東京出身の私が感じた関東と関西の違い3選

私は東京生まれ東京育ちで、高校までは他道府県出身の方と関わる機会が殆どありませんでしたが、大学に入ってから関西の人と関わる機会も増えました。

それでも東京へ住んでいる関西の方と関わっていただけでしたが、30代になって海外移住をし、東京に住んだことがない関西の方とも知り合うようになると、色々とカルチャーショックを受けることがありました。

もちろん日本と海外の違いから感じるカルチャーショックほどでもないものの、「意外と日本も広くて違うんだな」と感じました。

私自身が無意識のうちに、いかに東京中心の物の見方をしていたかも実感しました。

この記事では、関東と関西の違いについて価値観や街づくりの面から感じたことをご紹介します。

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建前重視の関東と本音重視の関西

関西の人は「関東の人はヨソヨソしくて、本音では何を考えているか分からない」と感じるようですが、逆に関東は関西に対して「初対面から距離感が近い」という印象を持つようです。

本音で話す大阪と本音を忖度させる京都

秘密のケンミンショーなどで、京都人は「腹黒い」と言ってネタにされます。例えば京都人が

京都人
ピアノ上手になりましたね

と言ったら、それは「ピアノの音がうるさい」が本音なのだそうです。大阪人は本音で話す文化なので、京都のように回りくどい言い方はせず「ピアノがうるさいわぁ」と本音を伝えるのだと紹介されていました。

ケンミンショーによると、大阪人は裏表がないので誉め言葉を額面通りに受け取っても良いが、京都人が褒める時には裏の意図を持っている可能性が高いので要注意のようです。

しかし東京の私からすると京都と大阪に共通するポイントがあり、それは相手の本音を重視しているという点です。

大阪人は本音をストレートに話すし、京都人とコミュニケーションを取る時は言葉の裏にある本音を読み取らなければなりません。いずれにしても、相手の本音が大切です。

本音よりも建前が大切な関東

これに対して東京では本音よりも建前が大切になります。

本音を打ち明けるのはかなり親しくなってからで、職場の付き合いや近所づきあい程度で本音は話しません。

先ほどのピアノの例でいうと、東京であればこのように言うのではないでしょうか?

東京人1
お子さんのピアノ、とても上手になりましたね!日々上達するピアノを聞けて嬉しいです。ただ、最近リモートワークが多くピアノの音が入ってしまうとちょっと困ってしまう場合があるので、もうちょっとだけ音を絞ってもらえたら助かるのですが・・・

褒めるところはキッチリ褒めて、そのうえでお願いいたいことは誤解がないように伝えます。

但し、この人が本当に「お子さんのピアノ上手になりましたね」と思っているかどうかは謎です。本音では

東京人1
毎日毎日、下手くそなピアノを大音量で聞かされて本当に迷惑なんだよね

と思っているかもしれません。そういう意味では、相手に本音を言わない点では東京も京都も共通です。

但し京都では言葉の裏を読んで相手の本音を察しなければならないのに対し、東京では相手の本音に踏み込んではいけません。

建前として褒めた上でピアノの音量を下げることを丁寧に要求されいるので、褒められた側は

東京人2
ありがとうございます!そう言って頂けると励みになります。了解しました。音量を下げるように気をつけますね!

と答えます。結果的に音量が下がれば良いので、相手の人が本当にピアノを上手だと思っているのか、それとも実は下手だと思っていてお世辞をいっているだけなのか、相手の本音なんてどうでも良いのです。

本音を打ち明けるのは家族や親友など、本当に親しい間柄だけです。

挨拶として褒める東京・挨拶として冗談を言う大阪

東京の人は初対面同士やビジネスの間柄であれば褒め合います。相手が本音で褒めているかどうかを探ってはいけません。

西日本の人から「初対面の関東人から息をするように褒められて、顔から火が出るほど恥ずかしかった」と聞いたことが何度かありますが、関東の人は挨拶代わりに褒めているだけなので大した意味はありません。なぜ関西人が恥ずかしがるのかも関東の人には理解できません。

