インドのチェンナイにある主な日本食レストラン12軒をご紹介します。
12軒の日本食レストランの他、日本人の口に合うと思われる中華料理、韓国料理のお店もご紹介します。
インド・チェンナイの日本食レストラン 12軒
まずは日本食レストランを12軒ご紹介します。
北海道 HOKKAIDO
TTK Road沿いにあります。
場所が分かりにくいですが、エレベーターを上がって3階にあります。
ここはいつ行っても日本人、韓国人、台湾人などで賑わっています。時々インド人も見かけます。
※但し、まだあまり知られてないのか、移転してから客数が激減しているように見えます。
ランチ営業では定食を食べられます。北海道の定食はご飯、味噌汁、小鉢2皿がついていて、食後にはスイカも出て来ます。あまり知られていないようですが、ご飯は無料でガーリックライスにチェンジできます(但し、少し時間がかかります)。
写真の上が白米、下がガーリックライスです。
メニューは鶏肉、魚、牛肉が中心です(何故か豚肉はありません)。個人的なオススメは「鳥の照り焼き定食」と「サーモン丼」がオススメです。
他にも、カレー、うな丼、鯖or秋刀魚の塩焼き、ホッケ焼き、唐揚げ定食、寿司、刺身など、何でもあります。
定食は、うな丼の1,200ルピー(約1,800円)が最も高いです。唐揚げ定食は500ルピー(800円)程度で食べられます。しかし、日本の「やよい軒」などで食べるよりちょっと高いですね。
夜には定食はないのですが、天ぷらや蕎麦など、タコの酢の物やお好み焼きなども注文できます。
1号店はTTK Roadへ移転してから各テーブルがカーテンで仕切られて個室感が高まり、スペースも広くなりました。
TTK Roadの1号店の他に、Sriperumbudurという場所に2号店があります。ここはチェンナイ市街からは非常に遠くて、チェンナイの市街地から車で1時間近くかかります。オラガダムという工業団地へ行く途中にあります。
近くにHYUNDAIの工場があることで非常に韓国人が多い地域のため、北海道の2号店では韓国料理も取り扱っています(こちらはいつ行っても閑古鳥です)。
2号店は市内から極めて遠いので、チェンナイ在住の日本人が「北海道」と言えば基本的には1号店のことを指します。
1号店 "Hokkaido Teynampet"
2号店 "Hokkaido Sriperumpudur"
あくまでも個人的な感想ですが北海道の定食は美味しいです。日本にあっても行きたいと思えるレベルです。
なお2018年12月31日に北海道では、「全品50%引き」という謎の大盤振舞いをやっていました。ひょっとしたら毎年年末にやっているのかも知れません。事前告知はなく会計の段階になって
というサプライズでした。
くふ楽 KUURAKU
ランチで最もオススメなのが北海道ですが、飲み会でオススメなのは居酒屋「くふ楽」です。個人的に最もオススメなのが焼き鳥です。北海道でも夜に焼き鳥は食べられるのですが、鶏モモですらパサパサしていて正直あまり美味しくないです。一方、くふ楽の焼き鳥はとてもジューシーで満足できます。
くふ楽はチェンナイだけでなくグルガオンやスリランカのコロンボにもあります。あまりにも焼き鳥が美味しいので「こんなに美味しいなら日本でもやっていけるんじゃないか?」と思ったら、銀座にも店舗を出しているようなチェーンで、元々日本から出て来たお店だったようでした。
いつも私が頼んでいるのは出し巻き玉子、豚しゃぶサラダ、焼きおにぎりや鳥白湯スープなどです。「くふ楽ラーメン」もオススメです。
場所はVadapananiという場所にあるGreen Hotelの地下にあります。この記事でご紹介するお店はくふ楽を除いて全て徒歩10分圏内にあり非常に近いのですが、くふ楽だけ唯一離れています。
くふ楽はホテルの地下にあり、GST(消費税)が5%ではなく18%になるのでご注意ください。
富士 FUJI JAPANESE RESTAURANT ※2020年12月現在休業中
