ムンバイ

インドへの駐在や転職が決まり、いざこれから引っ越しというとき、漏れなく手続きができるか不安ですよね。

私は1年ほど前に妻と一緒にインドへ移住しましたが、やるべきことは山ほどありました。

この記事では、インドの就労ビザが下りたあとインドへの移住までに必要なことをご紹介します。

この記事を読めば、インド駐在、インド就職の不安が無くなります。

なお、インドへ家族を帯同させるか単身赴任にするかで迷っている方は インド駐在・現地採用の家族(配偶者と子ども)の生活をご参照ください。

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日本で用意しておくべき必需品

日本で事前に用意しておくべきもの(インド渡航時に最低限必要な持ち物)をご紹介します。まずは一覧でご紹介し、後ほど1つずつご説明します。

日本で事前に用意しておくべきもの
  • パスポート
  • 国際キャッシュカード等
  • インドで使えるプリペイドSIMカード
  • SIMフリーの携帯電話
  • 証明写真(多めに)
  • 最終学歴の英文の卒業証明書
  • 変換プラグ

パスポート

パスポートが無ければ話になりませんし、パスポートを忘れる方はいないと思いますが、念のため記載します。

旅行であればアライバルビザもありますが、インドで生活するにはビザが必要なので、事前にビザを取得してください。

国際キャッシュカード・クレジットカード

生活が軌道に乗るまでにはある程度の資金が必要になりますが、全額を現金で持っていくのは盗難等のリスクがありますし、両替のレートも良くありません。

インドの都市部ではどこでもATMがあり、国際キャッシュカードやキャッシング機能付のクレジットカードでルピーを引き出すことができます。

そこで、海外のATMで日本の口座からお金を引き出すことのできるキャッシュカード等をご準備ください。

なおインド生活が軌道に乗るまでに必要となる金額についてはインド現地採用の収入と生活費をご参照ください。

現地採用の方向けですが、現地採用以外の方でも参考になる部分はあるかと思います。

インドで使えるプリペイドSIMカード

長期滞在者は旅行者のようにポケットWiFiをレンタルするわけにはいかないので、使い捨てのSIMを準備した方が良いです。

インドの街中にあるAirtelやVodafoneのショップで簡単にSIMカードを作成することは可能ですが、アクティベートと呼ばれる開通作業に12時間以上かかりますし、インド到着後2週間はとても忙しいです。

従って、最初の8日〜2週間分のSIMカードは日本で購入して持っていくのがオススメです。

SIMカードを事前に会社で準備してくれるのであれば心配はいりませんが、SIMカードがなければホテルを一歩出るとGoogleマップも使えない状況なので非常に危ないです。

証明写真(多めに)

インドでは役所の手続き、銀行口座開設の手続きなど、様々な場面で写真が必要になります。

インドでも証明写真を作成することは可能ですが、インドへ来てすぐに写真屋を探すだけでも一苦労なので日本で準備しておくのがオススメです。

取るべき写真の基準はe-frro(インド入国管理局)のホームページに記載がありますので、その基準に従って作成すれば大丈夫です。

銀行も役所も、全てこの写真で文句は言われたことはありません。

証明写真をWebからアップロードする場合もあるので、データでも取得しておくのがオススメです。

最終学歴の英文卒業証明書

インドへ到着したら2週間以内にFRROの手続きを行わなければならないのですが、一部の地域では最終学歴の英文卒業証明書が要求されています。

インドへ到着してから2週間以内に日本から英文卒業証明書を取り寄せるのは非常に大変なので、日本で予め取得しておいた方が望ましいです。

デリーやグルガオンでFRROの申請をすると要求されるそうですが、2019年10月現在チェンナイやバンガロールでは要求されていません(ムンバイは知りません)。

但しインドはクルクルと変わるので、デリー以外へお住まい予定の方も念のため取得しておいた方が無難です。

変換プラグ

インドの変換プラグはB3タイプが主流ですが、B、C、BFなどもあります。

インドへ来ると東南アジアや中東など海外へ気軽に旅行する機会も増えるので、念のため全世界対応のプラグを購入されることをオススメします。

インドの電圧は230Vなので日本とは電圧が異なりますが、スマートフォンやパソコンなどは100-240Vに対応しているのが一般的なので変圧器を使う機会はないかも知れません。

