axinさんはTwitterとブログで上海の情報を発信しています。
特に上海の町歩き情報を発信するハッシュタグ#上海ほじくりは、中国ファン必見です。
陽気がいいので最近の通勤は徒歩か自転車、なのでついでにほじくれる。高島屋がある辺りはかつて富裕層がこぞって別荘を建てた場所。旧租界地に豪邸を構え、更に別荘を建て週末を過ごした。写真1,2枚目は宋家の三姉妹の弟、宋子文の別荘。虹橋路の道沿いにはまだ当時の邸宅が残る #上海ほじくり pic.twitter.com/O43TpueHOk
— axin@上海 (@axin_sh) April 30, 2020
axinさんのブログ→老同士は中国人
記事中の※はaxinさんのコメントではなく、ブログ管理人による補足事項です。
この記事では全て1中国元=15円として計算します。
Contents
axinさんの上海での生活費まとめ
axinさんの1ヶ月の生活費はおおよそ以下の通りです。
項目 | 人民元 | 日本円 |
食費 | 2,500 | 37,500 |
家賃 | 13,000 | 195,000 |
電気代 | 80~500※ | 1,200~7,500 |
水道代 | 100 | 1,500 |
ガス代 | 180 | 2,700 |
携帯電話 | 70 | 1,050 |
ネット | 200 | 3,000 |
メイド | 2,310 | 34,650 |
浄水器 | 330 | 4,950 |
日系託児 | 6,000 | 90,000 |
小学校(現地校国際部) | 3,500 | 52,500 |
支出計 | 28,270~28,690 | 424,050~430,350 |
※電気代は、クーラーや暖房を使う月は高くなります。
axinさんの上海での主な生活費
axinさんの上海での食費
ネットスーパーで毎月2,000元(30,000円)くらい、テイクアウトとデリバリーで月500元(7,500円)くらいです。
※写真は中国のデリバリーアプリです。
下の子供が元気いっぱいで、夫も普段在宅していないのでもっぱら自炊です。
凝り性で納豆、パン、肉まん、餃子、餅などを作ります。外食は滅多にないものの、子供が喜ぶメニューについて外卖(テイクアウト)は割としています。
テイクアウト・デリバリーはタピオカミルクティーといったドリンク類、一風堂、マック、ピザ、北京ダックなどです。
外食は滅多にしません。安い麺屋さんなら20元(300円)からありますが、お腹いっぱいにならないかも知れません。
飲料水の調達方法は①日系の会社のタンク飲料水→②ネスレやワトソンズのタンクの水→③毎月メンテナンスに来る日系浄水器のレンタルという変遷を遂げました。
現在は日系のレンタル浄水器を引き続き利用しており、費用は毎月330元(4,950円)です。
毎月、フィルターの交換などのメンテナンスに来てくれます。
※写真は浄水器をメンテナンスするときの様子です。
浄水器にすると、米研ぎ、麺類を煮る時、蒸し料理をする際もふんだんに水が使えます。
今回の新型コロナウイルスの流行では住民がマンションのエントランスまで18リットル20〜30元(300〜450円)のタンクを取りに行かなければならない事態になりクレームが殺到していました。
しかし浄水器であればそういった手間も不要なので助かりました。
axinさんの上海での家賃と住宅事情
上海での家の探し方は主に①日系不動産②アプリ③ローカル不動産という3種類があります。
- 日系不動産
駐在員向けの物件は日系不動産が仲介することが多いです。
日本語が通じ、サービスはとても手厚いですが高級な物件のみを扱っています。
日系のフリーペーパーにも日系の不動産屋情報が充実しています。
広州へ行ったときはフリーペーパーも薄く不動産の種類も少なかったですが、上海は本当にとても充実しています。
但し、詳しくは後述しますが、日系の不動産だからと言ってサポートが安心とは限りません。
丁寧すぎることが逆に仇となってしまうことがあります。
- ローカル不動産業者
ローカルの不動産業者を探すときのポイントは目当ての物件から物理的に近い不動産屋を使うことです。
物件から近くなればなるほど物件に精通しています。
というレベルの細かい情報まで精通しています。
私は上海で何回か引越しをしていますが、日系不動産→ローカル不動産→ローカル不動産→マンションの中に開業している不動産屋という順番で引越しをしています。
- アプリで探す
不動産アプリで附近の物件を紹介している不動産業者を探す方法もあります。
但し、「オトリ部屋」があるのでオススメできません。
