インドで買える食料品・日用品と日本から持っていくべきものまとめ

インドへの引っ越しが決まったけど、インドでは何が買えるの?日本から持って行くべきものはある?

という疑問にお答えします。

私は2018年から2022年までインドのチェンナイで暮らしていたTATSUYAと申します。

2022年から中国に住んでいますが、その後もインドへ行くことはあり、インドの状況は理解しています。

インドでも基本的な生活には不自由しませんが、快適に過ごすには日本から買って行くべきものもあります。

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インドで買える食料品・日用品と日本から持っていくべきものまとめ

最初に結論からご紹介します。

インドで買えるもの

  • 野菜
  • 鶏肉

ヒンドゥー教、イスラム教の制約から豚肉・牛肉は少し入手が難しいのですが、野菜・鶏肉は買えます。

  • 欧米ブランドの商品
  • 中国製の電気製品

 

化粧品やシャンプーなど、欧米のハイブランドの商品はインドでも普通に売られています。

また電気製品、特にスマートフォンなどは中国製が人気で、電気屋へ行けば中国製の製品は買えます。

もちろんiPhoneやMACなどアップル製の製品も買えます。

インドで買えないもの

  • 豚肉
  • 牛肉

イスラム教徒は豚肉、ヒンドゥー教徒は牛肉と豚肉を食べません。

私はヒンドゥー教徒も豚肉は食べると思っていたのですが、現地へ行ったら誰も食べていませんでした。

イスラム教徒が経営する店へ行けば牛肉は手に入るので、豚肉よりは牛肉の方がまだ手に入ります。

  • 日本ブランドの製品

中国や東南アジアにはセブンイレブン、イオンやドン・キホーテがあり、日本製の製品が何でも手に入りますがインドでは難しいです。

インドが初めての海外生活だという方より、中国や東南アジアからインドへ引っ越した方の方が苦労しています。

タイ在住者

タイも途上国だけど快適に暮らせてるし、インドも問題ないでしょ

と思ったら大間違いです!

インドは中国や東南アジアとは異なり、どこの駅で降りてもセブンイレブンやサイゼリアがあるような世界ではありません。

さすがに最近ではインドにもセブンイレブン、ユニクロ、無印、ココイチなどが出店し始めましたがまだまだ少なく、インドでは日本のレトルト食品などは基本的に手に入らないと考えてください。

インドで手に入らないものをどうやって調達するか

ではインドで買えないものはどうすれば良いのでしょうか?

インドの日本食材店で買う

一応インドにも少ないながらも日本食材店があります。とても高いですが。

デリー:大和屋

チェンナイ:黒船、Osaka foods

バンコク・シンガポール・クアラルンプールへ買いに行く

バンコク・シンガポール・クアラルンプールへ行けば日本の物は何でもあります。

インドから東南アジアへは1泊2日で行けますので、リフレッシュも兼ねて週末に買い出しへ行くのがオススメです。

詳しくは以下の記事をご参照ください。

インド在住者がタイのバンコクへ買い出しに行く時に必要な情報まとめ

インド在住者がシンガポールへ買い出しに行く時に必要な情報まとめ

日本から買っていく

日本からの赴任時、一時帰国時に必要なものを日本で揃えましょう。

日本で買っていくべきものリストは、以下の記事をご参照ください。

【インド駐在予定者必見!】赴任前に買うべきインド生活の必需品

ここからはインドのモールやスーパーの様子をご紹介します。

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衣料品

フェニッスクモールH&M

ZARAやH&Mなどは出店しています。インド系のお店だと店員が"May I help you?"としつこく着いてきて、全く落ち着いて買い物ができないのですが、外資系のお店の雰囲気は日本と全く変わらず、落ち着いています。

値段も日本と同じか若干高いくらいなので、インド人からしたら非常に高級であるはずです。

家具

チェンナイホームセンター入口

ニトリと同じような家具屋が色々あります。写真は「Home Centre」というチェーンですが、他にも同じような家具チェーンがあります。

チェンナイホームセンター寝具売場

家具屋では日本と同じように食器類、ホウキ、チリトリやモップ等の清掃用具、寝具などを売っています。日本の家具屋と異なるのは、ガネーシャ像やブッダ像などの宗教関係の置物がたくさん売られていることです。

