しいものになると思います。前項で言及した「コンプレックス克服のために英語を勉強している人」に似ています。

それに対して、もし「欧米の文化が好きで、本当に欧米に行きたい。欧米のことを考えるだけで気分が明るくなって楽しい」ということであれば英語の勉強がワクワクしたものになるはずです。

私は、英語は「ビジネスで使う機会が多いから」やっているのに対して、中国語は本当に好きで勉強しています。英語は「こんな表現も覚えなきゃいけないのか」という気分で勉強しますが、中国語は「こんな表現もあるのか!面白い」と感じてどんどん吸収します。

中国語より英語の方が時間をかけて頑張ってきた気がしますが、私は中国語の方が英語より自信を持って喋れます(但し、ビジネスでは使ったことがないので日常会話だけです)。

中国の歴史や文化そのものに興味があるので、中国語の勉強は本当に楽しいと感じます。「英語を極めたいけど苦しい」と感じる方は、まず「自分はどうして英語力を磨きたいのか」を考えてみてはいかがでしょうか。

嫌いな分野で頑張っていても苦しくなってしまうと思うので、むしろ自分の好きな分野を探して時間を投資することをが重要だと思います。

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