「オトリ部屋」とは、実際には入居できないのに客を呼ぶためにわざと安い値段で掲載する部屋のことです。
不動産業者を訪れて「この部屋を内見したい」というと「その部屋はちょうど10分前に誓約した。だからこっちの部屋が良い」などと別の部屋を勧められます。
特に安居客というアプリはオトリ部屋が多いです。
贝壳找房というアプリはオトリ部屋が少ないのでおすすめです。
中心部(主に駐在員向け物件) | 郊外 | |
1LDK | 9,000元(135,000円) | 5,000元(75,000円) |
2LDK | 13,000元(195,000円) | 7,000元(105,000円) |
3LDK | 15,000元(225,000円) | 9,000元(135,000円) |
個人負担の場合、家賃はかなり大きな負担となり、収入に占める家賃の割合は大きいです。
上海の場合、デポジット(敷金)は家賃2ヶ月分が一般的です。
敷金は、退居の時に修繕が必要ならその分が差し引かれて返ってきます。
単身の現地採用の場合、ルームシェアをすれば家賃を抑えることはできますが、ルームシェアが禁止されているマンションも多いです。
また外国人登録をする時に部屋の賃貸契約を出しますが、ルームシェアをしていると個人毎の賃貸契約がない場合もあるのでグレーかも知れません。
郊外の方が家賃は安いですが、殆どの方は市内中心部に集中して住んでいます。
郊外に住んでいるのは単身で家賃を節約するために住んでいる人か、日中国際結婚カップル組で郊外に家を持っている人です。
郊外だからと言って不便になることはあまりないと思います。
市内エリアへ毎日通勤しあければならない場合は郊外ですと日々の負担が増えますが、生活全般に関してはネットサービスが充実していることもあり、郊外に暮らしても大きな不便を感じることはないでしょう。
※写真は上海郊外の様子です。
日本だとネットスーパーは実店舗に比べて日用品や食料品が高いですが、中国ではネットスーパーと実店舗との間で値段に大きな差がありません。
むしろ安いくらいかも知れないので、私は毎日のようにネットスーパーを使っています。
1時間以内に部屋まで届けてくれるので、今回のようにコロナウィルスの市中感染リスクが高まった際在宅推奨になっても大きな不便はありませんでした。
但し、上海郊外でも地下鉄の路線が一本しか走っていないエリアや駅周りにたくさんの住宅が立ち並ぶエリアは要注意です。
近年上海の地下鉄ラッシュは日本の都市部と匹敵するほどのレベルで、例えば松江という郊外エリアでは、朝のラッシュ時に3分おきに列車が来ても乗りきれないほどの超満員になるという報道を見たことがあります。
駐在員など外国人が住む(20,000元を超えるような)高級な部屋の作りは日本の部屋よりも広めで天井も高く快適です。
空間の使い方が日本よりもゆったりしています。
地下鉄駅やバス停至近で、市内エリアに住めば各所への交通の便もよく、セキュリティもしっかりしており概ね快適です。
上海には現地採用の人も多いですが、現地採用でも強盗に押し入られたという話は滅多に聞きません。
値段の安いマンションでもセキュリティはしっかりしているようです。
問題はカビです。
上海は湿気が多い気候で、冬は「湿冷」と呼ばれる、冷たく、しとしとじとじと雨が降り続く天候があり、冬でもカビが生えます。
※写真は部屋のカビの様子です。
初夏もしっかり梅雨があります。
壁はしっかりチェックしカビを見つけたら消毒液でふき取ることが大切です。
部屋の契約期間は1年が多いです。
家賃は500〜1,000元(7,500円〜15,000円)ずつ上がっていくことが多いです。
賃貸契約は、2年契約で家賃据え置きの場合もありますが、大体は1年契約です。
なお、契約期間の途中で退去すると敷金は戻ってきません。
中国ではオーナーの立場が強いので契約期間内でも「出て行け」と言われたら出ていかなければいけません。その際は敷金が返還されますので請求しましょう。
私が以前住んでいた部屋は、契約期間終了数か月前にオーナーが部屋を売りたくなり、契約期間終了まで内見予約を勝手に入れられて休日でも突然内検希望者が来てインターホンを鳴らすので困りました。
外国人も、医療保険や年金を2年以上払っていれば住宅を購入することは可能です。
但し現在多くの中国の都市で、不動産価格の過熱を防ぐために購入制限を設けており、例えば上海で住宅ローンを組んで物件を買うなら、上海に住んだり、勤務していることが必要です。
他の地域に住んでいたら中国人でも住宅を買うことはできません。
例えば、これは我が家の経験なのですが、山東省の戸籍を持つ夫が山東の青島で物件を購入しようとした際、青島に住んでいなかったためにローン審査が通ることが難しいと事前に判明し購入を断念したことがありました。