富士はNandanamにあり、北海道から徒歩3分くらいの場所にあります(但し、チェンナイの徒歩3分は日本の徒歩30分くらいのエネルギーを消耗すると考えてください)。
富士が凄いのはしゃぶしゃぶを楽しめるところです。
1人2000ルピー+10%サービス料+税で90分食べ放題です。
しかし時間を誰も管理していないので、いつまでもダラダラと注文することができます。
肉(牛・豚・鳥)や野菜の他、ご飯やうどんなど鍋に必要な具材はほぼ出てきますし、唐揚げなどの揚げ物もあります。
しゃぶしゃぶ以外の一般メニューは北海道と同じような感じで、天丼、親子丼、カツ丼やうどん、ラーメン、カレー、寿司や刺身など一通りの日本食はあります。
ただ個人的には北海道の方が美味しいと感じていて、しゃぶしゃぶ以外で富士へ行く機会はないです。富士はメニューの料金に10%のサービス料が追加されるので注意して下さい。
秋平 AKI BAY at TVR
秋平は、日産の駐在員だった秋元さんという方(恐らくチェンナイの日本人コミュニティで一番有名な方です)が日産を退職して日本でラーメンの修行を積み、起業したラーメン屋です。
チェンナイに3店舗を展開していますが、うち2店舗(Phoenix Mall地下1階とVeracherry)はインド人向けの店舗となっており、日本人向けの店舗としては”AKI BAY at TVR”という店舗が最もおススメです。
秋平の日本人向け店舗はもともとSanthomeという別の場所にあったのですが、市の中心部から少し離れていたため、2019年3月に移転しました。
秋平自体は地下にありますが、1階はバーになっており、バーのメニュー(ビザなど)も注文することができます。移転前はいつ行っても客がおらず閑古鳥が鳴いていたのですが、移転後は常に客が集まっているので私も嬉しいです。
秋平はラーメン屋で餃子も美味しいですが、ラーメン以外のメニューもあります。個人的にはラーメンよりも一番おススメなのは500ルピーで食べられるお刺身です。
毎日日替わりで様々な魚が出てきます。聞いたことない名前の魚ばかりですが白身魚を中心に非常においしいです。
このお刺身はチェンナイのローカルフィッシュマーケットから調達したものです。
秋平でもランチ定食をやっています。ベジとノンベジがあり、500ルピーです。
これがノンベジです↑
北海道に比べてバリエーションは少ないものの、ランチ定食の美味しさで言ったら秋平は抜群です。
これがベジです↑
ノンベジの場合はカニ味噌汁がつきます。味噌汁はチェンナイの日本食レストランの中で抜群に美味しいと思います。
秋平は随時メニューのアップデートを行っており、地元の魚を使った海鮮丼など他の日本食レストランでは見たことのない攻めのメニューが多いです。刺身も行くたびに違うものを提供してもらえるので、毎回行くのが楽しみです。
なお、「秋平ではアルコールが飲めない」という噂が広まっているそうですが、秋平でもアルコールは飲めます。
SUSHI IN A BOX
北海道から徒歩30秒ほどのTeynampetにあります。
ちらし寿司がオススメです。店名は「寿司」となっていますが、寿司だけでなくラーメンやビビンバなど色々なメニューがあります。
北海道が近くにあり、正直なところ北海道の方が美味しいのでSUSHI IN A BOXは閑古鳥が鳴いているのかと思いきや、いつ行ってもインド人の客がいます。韓国人や台湾人は見たことがありますが、このお店で日本人は見たことがありません。
ひょっとしたら、インド人好みのお店なのかも知れません。壁紙が一面アニメの絵なので日本人としては落ち着かないことこの上ないのですが、派手好きなインド人の趣味には合うかも知れません。
チェンナイには日本人が900人ほど在住していますが、日本食レストランの数は少ないので、正直なところ同じ店に固まります。週末に北海道へ行くと、知り合いと顔を合わせます。
私は別に気になりませんが「日本食は食べたいが、プライベートな時間で日本人に会いたくない」という方にはSUSHI IN A BOXがオススメです!