関西人は、関東人から褒められた時に「何か裏の意図があるのではないか?」などと邪推する必要はなく、「ただの挨拶だ」と思えば大丈夫です。

逆に私は、初対面の大阪人同士が「実はうちの娘は橋の下で拾ってきた子なんですよ」みたいなキツい冗談を言い合っている状況に遭遇して固まってしまいましたが、後から「あれはただの挨拶だ」と聞いて納得しました。

首都圏には全国から色々な人が集まっていて地域社会の繋がりなども薄れているので、東京ではお互いの内面に踏み込まず適度な距離感を保つことが求められます。

このような価値観の違いがあるので、関東人は関西人を「初対面から距離感が近くて暑苦しい」と感じるし、関西人は関東人を「余所余所しくて冷たい」と感じるようです。

東京一極集中の関東と京阪神が対等な関西

東京の人は他道府県にケンカを売ったり見下したりすることはなく、ライバルの道府県などもありません。

しかし、他県からやって来た人から一方的に「東京は嫌い」などと言われてしまうので

東京人
東京都民はどの道府県のこともライバルだとは思っておらず、どの道府県も魅力があって素晴らしいと思っているだけなのに、なぜ東京が嫌われるんだろう。こちらとしては仲良くしたいのに、関西の人は一方的に東京をライバル視して、なんか怖いな。

と本気で不思議に思っています。関西人から

関西人
東京人のそういうところが嫌いなんだよ

と言われても、全く自覚がないので、どうしてそう言われてしまうのか東京の人には理解できません。なぜそうなってしまうのでしょうか。

関東では「東京が中心」が当たり前

首都圏の一都三県は東京・神奈川・埼玉・千葉ですが、東京が圧倒的に中心です。

神奈川については、都会の横浜の他に歴史のある鎌倉、湘南のビーチ、丹沢の山々、箱根の温泉など、海・山・歴史・都市・温泉が全て揃っており、埼玉や千葉に比べればオシャレで洗練されたイメージがあります。

では神奈川が東京に対抗するほどの勢力かというと、そうとは言えません。

関東は全てが東京の山手線(環状線)を中心にできていて、山手線の内側が都心、外側が郊外です。

東京を関西の都市に置き換えると

関東の土地勘がない関西の方にイメージを持って頂けるように、関西の都市に置き換えて東京を説明します。

まず山手線(環状線)は東京の城壁にあたり、山手線の内側は大阪の淀屋橋や本町あたりのような高層ビルが立ち並ぶ景色が続きます。山手線の内側にも家はありますが、ワンルームでも月10万円を超えるような価格帯で、所得の低い人は住めません。

山手線の周辺には梅田・難波と同レベルか一回り小さいくらいの超巨大な繁華街が7つくらい並びます(新宿、渋谷・原宿・表参道、池袋、品川、上野・浅草、銀座・新橋、秋葉原、東京・有楽町など)。

そして、山手線から同心円状に郊外へ行くに連れて段々と田舎になっていきますが、都心から30kmくらい離れた地点に大阪でいう天王寺クラスの都市があります(東京都の町田、立川・八王子、埼玉県の川越、所沢、大宮、千葉県の柏、千葉など)。

これらの都市は奈良や滋賀よりも都会ですが、京都の四条河原町や神戸の三ノ宮よりは小規模です。

都心から30km圏を過ぎると郊外の住宅地も終わり、少しずつ畑や田んぼが広がる風景になっていきます。

横浜だけは唯一の例外で、横浜駅とみなとみらいを合わせれば、神戸の三宮・元町より少し規模が大きいくらいの大規模な街を形成しています。

但し「東京と横浜」という比較はアンバランスです。横浜は、東京都心の駅の1つくらいの規模なので、新宿・渋谷・上野などと並列の立場に横浜があり、「横浜は、東京にある大都市の1つ」という感じです。

東京都心に梅田駅クラスの駅が密集していて、郊外へ行けば行くほど田舎になるので、関東の人は「東京が圧倒的な中心」という感覚で、それに異を唱える人はいません。

関東では無意識に東京中心の発想が染みついています。

例えば、何もつけずに「中央区」と言えば東京都中央区を指し、銀座・日本橋・築地など高級で伝統的な街というイメージがあります。

間違っても埼玉県民や千葉県民が「埼玉や千葉にも中央区はあるのに、なんで東京都中央区だけ特別扱いなんですか?」なんて言いません(東京の人は埼玉や千葉に中央区があることも知りません)。

