チェンナイへ来る場合、多くの方はチェンナイ空港から入ると思います。チェンナイはデリー(+グルガオン)、ムンバイ、コルカタ、バンガロールと並ぶ5大都市の1つとされています。しかし、いわゆる「大都市」というイメージでチェンナイへ来ると、大変なことになります。チェンナイ空港はデリーやムンバイの空港とは全く勝手が異なるので、注意する必要があります。

アライバルビザ

インドでは滞在日数が60日を超えない日本人と韓国人に対してのみアライバルビザが認められています。対象となる空港はデリー、ムンバイ、コルカタ、バンガロール、ハイデラバードの他チェンナイ空港も含まれています。

アライバルビザが関係ない方は、この章は読み飛ばしてください。

アライバルビザでインドへ来る場合、日本人がアライバルビザでインドに来られるということを英文で説明した文書を準備した方が良いです。具体的には、こちらのページを印刷して持参しましょう。

インド国外のある空港のカウンターでインドのビザの提示を求められ、「アライバルビザだからビザはない」と説明しても「インドにアライバルビザ何てあるはずないだろう」と言われ、揉めたことがありました。

その時はこちらのページを見せて説得しましたが、始めから印刷しておいた方がスムーズです。というのも、旅行者がある国に入国できなかった場合、その旅行者を送り返す責任が航空会社にあるため、有効なビザを確認できない旅行者は飛行機に乗せてくれないためです。

VISA ON ARRIVAL

チェンナイ空港へ着くと、入国審査のカウンターの前の左側に上記の写真のような「Visa on Arrivals」と書かれた看板だけがありますが、人がいるのは見たことがありません。アライバルビザを申請したい場合には、奥の事務所から係員を捕まえてきて申請する必要があります。

また、インドのルールは突然変わることもあるため、出発日の直前に突然アライバルビザが停止されるという可能性もゼロとは言い切れません。

個人的には、面倒ではありますが可能であればe-Visaか通常の観光ビザを事前に取得してから入国されることをおススメします。

両替・ATM

国際線ターミナルの到着エリアには、空港内に両替所とATMがあります。

チェンナイ空港国際便到着ゲート両替屋

チェンナイ空港国際便到着ゲートATM

チェンナイ空港には受託手荷物を受け取るレーンが4つありますが、2番レーンの前に両替所とATMがあります。

チェンナイ空港国際便到着ゲート出口への通路

そして、手荷物レーンと税関検査を過ぎて出口へ向かう通路にももう1件両替所があります。空港を出てしまった場合にも、両替所もATMもあります。但し、かなり離れていて分かりづらいので空港内でルピーを手に入れる方がオススメです。

チェンナイ地下鉄空港駅両替屋

まず両替所ですが、1箇所目は空港を出て「メトロ」と書かれた案内に従ってメトロ駅へ向かうと、改札の前に両替所があります。ここでも両替ができますが、メトロの運行が終了する夜10時には閉まります。

なお、出発階にも両替所があり、こちらは深夜でも開いています。出発階への行き方は少し分かりにくいのでご説明します。

国際線到着出口

国際線の到着口を出ると上の写真のような光景の場所に出ますが、ここを右に曲がります。車道沿い(タクシーなどが並んでいると思います)をひたすら歩きます。

この車道を10分ほど歩くと、"LIFT TO DEPARTURE"と書かれた、出発ロビーへ行くエレベーターがあります。途中、何ヶ所も階段やエレベーターがありますが、出発階へは到着できないダミーなので無視してください。

チェンナイ空港 ダミーの階段

間違えてダミーの階段を上ってしまうと、5階くらい登らされた挙句に上の写真のような謎の行き止まりに当たります。インドは舐められません。

チェンナイ空港国際線エレベーター

一番奥の方に”LIFT TO DEPARTURE”と書かれたエレベーターがありますので、ここを登って出発階に行ってください。

国際線出発階両替所

出発エリアのへ入場するには航空券の提示が必要ですが、両替所は建物の外にありますので航空券の提示は不要です。

国際線ターミナルは出場してしまうとATMがありませんが、国内線ターミナルには到着口を出た外に2箇所ATMがあります。

国内線到着ロビーATM チェンナイ空港国内線到着ロビーATM

国内線ターミナルは、国際線到着出口を出てから左に曲がって車道沿いに15分ほど歩くと到着します。

万一、国内線ターミナル到着エリア外のATMが2つとも壊れていた場合、エレベーターで2階の国内線ターミナル出発階へ上がるともう1台ATMがあります。

市内への移動

ホテルのピックアップサービスを頼まない場合、市内への移動はメトロかプリペイドタクシーになります。

ホテルがメトロ駅から近い場合には、メトロで最寄り駅まで行き、そこから歩くという選択肢もあります。メトロは、自動券売機でトークンを購入する場合には現金のみですが、窓口のカウンターでは日本のクレジットカードでも購入することが可能です。