炊飯器など電圧の高い電気製品に対応した変圧器は何万円もするので、そんな変圧器を購入するくらいであれば220-240Vに対応した電気製品を購入した方が安いです。

日本で用意しておくと便利なもの

続いて、必須という訳ではないですが、日本で用意しておくと便利なものをご紹介します。

  • 目薬
  • N95対応マスク(特に北インドの場合)
  • 長靴(インドは水はけが極めて悪いので、すぐ大洪水になります)
  • 日本の調味料(醤油、みりんや麺つゆなど)
  • 水筒
  •  G対策用品
  • プライオリティパス

目薬

インドの薬局でも目薬を販売してはいるようなのですが、インド人が使用しているのを見たことがありません。

また、私が目薬を利用しているところを見たインド人から「何だそれは?!」と聞かれたことも何度かあるので、あまりメジャーではないかも知れません。

N95マスク

北インドの大気汚染は断トツの世界一なので、デリー・グルガオンに住むなら限りなく必需品に近いです。

PM2.5は粒子が細かいため、普通のマスクでは意味がありません。米国労働安全衛生研究所のN95という規格に準じたマスクを着用しなければ効果がありません。

N95対応マスクは高価なため毎日着用するのは難しいですが、少なくとも屋外を長時間散歩する場合には着用が必須です。

週に数回は屋外を散歩しないと運動不足になり、それはそれで健康に悪いと思いますので、ある程度マスクを準備していかれることをオススメします。

 

日本の調味料

醤油やみりんなどは、なかなかインドでは手に入りにくく、手に入ったとしても非常に高価です。

チェンナイではブルドック中農ソースが1本1100ルピー(約1700円)で売られていました。

私の住んでいるインドのチェンナイで入手できるものについては下記記事をご参照ください。

デリー、ムンバイやバンガロールはチェンナイよりも発展していますが、入手できるものはチェンナイとそこまで大きく変わらない印象です。

水筒

インドで売られている水筒は質が悪く、かといって日本のように自動販売機やコンビニで気軽にペットボトルや缶コーヒーを購入できるわけではありません。

街中至るところにある個人商店やスーパーで購入可能ではありますが、そもそも外を歩くだけで疲労困憊します

オフィスでは給仕の方が午前、午後に1回ずつお茶かコーヒーを無料で運んでくれる場合が多いですが、暑いインドではいつでも水分補給をできるよう、水筒に水を入れて持ち歩くことをおススメします。

多くのインドのオフィスではウォーターサーバーが用意されています。

G対策用品

インドの家は造りが悪く、駐在員向けの高級アパートと言えどもゴキブリが出ます。

私の家も頑丈で悪い作りではないのですが、出る頻度は日本の比ではなく、暑くなる3月頃になると1晩で3匹という悪夢のような日もありました。

デリー・グルガオンやバンガロールは内陸で乾燥しているため、ゴキブリと言っても1cm程度の小さいのしか出ないようです。

しかし私が住んでいるチェンナイは1年中暖かく、しかも海沿いで湿気があるため3cmを超える大きいゴキブリが大量発生します。

日本で隙間テープを購入し、扉という扉全てに隙間テープを貼ることをオススメします。

ゴキブリ対策には毒餌のホウ酸ダンゴが最も効果的なのですが、毒物の持ち込みは禁止されており、機内手荷物であれホウ酸ダンゴを持ち込むと空港で没収されてしまうことになっているのでご注意ください。

プライオリティパス

インドへ移住すると、駐在であれ現地採用であれ飛行機に乗る機会が確実に増えます。出張の有無は関係ありません。

しばらくインドにいるとウンザリしてくるので2〜3ヶ月に1回(駐在の人は月1〜2回)は旅行をして気分転換をしないと精神が持たないからです。インドでは国内線も国際線もLCCがたくさん飛んでおり、タイ、マレーシア、シンガポールなどは気軽に行くことができます。