チェンナイホームセンター仏具売場

日本人がインドで住む家は大抵家具付きですが、家具なしの場合でも一通り必要なものは揃います。

食器・調理器具

食器類や調理器具類はほぼ問題なく手に入ります。AMMANAANAや大阪フーズというスーパーでは箸も手に入ります。IH鍋も売っていました(IHヒーターは電気屋で売っています)。

チェンナイホームセンター調理器具売場

ガラスや陶器については問題ないのですが、プラスチック製のものについてはあまり質が良くないため日本から買って行く人もいると聞きます。

また、魔法瓶については保温性が良くないため、私は日本で買ったものを使っています。ZOJIRUSHIの水筒を使っていると、何人かのインド人から「凄く質が良さそうな水筒ですね、いくらですか?」と5回くらい聞かれました。

チェンナイホームセンター食器売場

チェンナイ99ショップ入口

「99 SHOP」というお店があります。100円ショップのようなイメージですが、99ルピーのものだけでなく、「399ルピー」「599ルピー」など、10の位以下が「99」で終わるものが売られているお店です。

チェンナイ99ショップ文房具売場

チェンナイ99ショップ清掃用品売場

食器や文房具の他シャンプーや石鹸、清掃用具や子どものおもちゃなどを扱っています。

また、「メイソウ」という中国人が経営するお店もあります。「JAPANESE」と堂々と書かれているので、インド人は日系のお店と思っているようで、「あれは中国人がやってるよ」というとショックを受けていました。

メイソウ

家電

フェニッスクモールサムスン

テレビ、PC、ケータイ、洗濯機、冷蔵庫、トースター・・・など、一通り必要な家電は揃っています。

iPhoneやMacbookなども売られていますが、価格は日本の1.5倍以上するので日本で買った方がお得です。

炊飯器もPanasonic製のものが売られています。

フェニッスクモールリライアンス

なお、日本は電圧が100Vですがインドは230Vなので、日本の家電はインドでは使えません。

変圧器を使う場合、パソコンやスマホと異なり消費電力が極めて高いので、1500Wくらいまで適応できる変圧器を使わなければなりませんが、それは4万円近くします。

野菜・果物

野菜と果物は日本よりも圧倒的に安い価格で大抵のものが手に入ります!

チェンナイスーパー野菜売場

例えば、トマトは1kgあたり20ルピー(約30円)で売られています。これは、1kg単位で買わなければならないということではありません。100g分のトマトを購入したら、2ルピー(約3円)となります。

チェンナイスーパー果物売場

りんごなどはトマトよりは高く、1kgあたり240ルピー(約360円)となりますが、やはり日本よりは安いです。果物はりんご(フジがある)、オレンジ、いちご、ぶどう(日本と種類は異なる)、バナナ、スイカ、メロンなどが1年中売られています。

チェンナイスーパー根菜売場

時々、日本からの輸入品として柿が売られています。野菜は人参、キャベツ、白菜、ナス、トウモロコシ、トマト、ほうれん草、じゃがいも、玉ねぎ、もやし、大根、カイワレダイコン、カリフラワーなど、大抵のものはあります。

肉・魚

鶏肉と羊肉は比較的入手しやすいです。

チェンナイで売られている牛肉

一方、宗教的な理由から牛肉や豚肉はなかなか手に入りません。冷凍の豚肉・牛肉が売られていますが、輸入物のため日本のスーパーのような鮮度は期待できません。

なお「黒船」というお店に行くと、牛肉、豚肉の他に豆腐やコンニャクなど、日本の食材をかなり揃えることができます。

UBERやOLAのアプリで”KUROFUNE”と検索するとヒットします。

黒船外観

黒船は非常に小さなお店で、韓国食材店の品揃えには敵いませんが、他の店で手に入りにくい冷凍の豚肉、牛肉のほか豆腐、卵、そして惣菜に特化して販売しているため、チェンナイ在住の日本人にはとても重宝されています。

黒船で売られている冷凍肉

豆腐

豆腐については、どこのスーパーでも売られていますが固形のものは変な味がします。チューブ状のものは美味しいのですが、固形ではないため味噌汁の具にするには適していません。