また中国では不動産購入の際頭金を30%程度払わないといけませんし、住宅ローンの金利も4.9%くらいと高いので、家を買うのはハードルが高いです。
たくさんありました。特に相場より安い家のオーナーは要注意です。
以前部屋を借りた時は、家賃を相場より1000-2000元程度低めの部屋にしたことがアダになったのか、とにかく大家がケチでした。
そもそも部屋の設備が悪く、以下のような問題が発生しました。
- 給湯器の容量が小さい
- 安普請のシャワー
- 家具なども安い
- 電化製品の買い替えもあからさまなダウングレードをされる
- 設備の修理を依頼しても「国慶節のセールまで待て(壊れたまま我慢しろ)」と言われる
※写真は上の階から水が漏れている様子です。
※写真はお風呂の給湯蛇口からの水漏れが止まらない様子です。
※写真は、明らかな設備ランクダウンの例です。
最初は「風呂に入っても問題ない(十分な量のお湯が出る)」と聞いていたのに、実際はくるぶしくらいまでお湯が溜まったあとは水しか出ませんでした。
しかも、修理を依頼してもガス給湯器をつけるまで1か月近くかかりました。
一般的には日系の不動産業者の方がサポートが丁寧と思われがちですが、そうとも限りません。
日系不動産会社に部屋を紹介してもらった時には不動産会社が大家にキレて喧嘩となり、部屋の設備の修理に応じてくれないことも多々ありました。
日系不動産会社のウリとして「部屋の修繕に会社専門の修理員を派遣します!」というのがあるのですが、要修繕箇所が発生した際
日系不動産会社に連絡→不動産会社から修理員に連絡→修理に来る日の調整→修理員来る
の流れで修理に来る日時決めだけでも時間がかかります。
修理員が状況を見に来る→部品がない→また後日部品を再訪、となることも珍しくありません。
また修理が一回で済むこともなかったりで、電球1個交換するだけ(中国の部屋の電球は自分では簡単に取り換えられない仕様)で3日かかるという事態もありました。
生活が慣れた頃にふと気づくと、マンションの管理会社に連絡すれば管理会社付きの修理員が電球などの簡単な消耗品、水漏れや建具のがたつきなどは直してくれることが判明しました。
マンションの管理会社にはWeChatでメッセージを送ったり電話を一本入れれば、すぐに対応してくれます。
外国人が多く住んでいるマンションの管理会社であれば英語が通じる場合もあります。
部屋の内見をする時に立ち会わない大家は要注意です。
立会いをしない大家は部屋に思い入れがなく対応がいい加減です。
逆に内見で大家が自ら案内してくれる部屋の場合、顔の見える付き合いになり部屋のトラブルになっても誠実に対処してくれる傾向にあります。
上海で4回くらい引っ越しましたが、これまでトラブルがあった部屋は内見の際大家がいませんでした。
大家が自分が住むために建てた、前に大家自身が住んでいた部屋が一番良いです。
内装の質や各種建具もしっかりしていますし、壊れても、思い入れのある家だからすぐ対応してくれます。
防音サッシのある部屋にした方が良いです。
夫が駐在員時代に3LDKで18,000元・30階・130平米の部屋に住んでいましたが、防音が悪く、道路の向かいで一晩中工事していて睡眠障害になりました。
文句を言っても「夜間工事の許可が出たから止められない」と言って工事を辞めてくれません。
そこで家賃の安い部屋へ引っ越したところ、引っ越した当初は2階で部屋も狭くなって「都落ち感」がハンパないと思ったのですが、窓が防音サッシでよく眠れるようになりました。
また、コロナウィルスの影響でデリバリーが部屋まで来てくれず、マンションのメインエントランスで受け取るようになったのですが、30階だったら大変だったと思います。
2階なのでメインエントランスまで行くのも楽です。
まさに「災い転じて福と成す」でした。
axinさんの上海での学費と学校事情
上海の生活で家賃の他に重い負担がのしかかるのは子どもの学費です。
外国人が教育費が無料の現地校に入るのは制度上難しいので、外国人の子どもは高い学費のかかる学校へ入学させなければなりません。
現地採用日本人夫婦で子どものいる方は、お子さんが幼稚園や保育園に通っている期間までは上海に残りますが小学校へ入学するタイミングで日本へ帰る方が殆どです。
学費は年間60,000〜100,000元(90〜150万円)くらいが一般的です。
現地校国際部のカリキュラムは、政治的な科目を英語に換え、欧米人による英語の授業の他、欧米の小学校で実際に使われている教科書を使っての英語の算数、英語の理科など、英語関連の授業の比重が高いことが特徴です。
