インド在住者の皆さん、インドでは日本の物が入手できず過酷ですよね?
私は1年ほどインドに在住していますが、バンコクが近くにあって大変助かっています(私の住んでいるチェンナイからバンコクへは、直行便で約3時間半です)。
なぜなら、上の写真のような「日本を感じられる場所」がバンコクには山ほどあるからです。
この記事では、初めてバンコクへ買い出しに行く方に向けて、買い出し旅行に必要な情報をご紹介します。
結論としては、電車(BTS)でプロンポンという駅へ行けば基本的に必要な用事は全て完了します。
この記事を読むと、バンコクでの時間を効率的に使うことができます。
Contents
買い出し旅行の事前準備
実際へ旅行へ行く前の事前準備についてご紹介します。
ホテルの予約
初めて行く場所は、どこのエリアにホテルを予約すべきか迷いますよね?初めての方であれば、プロンポン駅の周辺にホテルを取れば無難です。
周辺は日本人街のため日本のものが何でも揃っていますし、プロンポンエリアで必要な用事は一通り済ませることができます。
もちろん、色々調べてみて他に気になったエリアがあればそこでも構いませんが、特に希望がなく調べるのが面倒ということであればプロンポンエリアにホテルを予約すれば間違いありません。
プロンポン周辺ホテルの予約はこちらのページから行えます。
海外旅行保険の予約
日本のクレジットカードに付帯されている海外旅行保険は、日本の出国から30日以内が期限とされていることが多いのではないでしょうか?
インド国内で病院へ行くのであれば会社で加入している医療保険でカバーされるかと思いますが、インド在住者がバンコクへ行く場合には保険が適用されるのか確認が必要です。
たった2〜3日の旅行でも、どこでハチに刺されたり犬に噛まれたりして病院のお世話になるかは分かりませんので、私は海外旅行保険に加入するようにしています。
私が加入しているのはグローブパートナーというドイツの保険会社の保険ですが、全て日本語で手続きが完了しますし、ジャパンデスクもあります。
公式ホームページ:https://www.acs-ami.com/jp/globe-jp.php
スワンナプーム国際空港でのSIMと現金
どこの国への旅行でもそうですが、まずは少額の現金とSIMカードの確保が必要です。
タイバーツの確保
スワンナプーム国際空港へ到着したら、まずはATMでの現金引き出しを行う必要があります。
ATMは税関を抜けたところに多数ありますので心配は必要ありません。
ATMではインドの銀行で発行されたデビットカードでもそのままタイバーツを引き出すことができます。
バンコクではカードを使える場所が多いですが、そうは言っても現金しか受け付けない場所も多数あるので、念のため現金を確保しておいた方が安全です。
とはいえATMは街中の至る所にありますのでそこまで高額の引き出しは不要で、念のため3000バーツも引き出しておけば十分ではないかと思います。
SIMカードの確保
SIMの販売ショップも、空港の構内に多数ありますので心配いりません。
インドのようにSIMのアクティベートに12時間かかるということもなく、その場ですぐ通信を始めることができます。
ショップの人に携帯を渡すと、その場でSIMカードを入れ替えてもらえます(インドへ帰国したら自分でSIMカードを入れ替えてインドのSIMへ戻す必要があります)。
SIMの値段は最も安いものでTHB299(約900円〜)です。
スワンナプーム国際空港の仮眠施設
深夜便を利用して真夜中にバンコクへ到着する方のために、スワンナプーム国際空港で朝まで仮眠できる場所をご紹介します。
スワンナプーム国際空港は、到着後に利用できるプライオリティパスラウンジがありませんので、私は"Boxtel@Suvarnabhumi Airport"という仮眠施設に宿泊します。
場所は、空港の地下1階へ降り、地下鉄の改札を過ぎて右折し、通路(地下鉄の改札の左側にある通路)を直進して、両替所などを通り過ぎて一番奥まで行った場所にあります。
1人ずつのブースに分かれており、ブースは28ありました。ネットで調べた情報では「12から20に増えた」と書かれているので、徐々に増えているのかも知れません。宿泊するとペットボトルがもらえます。
値段は4時間でTHB 1,250、6時間でTHB 1,550、8時間でTHB 2,450と、決して安くはありませんが、空港直結という立地の良さからコストパフォーマンスは良いのではないかと思います。
空港の中心から離れているため非常に静かですが、6時くらいからアナウンスが始まり8時にはタイの国歌(?)のような歌が流れるため、うるさくて何度か目が覚めます。しかし、椅子で横になるよりは疲れないのではないかと思います。
予約せず飛び込みの場合、最低利用時間は2時間で、以降1時間単位で延長ができます。
しかし満室の場合が多いので、できればExpediaのサイトから予約するのがオススメです。
オンラインで予約する場合は4時間or6時間or8時間単位での予約となり、午前0時~4時、4時~8時といった単位で予約をします。
例えば4月1日の4:00~8:00まで使いたい場合には、Expediaなどで予約するとシステムの仕様上
チェックイン 4月1日
チェックアウト 4月2日
と表示されますが、これで大丈夫です(チェックイン日が基準なので、チェックアウト日は無視してください)。