東京なのですから特別扱いで当たり前です。

東日本では東京が全ての中心なのが当たり前で、東京に対抗する都市など存在しないので、関東にいると日本全体が「東京が中心で当たり前」との認識を共有していると錯覚してしまいます。

例えば「港区女子」という言葉があり、東京都港区と言えば表参道・六本木など金持ちが多いエリアのイメージがありますが、東京のメディアは「港区女子」という言葉を全国放送で発信します。

実際には名古屋や大阪にも港区はあるのですが、東京の人達はそんなことは頭の隅にもありません。

東京の人が名古屋や大阪にも港区があるという事実を知っても特に興味はなく、「へー。でも港区と言えば東京都港区でしょ?だって東京なんだから」という感覚が垣間見えます。

しかし東京の土地勘がない人からすれば港区がどんな場所かもわからないので、興ざめします。

東京に住んでいると、どの番組が全国ネットで、どの番組が関東甲信越ローカルなのかに興味を持つこともありません。

私は関西でも東京のローカルネタをテレビでバンバン流しているのを見て、そういうところが関西人の鼻につくのかなと感じました。

また秘密のケンミンショーでも東京が扱われることはほぼありません。「東京が日本の標準」であって、東京と各道府県の違いを楽しむという東京目線のコンテンツを全国配信して何とも思わないところに東京っぽさが表れています。

大阪だけが関西の中心ではない

私が初めて大阪へ行ったとき、東京と大阪の街の作りが似ているので、関西も関東と同じような感じなのだろうと早合点してしまいました。

すなわち、大阪環状線を境に都心と郊外が分けられており、大阪環状線の内側が圧倒的な都会で大手私鉄のターミナルも集まり、京都や神戸は大阪の衛星都市・ベッドタウンで、関西一帯の人達は大阪環状線の内側を大都会として憧れてるんだろう・・・というイメージです。

ところが、何度か関西へ足を運んで関西の人達と話をするうちに、東京と大阪は全く違うことが分かりました。

まず京都や神戸の人に言わせると、大阪は人が多くて都会だけどゴミゴミしてて下品で汚い、京都や神戸は落ち着いていて上品で洗練されているそうです。

大阪の方が都会は都会だけど、上品さでいうと京都や神戸の方が格上だという見解です。

従って、神戸の人から「横浜の人も、東京より横浜の方が上だと思っているんでしょう」と言われたことがあります。そういう横浜人もいるでしょうが、多数ではありません。

なぜだろう?と考えてみると、東京には表参道・南青山・代官山・銀座など、横浜にも負けないオシャレな街がそれなりにあるのですが、大阪には神戸元町に匹敵するほどの洗練されたオシャレな場所がなく、心斎橋でも少し負けているため、神戸の人は「上品さでは大阪に負けてない」と思うのではないでしょうか。京都の人も同じです。

大阪の人はもちろん大阪が関西の中で圧倒的な都会だと自負していますが、京都や神戸の人が大阪のことをやんわり上から見てくることも知っていて、「勝手に思ってればいい」と気にしていない様子です。

このように、東京の圧倒的優位に誰も異議を唱えない関東に対して、関西は京阪神の立場が対等で横並びという印象です。

なお京都の人は神戸の人よりも更に上を行っていて、大阪だけでなく東京に対しても「東京はには人がいっぱいいるが田舎者の集まりでガチャガチャしていて、都としての洗練された雅な美しさがない」という印象を持っているようです。

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「京都・奈良」で括る関東人と「京阪神」で括る関西人

全国的に京都・奈良はセットで「古都」として括られます。

京都と奈良を一緒に修学旅行で回る学校が多いことも影響しているかもしれません。

しかし、この「京都・奈良」という括り方に関西人は衝撃を受けるようです。なぜなら京都は都会で奈良は田舎だからです。

関東人にとって京都は観光地の一つ

毎年「都道府県魅力度ランキング」という調査が行われていますが、1~6位はほぼ固定です。

順位 都道府県名
北海道
京都府
沖縄県
東京都
大阪府
神奈川県

奈良が8位前後にあり、神戸のある兵庫県は奈良よりも下です。

これが何を意味しているかというと、都道府県魅力度ランキングは観光の魅力度ランキングであって、ビジネスなどの魅力度ランキングではないということです。就職の魅力度でいったら北海道や沖縄よりも大阪や名古屋、福岡が上になるはずです。