但し、「駅から近い」というのはかなり注意する必要があります。例えば「駅から300メートル」と書いてあると日本の感覚では非常に近い気がしますが、インドでは歩道の至る所に落とし穴があり、車道の路肩はバイクが逆走していますし、牛の糞や吠える犬に気をつけながら歩かなければなりません。従って、300メートル歩くというのはかなり大変です。

なお、チェンナイへの到着便は殆どが深夜なので、そもそもメトロは動いていない可能性があります。メトロは夜10時頃に営業が終了します。その場合にはプリペイドタクシー一択になります。デリーの空港では、深夜に空港を出てタクシーに乗ってしまうと変なところへ連れていかれて強盗に遭うという被害が頻発しているそうで、ネットで検索しても「日の出までは空港から絶対に出るな」と書かれているのをよく見かけます。

しかし、チェンナイの場合にはそのような被害は今のところ聞いたことがありません。地球の歩き方にも、南インドは北インドよりも治安が良く、詐欺や恐喝などの被害報告も圧倒的に少ないと書かれていますが、チェンナイ在住の日本人も深夜にチェンナイ空港へ到着した際にはプリペイドタクシーをよく利用しています。ただ、「絶対大丈夫です」という保証はできないので、心配な場合にはホテルのピックアップを頼んだ方が無難です。

チェンナイ空港国際便プリペイドタクシー

プリペイドタクシーのカウンターは、税関検査後に出口へ向かう通路の途中、両替屋の隣にあります。3軒ありますが、一番左が最も安いことが多いです。クレジットカードでの支払はできないため、このプリペイドタクシーを利用しようと思ったら空港内で両替するかATM現金引き出しをする必要があります。

プリペイドタクシーのカウンターで行先と名前(身分証の提示は求められないので適当な名前で良いと思います。そもそもなぜ名前を聞かれるのか分かりませんが)を告げます。行先の言い方ですが、例えば

ホテル名:The Raintree Hotel

住所:120, St Mary's Road, Alwarpet, Chenna

の場合、"Alwarpet, Raintree Hotel(アルワーペット、レインツリー)"と言えば大抵の場合は通じます。住所を見て、"Chennai"の次の階層の住所を伝えることがポイントです。"St Mary's Road"と言っても、細かすぎて伝わらない可能性があります。それでも伝わらなかったらGoogleマップを見せて「ここだよ!」とやる必要がありますが、このときにポケットWiFiがないとGoogleマップを表示できないので日本からポケットWiFiは持ってくる必要があります。

行先と名前を告げて現金を支払うと、領収書を受け取ります。それを持って空港を出ると、出て道を渡ったところに学校のような机と椅子があり、そこに座っている人に紙を見せると車へ案内されます。人がいなくても、紙をヒラヒラさせていると「プリペイドタクシー?」と聞かれるので、案内について行けば車へ乗れます。ここで変な人につかまって違う車に乗せられて変なところへ連れていかれたという話は聞いたことがありませんが、プリペイドタクシーは黒いボディに黄色い屋根なので、違う車だったら警戒した方が良いかも知れません。

いずれにしてもインドが初めての場合には何かと心労が大きいので、心配な場合にはホテルのピックアップサービスを頼むのがお勧めです。

SIMカード

デリーやムンバイの空港ではSIMカードを購入することができますが、チェンナイの空港ではSIMカードは販売していません。街中でSIMカードを購入する必要がありますが、GoogleMapなしに市内まで移動するのはリスクがあります。街中でSIMカードを購入する場合にも、アクティベートという謎の作業があり、SIMカードを購入してから使えるようになるまで12時間ほどかかります。タイのように、SIMカードを挿してその場で使えるわけではありません。そして、インドでSIMカードを購入するにはインド人の知人の名前が必要となります。

チェンナイへ来る場合には、通信手段は以下の方法があると思います。

  • 日本でポケットWiFiをレンタルして持参
  • 日本でインドのSIMカード(SIM 2Fly)を購入
  • デリーやムンバイでSIMカードを購入してチェンナイへ移動

SIMの購入については下記サイトをご参照ください。

【2019年度版】インドで簡単SIMカード購入!”vodafone”の購入方法からアクティベート方法まで徹底解説!

チェンナイ空港の出発エリアについては下記記事をご参照ください。

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