黒船では、日本と全く同じ木綿豆腐と絹ごし豆腐が売られています。1丁160ルピー(約240円)と高めではありますが、とても貴重です。

黒船で売られている豆腐と卵

インドのスーパーでは、1パック6個入りの卵が約60ルピー(90円)で売られています。しかしインドの卵は熱湯に入れると泡立ってしまい、とても正直なところとても不味いです。生ではもちろん食べられません。

黒船で売られている卵の説明文

黒船では、日本と同じ製法で卵の生産をお願いしている農家から直送してもらっており、生卵でも食べられるというのが宣伝文句のようです(怖いので生では食べたことはありませんが)。

値段は1パック6個入りで180ルピー(約270円)と高いですが、インドのスーパーで売られている卵とは全然違うので価値があると思います。

惣菜

黒船ではこんにゃく、梅ぼし、油揚げ、のほか惣菜(肉まん、肉じゃがなど)などを売っています。黒船は看板に「JAPANESE CONVINIENCE STORE」と書かれていますが、チェンナイで日本の惣菜をそのまま食べられる形で販売しているのは黒船だけではないでしょうか。

黒船で売られている惣菜

インド現地の米は1kgあたり50ルピー(80円ほど)で売っています。これは炊いてもパラパラとしているので、チャーハンなどにする分には良いですが白米として食べるのはとても難しいです。

AMMANAANAで売られている日本米

日本米については、インドで育てている日本米を黒船などごく一部のお店で売っていますが、1kgあたり500ルピー(800円)と日本よりも高めです。また、日本米といえどもインドで育てているため日本のものほどは美味しくないですが、インディカ米に比べれば格段においしいです。

AMMANAANA外観

黒船の他に日本のお米が売られているのはAMMA NAANAという輸入食品が充実したスーパーマーケットです。「充実している」と言っても、申し訳程度に置いてあるだけなのでチェンナイに来た当初は「これしか置いてないのか!」とビックリしましたが、暫く住んでいると、このスーパーの有難さが分かってきました。

調味料

もちろん砂糖や塩はどこでも売っていますが、日本の調味料として醤油、ソース、みりんなども一応AMMA NAANAで売っています。但し、ブルドッグ中濃ソースが1本1100ルピー(約1700円)するなど、非常に高いです。黒船では調味料系は売っていません。

AMMANAANAで売られている日本の調味料

バーモンドカレーのルーなど一部の調味料を"Osaka Foods"というNUNGAMBAKKAMにある日本食材店で取り扱っていますが、種類は限定的で少ないです。

例えば、「黒船で豆腐を買ったから麻婆豆腐を作りたい」と思っても、麻婆豆腐の素は売っていません。それらは、日本から郵送をしてもらうか、タイまで買い出しに行きます。

飲み物

チェンナイではアルコールは殆ど手に入りません。飲食店でもアルコールを飲めるのはホテル付属のレストランなど一部に限られます。

以前あるスポーツバーへ行ったとき、爆音で音楽が流れる中大勢の若いインド人がワイワイ騒ぎながらクリケットを観戦していたのですが、飲み物を見たら水だった・・・ということがありました。

私はお酒が苦手なのでアルコールを売っていないのは大変助かります。

「フェニックスモール」というチェンナイ最大級のショッピングモールの地下にはアルコールを販売している店があります。

但しこれは保守的なヒンドゥー教徒の多いチェンナイ特有の事情で、グルガオンやバンガロールといったインドの他の都市ではもう少しお酒が手に入りやすいそうです。

チェンナイで売られている飲料類

ジュースについては、コーラ、スプライト、7UPなどはどこでも売られていますが、お茶のペットボトルなどは売られていません。基本的に水以外はみな糖分が多い甘い飲料と考えて頂いた方が良いです。

お菓子

チェンナイで売られているお菓子

オレオやプリングルスは多くのスーパーで見かけます。日本のお菓子については殆ど見かけませんが、Osaka Foodsでポッキーやプリッツ、かっぱえびせんは見かけました。

基本的には日本のお菓子は殆ど入手できません。日本にいるとコンビニで美味しいお菓子が並んでいてつい手が伸びてしまう人も多いかと思いますが、インドのお菓子には全く食指が動かない(と多くの日本人が言っている)のでダイエットや節約をしたい方にはインドはお勧めです。

日本で買っていくべきものリストは、以下の記事をご参照ください。

【インド駐在予定者必見!】赴任前に買うべきインド生活の必需品

 

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