つまり、京都は北海道や沖縄と似たような観光地の1つであって、決して京都が都会であると認識されているわけではありません。

歴史の長さで言えば東京は京都の足元にも及ばず、伝統と格式において東京が負けていることは何も異論はありませんが、その観点で言うと奈良は京都よりも更に先輩です。

京都は応仁の乱で荒廃し、その後も火事や戦争で焼けたため、建物は古くても江戸時代で(それでも東京よりは圧倒的な歴史がありますが)、安土桃山以前の遺構はそこまで残っていません。

それに対して奈良は飛鳥・奈良時代から平安、鎌倉などの建築が豊富に残っており、江戸時代の民家に住んでいる人達もいます。

関東の人は京都に都会さは求めておらず、歴史に興味があって京都へ行くわけなので、「京都も歴史がある、奈良はもっと歴史がある」という感覚になります。従って、関東の人は奈良に対して良いイメージを持っています。

都会と言えば東京・大阪・名古屋であって、京都に対しては「歴史はあるけど、明治以降の京都は都会というよりただの地方都市でしょ」という感覚で、京都人が奈良に対して持っているのと似た感覚だと思います。

文化面にしても、茶道や懐石料理など伝統的な文化の中心は京都かも知れませんが、秋葉原のオタクカルチャーや渋谷・原宿の若者カルチャーなど、現代の日本文化の発信地は東京だと思っているため、京都はあくまでも「昔の古都」という位置づけです。

一方の奈良に関しては、関東の人は修学旅行以外で奈良へ行くことが殆どないので、奈良がどれくらい田舎なのか知りません。私は「大阪の隣にあるので、埼玉や千葉と同じくらいかな?」と思っていました。

しかし実際に奈良へ行くと、関東で言えば栃木の宇都宮と同じか、宇都宮より少し小さいくらいの規模で、驚きました。

書きたい放題書いていますが、関東の人は京都のことをそこまで都会と思っておらず、奈良のことをそこまで田舎と思っていないため、「京都・奈良」とセットで考えがちなのではないでしょうか。

但し、奈良には新幹線が通っておらず、ホテルも少ないため、東京から観光しづらく、京都よりも人気がありません。

関西人にとって京都は古都ではない

大阪を歩いていると京都のポスターを見かけるのですが、「日本に京都があって良かった」とか「美は京に極まる」など、ずいぶんなコピーが連なっています。

そもそも京都を英語で言うと、京=Capital、都=Cityという意味なので、京都とは「首都」という意味です。

京都(Capital City)の他にも都(City)はあって、例えば奈良は「南都」と呼ばれていました。

東京は「East Capital」という意味ですが、字面だけ読むと今でも日本の首都は京都で、東京は「京都の東にある仮の首都」という印象を受けます

実際に京都にはそのような意識の人達がいて、今でも天皇が京都へ帰ってくるのを待っているようです。確かに京都御所へ行くと、本当に天皇の住まいという雰囲気があり、武士の城であった江戸城に天皇が住んでいるのは違和感があります。

関西の人の感覚では、京都は奈良のように単に古い建物がある昔の街ではなく、今でも懐石料理や花街など日本の伝統文化を残していて、京都大学を始めとする大学も多数あり、京都アニメーションや京セラ、村田製作所など有名な企業も多数ある現役の都会です。

京都は景観規制で建物を高く建てられないため、東京や大阪のように高層ビルが乱立する光景ではなく、東京から行くと「地方都市だなぁ」と感じてしまうのは否めません。

しかし関西の人からすると「東京の人は表面的な街並みや建物でしか判断できず、京都の奥深さを理解していない」となります。

実は今でも京都は日本の首都だった

京都の方から

京都人
正式には京都も首都なんだが、日本全体が「なし崩し的」に東京だけが首都という”雰囲気”になってしまったんだよなぁ

という話を聞いたことがあります。私は日本の首都は東京だと思いこんで育ってきたので、京都の人がジョークを言っているのかと思いました。

しかし京都の人がとても真剣に話していたのでジョークとも思えず改めて調べたところ、確かに京都の人が言う通り日本の首都が東京だとは決まっておらず、京都も首都だという解釈は成立します