ダリア(天竺牡丹) ※2019年7月再開
ダリアは山内直樹さんという方が30年近く前に開業した、(私が知っている範囲で)チェンナイで最も老舗の日本食レストランです。
山内さんは日本の食材が中々手に入りづらいインドで、現地の食材を使って本格的な日本料理を提供するというポリシーで30年近くお店を続けられてきたそうです。
山内さんの足跡については、下記インタビュー記事に詳しく書かれています。
Chennaiの老舗日本料理店・「天竺牡丹DAHLIA」の25年間に渡る足跡を奥様の Revathi Nagaswamiさんにお話を伺いました。
山内さんがご高齢のため、ダリアは2018年12月末に一旦閉店したのですが、お弟子さんの協力もあり2019年7月からリニューアルオープンしました。
ダリアの入口は分かりにくいですが、雑居ビルの1階の奥の方にあります。昼でもシャッターが閉まっている雑居ビルの中を歩いていきます。
少し値段は高めですが、本当に本格的な日本料理です。
ラーメンやかつ丼、そばやうどんの他、生姜焼き定食やハンバーグ定食など、一通りの日本食は揃っています。これをインドの食材で作っているというのですから驚きです。
また北海道のランチ定食は、日本でいうと「やよい軒」などのチェーン店の定食という感じがしますが、ダリアは個人食堂の手作り定食というイメージです。
ダリアは最も「昭和の日本」という雰囲気を感じます。日本が恋しくなった時にはダリアを訪れるのがオススメです。
歌舞伎(KABUKI)
2019年夏に新しくオープンした日本食レストランです。
ダリアから徒歩圏内、NUNGAMBAKKAMにあります。
入口は神社風、店内は歌舞伎の絵がたくさん書かれていて、和風の雰囲気を出そうとしています。
もともとはバーだったようで、バーの内装を和風に改装した雰囲気です。
まだ開店したばかりのためチェンナイ在住の日本人の間でも認知度が低く、いつ行ってもガラガラです。
インド人がやっているので大して美味しくないだろうと思っていましたが、豚しゃぶサラダは個人的には「くふ楽」より美味しかった印象です。
2019年10月現在ではまだまだ認知度が低いので、穴場ではないでしょうか。
銀座(GINZA)
2019年12月にオープンした日本食レストランです。
上述の通り9月に北海道1号店が移転しましたが、移転前の北海道の場所に新しくオープンしたレストランです。
北海道の内装はそのままで、黒を基調とした色遣いになりました。
ラーメンや丼ぶりが充実していました。冷やし中華もあります。ただ、ランチでも定食はないようでした。
すき焼きやしゃぶしゃぶのメニューもあります。
こちらは旭川ラーメンです。担々麺風ですが、あっさりしていてとても美味しかったです。
インド人が作ったのだと思いますが、麺ものびておらず食べやすかったです。
奥の方には鉄板コーナーもありました。メニューに鉄板メニューは見当たりませんでしたが、今後メニューが充実していくかも知れません。
まだオープンしたばかりであまり知られていないので、穴場かも知れません。
リーラパレス スペクトラ(Leela Palace Spectra)
という方にお勧めなのが、リーラパレスホテルの1階(Ground Floor)スペクトラホテルで毎週金曜日に開催されているシーフードビュッフェです。
金曜日のみなのでご注意ください。
アルコールなしの場合は2750ルピー(税別)、アルコール飲み放題の場合は3350ルピー(税別)です。
子ども料金は1375ルピー(税別)ですが、子どもの定義はわかりませんのでお店でお問い合わせください。
インドにしては結構な値段ですが、十分に価値があります。
リーラパレスビュッフェは日本食がメインではなく中華、洋食、インド料理がメインですが、日本食も一部だけあります。
お客はほぼ外国人で、特に日本人と韓国人をよく見かけます。
種類が豊富な握り寿司と巻き寿司です。
生サーモン、エビ、生牡蠣などもあります。生牡蠣はお腹を壊さないか心配かと思いますが、私はここの生牡蠣でお腹を壊したという噂は聞いたことがありません。
中華は、こちらの蒸し餃子がとてもお勧めです。エビ&鶏肉の餃子と、野菜餃子の2種類があります。
中華の炒め物、焼きそばや中華スープなども充実しています。
インドにしては珍しく、ポークのBBQもあります。
エビ、ビーフ、チキン、魚などのグリルコーナーもあります。注文してから焼いてくれるので、熱々のものを食べることができます。
パン、チーズやピザなどのコーナーもあります。パエリアもありました!
