チェンナイのアチャリヤ歯科全景

インドに来て5ヶ月経ち、そろそろ行かないとマズいと思っていました。しかし、インドの歯医者って大丈夫なんだろうか?と不安に思っていました。

海外在住日本人の歯医者事情

海外在住の人達の話を聞くと、日本に一時帰国したタイミングで歯医者へ行くという人も少なくありません。しかし、海外在住者の多くは住民票を抜いてしまうため(会社で健康保険に加入している駐在の人は別ですが)日本の健康保険に加入していません。従って、日本で歯医者へ行くと医療費が全額自己負担になり治療するだけで1万円近くもしてしまいます。

中には一時帰国したタイミングで1週間だけ住民票を日本にもどして、日本を出国する(滞在国へ戻る)時にまた住民票を抜き、滞在中の1週間だけ健康保険証をもらうというグレーなことをやる方もいるそうです。

健康保険は月末に対象となっている人が徴収対象となります。従って、例えば1月10日から1月20日まで日本に滞在して住民票を入れると健康保険料はかかりませんが、健康保険証は発行されます。つまり、いわばタダ乗りのような形で3割負担のメリットを享受できます。しかし住民票は本来居住する目的で入れるもののため、一時帰国のときだけ住民票を戻すと自治体によってはトラブルにもなるようです。健康保険の盲点を突いた形なので、あまり好ましいことではないでしょう。

インドの歯医者事情

日本への一時帰国のタイミングで歯医者に行くのもお金がかかるので、私は歯医者をどうするのか困りました。チェンナイも日本同様に歯医者は腐るほどあり、通勤途中で「DENTAL CLINIC」は20軒くらい見かけます。しかし、現地のインド人に聞いた話(なので本当かどうか知りませんが)では、ローカルのインド人が通う安い歯医者の中には僅か50ルピー(80円)で親知らずの抜歯をしてくれるところもあるそうです。看板を見ただけでは信用できるかどうか分からず、変なところに入ってしまったらトンデモナイことになりそうなので恐ろしくて入れません。

ネットの口コミで「良い歯医者」と書かれていても、インド人にとっての良い歯医者が日本人にとっても良いとは限りません。かと言って、歯医者に行かないのも不安です。

そこで私はチェンナイ在住の日本人の方のブログを読み漁り良さそうな歯医者を探しました。すると、「アチャリー歯科」という歯医者へ多くの日本人が通っていることが分かりました。アメリカンスクールの保護者の間でも人気なのだそうです。

チェンナイのアチャリヤ歯科看板

インドは貧富の差が激しいため安い医者を探すと底なしに安いところがある(その代わり当然のことながら腕は信用できない)のですが、逆にトップレベルの医師は英語ができるぶん欧米への留学経験などもあり、英語の論文も自在に読みこなすので世界最先端の医療水準があるのだそうです。

アチャリヤ歯科の予約

アチャリア歯科のホームページからネットで予約が取れます。予約をすると翌日予約確認の電話がかかってきて「具体的な痛みがあるのか、ただの検査とクリーニングか?」と聞かれます。私は検査とクリーニングだと伝えると、「その日はクリーニングまでする暇がないので、初回は検査だけでお願いします」ということでした。検査だけの場合、料金は500ルピー(800円)だそうです。全額自己負担であることを考えると、やはり日本よりは安いですね。

治療のためにパスポートのような身分証が必要なのか確認したところ、身分証は何も必要なくお金だけ持っていけば良いそうです。

チェンナイのアチャリヤ歯科入口

事前検診とコンサルテーション

予約当日、検診とコンサルテーションのため歯医者へやって来ました。入口はとても綺麗で、日本の町の歯医者よりもとても立派でした。待合室には大勢の患者が待っていましたが、ほぼ外国人で、インド人の患者は明らかに富裕層〜中間層でも上位の方の方たちのようでした。まずは待合室で問診票に必要事項を記入しましたが、分からない英語だらけでかなり困りました。なんだかんだ仕事で使う英語の範囲は限られるため、「歯周病」「虫歯」などの単語を英語でなんというのかは知りません。

チェンナイのアチャリヤ歯科問診票表

チェンナイのアチャリヤ歯科問診票裏

問診票を提出して5分ほど待ってから名前を呼ばれました。診察室は10部屋ほどありましたが、そのうちの1部屋に通され、簡単な診察がありました。診察室には歯科医師らしき人と助手2名(いずれも女性)がいました。上下全部の歯を3分くらいで一通り見る感じでした。

その後、「日本で歯のレントゲン検査はしたことがありますか?結果は覚えていますか?もし覚えていない場合は、これからレントゲン検査をしても大丈夫ですか?」と質問されました。せっかくなのでレントゲン撮影もお願いすると、受付で待つように言われました。

チェンナイのアチャリヤ歯科内観

また5分ほど待って呼ばれると、「1300ルピー(約2000円)払ってください。」といわれました。昨日電話で500ルピーと言われた旨を伝えると、レントゲンがある場合は1300ルピーなのだそうです。1300ルピーをい払うと上の階に通され、生年月日を聞かれ(問診票にも生年月日は記入するのですが)、レントゲンの撮影をしました。

チェンナイのアチャリヤ歯科診察室入口

レントゲンや診察に使う機械は日本と同じくらい新しそうで、見るからに輸入物で高価そうな感じでした。日本よりも安い治療費で採算が取れるのか少し不思議ですが、清潔で説明も分かりやすく対応も良く、待ち時間も短くて、さすが評判の病院なだけのことはあると感じました。

レントゲンを撮ると再度5分ほど待ち、検査結果を聞きました。確認すると、全体的に問題ないものの1つの歯だけ少し虫歯気味なのでちょっとした治療が必要ということでした。あとは全体的なクリーニングをするそうです。

チェンナイのアチャリヤ歯科通路

渡された紙には「この検査結果は1年間有効です」という趣旨のことが記載されていましたが、私は翌週の予約を取りました。支払にはカードも使えます。

治療

翌週訪問し、治療を受けました。担当してくれたのは検診と同じ先生でした。

最初に虫歯の治療をしましたが、一部削って詰め物をしました。その後、日本と同じように上下の歯全てをクリーニングしてくれました。歯磨きだけでなく歯間ブラシとフロスを使って日頃から歯を手入れするように言われました。

日本でよくある「3ヶ月後に定期検診のハガキを送ります」といったこともなく、非常にアッサリしていました。

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