794年に桓武天皇が平安遷都の詔を発して首都が奈良の平城京から京都の平安京へ移りましたが、それ以降(福原京を除き?)正式な遷都は行われていません。

東京奠都(とうきょうてんと)は、明治維新のとき江戸が東京とされ、都として定められたこと。京都との東西両京としたうえで、慶応4年7月17日(1868年9月3日)に江戸が東京と改称され、同年9月に元号が明治に改められ、同年10月13日に天皇が東京に入り、明治2年(1869年)に政府が京都から東京に移された。

「遷都」というのは「都を移す」という意味ですが、「奠都」というのは「都を置く」という意味です。

都を置くだけなので、古い都(京都)も都のままです。東の都である東京に対して京都を西の都とし、「東西両京」という呼び方があったそうです。

長野県松本市にある旧開智学校という博物館へ行った時、明治時代の小学校の教科書が展示されていましたが、その教科書に記載されていた算数の問題に

「東西両京は約400Km離れている。時速40Kmの汽車では何時間かかるか」

といった問題がありました。(「東西両京」という単語以外はうる覚えなので、全然違う問題だったかもしれません・・・)

明治時代に作成された鉄道唱歌の東海道編にも

ここは桓武のみかどより 千有余年の都の地 今も雲井の空たかく あふぐ清涼紫宸殿

鉄道唱歌東海道編

という歌詞があり、京都が「(今も現役の)都の地」として歌われています。

これらの事例から、少なくとも戦前までは「京都も首都」という意識が日本全国で広く共有されていたのではないかと感じます。

京都以外の人はそんな経緯は忘れてしまい、令和現在では少なくとも東京近郊に住んでいる人で「京都も日本の首都だ」と考えている人は少ないと思います。しかし京都の人は東京奠都の経緯を忘れていません。

  • 京都御所こそが今でも天皇の本当の住まいで、東京の皇居は仮住まい
  • 京都は今でも日本の首都

という話を、京都の人から耳にタコができるほどかされきましたが、京都人の認識の方が正しいようです。

神戸を低く見る関東人と奈良を低く見る関西人

以前ケンミンショーで、東京の銀座で「三都物語の『三都』はどこを指すと思いますか?」とインタビューをしたら、多くの人が

東京人
大阪・京都・奈良じゃない?

と回答し、関西出身のタレントが全員ショックを受けていました。

私も高校までは関西の中心と言えば「京都・大阪・奈良」だと思っていましたが、実際の三都物語は京都・大阪・神戸です。

高校の頃まで、私が京都・大阪・奈良・神戸に対して漠然と抱いていたイメージは

大阪>京都=奈良>神戸

でした。ところが実際に関西の人と接すると、その認識は全くの誤りだということが分かりました。関西の方と接して感じた私の感覚は以下の通りです。

京都の感覚 京都>神戸>…>大阪>奈良
神戸の感覚 神戸=京都>大阪>奈良
大阪の感覚 大阪>神戸=京都>奈良
奈良の感覚 大阪=神戸=京都>奈良

※違っていたらご指摘ください。

いずれにしても、神戸の地位が高く、奈良の地位が低いということが非常に意外でした。

大学の時に何度か関西へ行き、奈良の交通が比較的不便な一方で、神戸は京都や大阪からのアクセスも非常に良く発展していることを知り、初めて事情を理解しました。

なぜこのような誤解が違いが生じるのかについて考えたところ、理由は2つあります。

  • 理由1:歴史の浅い東京にとって、京都と奈良は憧れ

歴史の面では東京は京都・奈良にはかないません。日本の歴史や文化という面では京都・奈良に憧れを抱いている人も多いと思います。

修学旅行などでは京都と奈良をセットで回ることが多く、「京都=奈良」というイメージが強いのではないかと思います。

  • 理由2:「東京>横浜=神戸」という感覚

大阪の人と話すと、大阪の人は神戸に対してオシャレなイメージを持っていると感じました。一方、前述の通り東京都民はそこまで横浜に興味がありません。

従って、東京都民は必然的に神戸に対しても横浜同様にそこまで興味がなく、奈良の方が神戸より格上という感覚になるのではないかと考えています。

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