野菜や果物も非常に種類が豊富で、新鮮で美味しいです。
デザートもケーキ、アイスクリーム、プリン、ワッフルなど非常にバラエティ豊富で充実しています。
インドによくあるような極端に甘かったり水っぽかったりするケーキではなく、ちゃんとした美味しいケーキです。
上記でご紹介した以外にも様々な料理が用意されています。
写真を撮り忘れましたがインド料理もあるので、インド人と一緒に来ても楽しめます。
他都市へ飛行機代をかけて美味しいものを食べにいくことを考えたら安いものかも知れません。
焼肉(YAKINIKU)
焼肉は、Hyatt Regencyのファーストフロア(2階)にある日本食レストランで、値は張りますが、あまりお客さんがおらず静かで落ち着いて食事ができます。
日本人の方と日本食を食べながら落ち着いて話がしたいという場合にはオススメです。
写真は生姜焼き定食ですが、よく味が染み込んでいて肉も柔らかく、とても美味しいです。生姜焼き定食は税抜875ルピーでした。
店名は「焼肉」なので牛肉や豚肉の焼肉定食もあります。その他、西京味噌焼、照り焼きチキンなどの定食のほか天ぷら、寿司、そば、鉄板焼き、丼などがあります。
雅(MIYABI)
雅は、チェンナイ市内から40kmほど離れており、オラガダムという工場地区の近くにあります。上述の北海道の2号店にも近いですが、チェンナイ市内に在住・在勤の方は来る機会が少ないと思いますが、オラガダムへ出張などの際にはご利用ください。
オラガダムには日産を始め様々な日系企業がありますが、チェンナイ市内へ行くにはちょっと遠いので、ここに日本食レストランがあると助かるのではないかと思います。
雅は、奥の方に畳の座敷もあり、とても日本風です。以前は秋平にも畳がありましたが移転してからなくなってしまったので、いまチェンナイで畳があるのは雅だけではないでしょうか(ダリアにもあったかも知れません)。
店内にはテレビも設置されており、常時日本のテレビが流れています(テレビは秋平、ダリア、富士にもあります)。
メニューは定食、丼ものや麺類を始め、一通りの日本食があります。
私は中華丼を頼みましたが、ボリュームもあり味噌汁や漬物などもついて満足でした。
もしもし(MOSHIMOSHI)
もしもしレストランも、雅や北海道2号店と同じくオラガダムの近く(Sriperumbudur)にあります。雅とは極めて近いので、もしどちらかが閉店していたらもう一方へ行きましょう。
もしもしは入口が極めて分かりづらいので要注意です。ここまで分かりにくいレストランは、ひょっとすると30余年の人生で初めてかも知れません。
「来れるものなら来てみろ」と言わんばかりの場所にあります。ドライバーが「もしもし」のことを知らなければ確実に迷うのではないでしょうか。
「もしもし」は大通り沿いにはありません。大通り沿いにはリゾートホテルのようなものがあり、一見すると廃墟のようになっていますが、脇の小道を奥の方に進むと入口があります。
入口はこちらです。閉店しているように見えますが開業しており、入口の前にはセキュリティが立っていますので「もしもしレストランはどこか?」と聞きましょう。
車を降りたら、このような道をまっすぐ進みます。すると建物があるので、右へ回って中へ入ります。
「もしもし」は、このようなリゾートホテルの2階(1st floor)にあります。
こちらが「もしもし」の入口です。
店内はこのように広々としており、いつ行ってもあまり客はいない様子です。決してまずい訳ではなく、場所がちょっと不便な場所にあるからではないかと思います。
こちらも、丼もの、麺類、定食など一通りのものがあります。
こちらでも中華丼を頼みましたが、雅よりも量が多く、特につゆだくだったのが印象的でした。量が多すぎたので食べきれませんでした。
各レストランのオススメポイントまとめ
チェンナイの日本食レストランはどこも似たようなメニューを取り扱っているのですが、それぞれに特徴があります。私の勝手な独断と偏見でポイントをまとめます。
- ランチ定食、丼物なら北海道
- 焼き鳥・飲み会ならくふ楽
- しゃぶしゃぶなら富士
- ランチ定食・刺身なら秋平
- ちらし寿司・日本人と会いたくなければSUSHI IN A BOX
- 日本の「町の食堂」が懐かしくなったらダリア
- 穴場の日本食レストランを楽しみたければ歌舞伎、銀座
- 思いっきり贅沢をしたければリーラパレス
- 静かに落ち着いて食事をしたければ焼肉
- オラガダムの日本食レストランば雅、もしもし
チェンナイの韓国料理レストラン
チェンナイにはヒュンダイの工場があることもあり、韓国人の在住者は日本人よりも多いそうです。
但し多くはオラガダムという郊外の工業地域におり、市内ではあまり韓国人は見かけません。
NEW SEOUL HOTEL
TTK Road沿いにあり、客の大半は韓国人です。
サムギョップルなどが美味しく、韓国料理がメインですが、うどんなど日本食も多数取り扱っています。
うどんや丼ものなどがありますが、日本食だけ食べたいのであれば北海道やくふ楽へ行った方がいいです。ここは、韓国料理と一緒に日本食を食べられることがメリットです。