しかし、入学試験はかなりの激戦で、アメリカやカナダ国籍の華僑の子供達の受け皿にもなっているので、英語がある程度できないと入学が難しいです。
現地校国際部は年々人気が高まっており、入学を希望するのであれば早期から中国語、英語を学んで試験対策をしましょう。
ちなみに、上海の日系幼稚園はバス代込みで6,000元(90,000円)以上かかります。
難しいですが、日中国際結婚カップルで、中国に持ち家があり、お子さんを中国の国籍に入れれば学区内の公立学校に無料で通えるので事情が変わってきます。
学区エリアの戸籍がないと子どもを公立学校へ通わせるのは難しいです。
中国人として持ち家があると安く生活できますが、外国人として上海で生活するのはきついです。
とにかく宿題の量が多い
上海の場合は殆どの区でゆとり教育になっていますが、私の子どもが通っている学校のある区はゆとりになっておらず、低学年でも夜22時、23時まで宿題をするときがありました。
小学3年以降は夕食付きの宿題塾へ入れました。
※写真は宿題塾の様子です。
教育熱心な家庭が多く、幼稚園生の間に小学校低学年で習うピンインや漢字、20までの計算、古い詩などは一通り学習済みです。
我が家は日式教育でむしろ日本語のひらがなを一生懸命教えるという、現地校で学ぶ上では何の役にも立たないことをしたため、まず受験で大苦労しました。
泣きついて人柄で入学してもらったものの、入学後1年くらいは成績が低迷した。
鉛筆の尖り具合に異常に厳しい
鉛筆は2Hです。
ギュンギュンに芯をとんがらせて書かないと減点や修正を求められます。
小学校2年生くらいまでは、鉛筆削りで削った後で、小さな鉛筆削りで仕上げ削りをするほどの念の入れようでした。
※下の写真のように削ることが求められるようです。
学年が上がると筆記具が万年筆になるため、鉛筆への神経質なほどのこだわりは消えました。
万年筆の筆跡は間違えても修正が難しい上、国語の作文などは訂正箇所が多いことも減点対象になるため、日本人とは違う頭の使い方をしている印象があります。
とにかく先生の言っていることは絶対
先生に反論などはするもんじゃありません。
私は鉛筆削りの時に勝手が分からず先生に意見しました。
その結果、下手な中国語でガーガー言う保護者として先生の記憶に永遠に残り、今でも話のタネにされている節があります。
axinさんの上海での医療費と病院事情
私は普段、夫会社でかけている海外旅行保険を使ってのキャッシュレス利用ですが、日系など外国人向けのクリニックでは風邪の症状でも一回2,000~3,000元(30,000〜45,000円)かかっています。
歯科については海外旅行保険の適用範囲外ですが、日本の健康保険の海外療養費制度を使って後日医療費の請求が可能です。
上海では日系の歯科クリニックもあります。
中国のローカル病院は、人が多く待ち時間がとにかく長いという悪評がありますが、病院によっては受付時に割増料金を払って受診するVIP問診などもあります。
その場合の料金も日系クリニック受診よりは安いです。
※写真は、三甲に分類される、高度医療を提供するローカル病院です。いつも人でごった返します。
私は普段からあまり病気にかかりませんが、昨秋なかなか咳が止まらない症状が出困っていた時、日系クリニックの予約があいている時間と都合がつかず、近所にある小規模な地域病院(地段医院)へ行ったことがあります。
※写真は地段病院の様子です。
熱がなければ診察してくれ、予約も不要で薬代込みで数100元程度で見てもらえました。薬も効き、1週間経たないうちに咳がひきました。
そういうローカルの病院を外国人も使えるということを知らない人も多いようなので紹介しました。
axinさんの上海での交通費と交通事情
乗合自転車 | 1ヶ月15元(225円) |
バス | 距離を問わず片道3元(45円) |
地下鉄 | 初乗り3元(45円) |
タクシー | 初乗り13元(195円) |
職場まで片道数kmと割と近いため、天気のいい日の通勤手段はシェアサイクルを使います。
冬や天気が悪いときは路線バス(2元/回)を使い、地下鉄の方が移動時間が早いときは地下鉄を使います。
住んでいる場所が市内エリアで交通の便が良いため、子連れ移動の時以外はタクシーはあまり使う必要がありません。
上海のタクシーは日本より運賃が安く、街中を多く走っており利用しやすいため、空港への移動はもっぱらタクシーです。
以前、美容院のカットで盛大に失敗されたトラウマから日系美容室に行ってしっかり要望を伝えて日本人に切ってもらっています。
3か月に一回で300~500元(4,500〜7,500円)くらいです。