そこでプライオリティパスというカードを持っていると、空港ラウンジを無料で利用することができます。

プライオリティパスは世界で1300以上(2019年10月時点です。どんどん増えてます)のラウンジを利用できるカードですが、インドでも多くの空港で利用できます。

デリーの空港には9つのラウンジがありますし、ムンバイ、コルカタ、チェンナイなどの主要な空港にはほぼプライオリティパスで利用できるラウンジがあります。

詳細は海外在住者必見!プライオリティパスを作成すべき3つの理由という記事をご覧ください。

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インド渡航前に日本でやるべきこと

インドへ持っていくべきものの準備の他に、日本でやるべきことをご紹介します。

予防接種を受ける

インドの場合は破傷風、A型肝炎、狂犬病、B型肝炎、日本脳炎、腸チフスなどの予防接種が推奨されています。

インドでは至るところに野良犬がいますし、食べ物の衛生状況も不安があると思うので、油断せずに予防接種は受けることを推奨します。

最新の情報は在インド日本大使館のホームページをご参照ください。それ以外の国についても、それぞれの国の日本大使館ホームページをご参照ください。

全国の予防接種機関は厚生労働省検疫所ホームページに掲載されています。こちらでお近くの予防接種機関を検索することができますので、ご参照ください。

日本の役所や金融機関で必要となる届出をする

日本の役所や金融機関等で渡航前に必要となる必要となる届出については海外就職者が移住前に日本で必要となる届出をご参照ください。

荷物の郵送と整理

駐在の方の場合は全て会社が費用を負担してやってくれるので読み飛ばして頂いて問題ないですが、現地採用や留学の方向けに荷物の郵送の整理についてご紹介します。

服や本などの荷物は郵便局からEMSで送る方が多いと思いますが、インドは理不尽に何でもかんでも関税を取られますので注意が必要です。

特に化粧品やシャンプー、サプリメントなどの場合は中身を開封される場合もあります。

意外と現地調達できるものは多いので、郵送できるものは最小限にすることをオススメします。

大切な服などはインドへ持ってくるとカビが生えてしまう場合もあるので、実家や友人の家などに置かせてもらった方が良いです。

現地採用や留学の場合、ベッドやテーブルなどの家財道具を郵送するのは現実的ではないので全て買取か処分します。

移住後の現地での手続き

インドへ移住後に必要となる手続きは大きく分けて4つあります。

  1. 携帯電話契約
  2. 家探し
  3. 外国人登録
  4. 銀行口座開設

    基本的には上記の順番通りに手続きをする必要があります。

    家探しをするには携帯電話があった方が良いですし、外国人登録には住所が必要になります。そして、外国人登録が完了しなければ銀行口座を開設することはできません。

    なお、一時滞在しているホテルの住所でもできるようですが、その場合には引っ越し後すぐに再度申請をしなければならないので、家をすぐに見つけてから外国人登録をする方がスムーズです。

    また、銀行口座の開設が完了するまでは

    • 給料は小切手でもらう
    • 家賃は現金をオーナーの家まで届ける
    • どうしてもカード決済が必要な場合には、為替手数料を取られつつ日本のクレジットカードで決済をする

    という、原始的な生活を送る必要があります。

    銀行口座を開設すると、デビットカード機能付のキャッシュカード小切手帳を受け取れます(外国人は基本、インドでクレジットカードは作れないようです)。

    インドへ入国してから銀行口座の開設まで、2~3ヶ月はかかることが多いです。

    上記手続きについて、それぞれ下記の記事をご参照ください。

    まとめ 備えあれば憂いなし

    インドの生活は日本とは比較にならないほどトラブルの連続で大変です。

    初めてインドに来られる方は特に不安だと思います。

    しかし、上記の流れに従って1つずつ手続きを進めていけば心配いりません。

    ぜひ楽しいインドライフを満喫してください。

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