チェンナイからのIndia Goは午前1時頃に空港へ着きますが、予約が午前4時からの場合、空きベッドがあれば追加料金を払って前倒しでチェックインをすることができます。
参考URL:Boxtel@Suvarnabhumi Airport予約ページ
市内への移動
空港からは電車で市内へ移動することができます。こちらの路線図を参考に移動してください。
東京の鉄道にはJR、私鉄、東京メトロ、都営地下鉄など様々な種類があり料金体系が異なって複雑ですが、バンコクも同様にBTS、MRT、ARLの3種類の路線があり複雑です。
スワンナプーム国際空港からはARLで終点のパヤタイ(Phaya Thai)駅まで行き、BTSへ乗り換えてKheha(ケーハ)方面へ向かうとプロンポン(Phrom Phong)に到着します。
バンコク市内ですべきこと
ここからは、インド在住者がバンコクへの買い出し旅行でやるべきオススメのことをご紹介します。
食料の買い出し
日本在住者がバンコクで買うものとしては
- 肉(特に牛肉と豚肉)
- 日本の調味料(醤油、みりん、味の素など)
- お菓子
などが挙げられます。
インドで入手できる食材についてはインド・チェンナイで入手できる食材という記事でご紹介していますが、肉や調味料などは入手しにくいのが正直なところです。
「買い出し」という単語をググると「第二次大戦中や戦後の食糧不足の時代に、都会に住む者が食糧を買い求めるために農村に出かけたこと」などとヒットしますので、インドの生活環境の厳しさを改めて実感します。
プロンポン周辺で日本食材の買い出しを行えるのはフジースーパーです。
フジスーパーは1号店から4号店まであるそうですが、1号店がプロンポンの駅から徒歩5分程度の場所にあり便利です。
見て頂くと分かる通り、日本のスーパーと何も変わりません。
調味料、レトルト、インスタントなどを始め、日本の物はほぼ全て何でも揃っています。バンコク在住の日本人が買い物袋を持って買い物している中で、店の前でスーツケースを開けて荷造りをしているのがインド在住の日本人です。
インド在住者はバンコクで約半年分の肉類を購入する人が少なくありません。フジスーパー側もそのことを理解しているので、インドまで持ち帰れるだけの保冷剤をつけてくれます。
インドの家には大抵この写真のような業務用冷凍庫があると思いますので、買ってきた半年分の肉を冷凍保存し、なくなったらまたバンコクへ買い出しに行きます。
チェンナイ日本人会のホームページにも買い出しの情報が詳細に書かれていますので、買い出しに行かれるインド在住者の方はご参照ください。
日本食を食べる
バンコクは大戸屋、すき家、叙々苑などを始め、ありとあらゆる種類の日本食が揃っています。ラーメンだけでも、ありとあらゆる種類のラーメンが揃っています。
写真の通り、わざわざGoogle Mapで検索して探さなくても街中を普通に歩いているだけで日本食レストランを多数見かけます(写真はプロンポンではなくシーロムという別のエリアです)。
インド在住者の多くは美味しい日本食に飢えていると思うので、この機会に日本食を食べることをオススメします。
私も、バンコクへ行った時は日本食を食べるのに忙しくローカルフードを食べる気になりません。
こちらもバンコクのプロンポンにあるレストランですが、日本語の表記しかなくタイ人には入りづらそうですよね?こういうお店がたくさんあります。
家族でインドからバンコクへ買い出し旅行へ来て、どこへ行くべきか迷ってしまったら、プロンポン駅前のエンポリアムというショッピングモールにある富士レストランというレストランがオススメです。
デパートのお好み食堂のような形で様々な種類の日本食が楽しめます。なお、デリーのコンノートプレイスやチェンナイにある富士レストランとは関係がないようです・・・
マッサージを受ける
私が住んでいるインドのチェンナイでタイマッサージを受けると何故か日本と同じか日本より高額なのですが、バンコクでは激安でマッサージを受けることができます。
バンコクへ来たら、どこを歩いてもマッサージ屋がありますが、やはり当たり外れがあるので心配ですよね。
私はワットポー・マッサージスクール スクムビット校・直営店39というプロンポンにあるマッサージへ行っています。
ここは日本人向けのマッサージ屋で、いつも大勢の日本人で賑わっています。内部には日本の芸能人が訪問したことを示す色紙も大量に飾られており、有名であることが伺えます。
写真のように、カタカナ-タイ語でマッサージ師さんとコミュニケーションを取るための紙を渡されます。
2時間THB610で、最高のマッサージを受けられます。そして、4階建で部屋数もマッサージ師も多いため、混雑していてもそこまで待たされません。
正直なところ、個人的にはここがバンコク最大の楽しみです。
まとめ
バンコクはインド在住者のオアシスと化しており、長期休暇の時にバンコクへ行くと、インド在住の日本人と顔を合わせることも少なくありません。
気を遣いたくない方は長期休暇を避けて通常の週末に1泊2日で訪問することをオススメします。
私が住んでいるチェンナイの場合、バンコクへは直行便で約3時間半、安いときであれば往復3万円ほどで行けるため、週末だけでもとても行きやすいです。
ぜひ、インドで溜まったストレスをバンコクで発散してください。