ジャンウォン(JANG WON)
ジャンウォンという韓国料理点があります。メインは焼肉です。
チェンナイ市内の焼肉店はここくらいしか聞いたことがありません。お店は2階にあります。
ハラミ、牛タン、カルビなど一通りの肉を楽しめます。
私は焼肉の気分ではなかったので、ただのチャーハンを頼みました。
店の入り口には"Korean & Japanese Restaurant"と書かれていましたが、日本食のメニューはありませんでした。
韓国料理店なので、無料の小皿が大量に出てきます。
冷麺やビビンバなど韓国料理は充実しているので、焼肉を食べずに韓国料理を楽しみたい場合にもオススメです。
チェンナイの中華料理レストラン
チェンナイに限らずインド各地で「Chinese」という看板をよく見かけるため、インドでも中華料理を楽しめるのではないかと錯覚しますが、殆どはインド流にアレンジされたインド中華です。
チェンナイで本格中華と呼べるようなお店は極めて少ないです。
文福莱(Wing Flying)
チェンナイで本当に本格的な中華料理を食べたければWingFlying(文福莱)一択です。
ここは中国人が経営するチェンナイで唯一の本格中華料理店で、メニューも漢字で書かれており、お酒も飲めます。
一歩足を踏み入れると、まるで中国へ来たかのような別世界です。場所はKodambakkam駅の近くです。
ホテルを兼ねているので、入ると右手にフロントがあり、そこで人数を告げるとテーブルへ案内されます。
元々は純粋なホテルだったようで、2階の部屋を(特に改装せず)レストランとして使っています。従って全て個室で、全ての部屋にトイレと洗面台がついています。
注文を取りに来るのはインド人ですが、メニューには写真がついており番号が振られているので、インド人には番号を伝えればオーダーできます。
チャーハン、餃子の他、宫保鸡丁や家乡豆腐脑など、インド風中華には(日本風中華にも)ないが本場の中華料理には欠かせないメニューが一通り揃っています。
値段もそこまで高級ではありません。300ルピーくらいでお腹いっぱいのチャーハンが食べられます。
しかし、中華というだけあって1皿の量がとても多いです。1人で行くと1品だけ食べてお腹いっぱいになってしまうので、5〜6人で行って取り分けることをオススメします。
食事の後にフロントで店主に話を聞きました。店主は江蘇省(上海の近く)出身で、一昨年頃にチェンナイへやって来たそうです。
中国人はアフリカでも中東でも世界中どこにでも住んでいますが、その中国人がインドに全くいないということはインドへの入国規制は非常に厳しく、開業するのはとても大変だったそうです。
インドに中国食材店は全く見かけないのでどうしているのかと聞いたところ、やはり調味料系は全て輸入に頼っているそうです。
そして、中国から観光や出張などでやって来た中国人に調味料を持って来てもらったりもするそうです。
この店のオーナーは様々な中国人とWeChat(中国版のLINE)で繋がっていて、人脈や情報が集まって来るそうです。
中国人にとってこの店は本当に貴重で、わざわざ隣のケララ州やカナルタカ州(場所によりますが500km近く離れています)から食べに来る人も珍しくないそうです。
中国語ができる方であれば、レジカウンターでオーナーとお話をすればチェンナイ在住の中国人コミュニティを紹介してもらうことも可能です。
China XO
先ほど紹介したビュッフェのスペクトラが入っているリーラパレスホテルの地下にあります。北京ダックを食べられますが、1匹Rs.4,500(約6,750円)と極めて高いです。
チェンナイの中華料理店ではお酒の飲めないお店が多いのですが、ここではお酒も飲めます。
Hu Tong
まずはHuTongというAlawarpetにある中華料理店です。「HuTong(胡同)」とは、北京を中心とした中国の北部地域にある伝統的な住宅の建築様式の名称です。
HuTongは、とても閑静な住宅街にあり、パッと見ただけではそれがレストランだとは分かりません。
中に入るとカフェのような内装になっており、足元を魚が泳いでします。XO炒飯や、MOMOという餃子のような点心(チベット料理)を食べられます。
チェンナイ中心部のAlwarpetエリアにあります。
ChapChey
Alwarpet の Raintree Hotel St.Mary Roadの地下にあります。
ChinaXOほどではありませんが、それなりに高級です。
ワンタンなど、さっぱり塩味系の料理が美味しかったですが、1皿の量が多くないのであっという間に値段が行ってしまうかも知れません。
日本食を楽しみにチェンナイへ
と言われますが、インドに長期滞在している方はぜひチェンナイへお越しください。
秋平へ行けば、グルガオンやバンガロールにはない地魚も味わえます。
ついでにぜひ観光もしていってください。
大して見るところはありませんが、チェンナイの見どころについてはインド・チェンナイへ行く前にチェックすべき見どころ9選をご参照ください。