ローカルの美容院の場合には80元(1,200円)くらいかかります。
※写真はフリーペーパーに記載の日系美容院の例です。
1日3時間(午後3時から午後6時)、1時間35元で依頼しています。
1ヶ月22日の計算なので、1ヶ月の費用は2,310元(34,650円)です。
家事も育児もお願いしています。
午後3時から6時なので、子供達が学校に行って入ればちょうど良いスケジュールです。
今はコロナウィルスで休校中なのでちょっと時間が少ないです。
託児の料金に比べると安いです。
※写真は阿姨(メイド)が作った料理です。
その他、axinさんの上海での生活全般
中国に住んで10年近くになりますが、あまり夜遅く出歩くこともないため、危ない目に遭ったこともなく、治安の悪さを感じることはありません。
ただ、夜遅くに出歩いて被害に遭ったという方の話を聞くことはあるので、日本とは勝手が違うということを常に意識して生活しています。
例えば
- バッグのチャックは必ず閉める
- バッグを車道側の肩にかけない
- 夜遅くの単独の外出は極力避ける
- おかしいと感じる雰囲気のところや人には近づかない
といったことを意識しています。
なお、泣き落とし型の寸借詐欺に遭いそうになったことがあります。
具体的にどんな感じだったかと言うと、ある不動産仲介業者(実際にその業者経由では入居しませんでしたが)の社員が
と言って、私に身分証や診断書を送って来ました。
私は同情してお金を振り込もうとしましたが、振り込む直前に友人に相談し
とアドバイスをもらって事なきを得たことがあります。
※写真は寸借詐欺の例です。以下、翻訳です。
中国人のお友達を作って中国語の学習をしようとHello Talkというアプリに登録したところ、正直に40代と申告したにも関わらず日本人女性というだけで中国人男性からメッセージが来て、一方的に自分の窮状を訴えられて同情し、お金を振り込みそうになってしまったことがあります。
語学学習をするには同性の友人を見つけることがオススメです。
私はタイ留学時代も寸借詐欺で巻き上げられたことがあるので、性格上の問題がある感じかも知れません。
大気汚染はそこまで深刻だとは思いません。
私は年に1回くらい咳き込みますが、それは日本でも変わりません。
2年くらい前には大気汚染が酷かったので、空気清浄機を置いてある家は多いです。
私はもともとあまり病気もしない体質で、時折悪くなった食べ物を食べてお腹を壊すくらいです。
新型コロナウィルスの流行でオチオチ熱も出していられないと思い
- 睡眠時間を十分に確保する
- ストレスためない
- 適度な運動をする
- 手洗いを神経質にしている
ということを意識しているため、この冬(2019〜2020の冬)は風邪をひきませんでした。
なお、上海では40〜50代でも脳出血、脳梗塞、心筋梗塞でバタっと突然死をする方がいます。
そのようなことにならないため、働きすぎないことが大事です。
上海でも虫は出ます。30階でもゴキブリが出ました。
但し広州ほどは出ません。
現在は2階に住んでいるため、小さな羽虫をキッチンやバスルームで見かけます。
前の住民が片づけられない人だったようで、現在の家へ夏に引っ越した時は前の住民の置き土産のゴキブリが大量にいて困りました。
バルサンで徹底攻撃した結果いなくなりましたが、単に冬になって身を潜めているだけかも知れないので春先に第二波が来るのではないかと戦々恐々です。
上海のマンションの低層階では基本的にゴキブリが出るようですが、綺麗に整理整頓して残飯を残さなければ防げます。
また、ゴキジェットなどのゴキブリ対策用品も売られています。
旧フランス租界や外灘、浦東のオフィス街など、外国人が好むエリアの店やホテルでは英語がよく通じます。
特に若い人は英語を話せる人が多いです。
例えば、街中でバス乗れなくて困っている時に英語で若い人が助けてくれることもあります。
外国人に有名なカフェなどのスタッフは外国人アルバイトを雇っているせいか、逆に中国語が通じずびっくりしたこともありました(但しこれはかなりレアです)。
銀行などは日本のパスポートを見ると英語で話してくれます。
マンションのセキュリティ、中年ガードマンは英語を話せませんが、20~30代のガードマンであれば英語を話せます。
全体的な印象として、日本よりは上海の方が英語が通じるのではないでしょうか。
我が家のメイドさんも、他の外国人とメッセージのやり取りをする時には英語を使っているようです。
生粋の上海人同士は上海語で話すものの、日本人が上海で生活をする分には普通語(標準中国語)だけで全く問題ありません。
私は古い建物や街並み探訪が好きなので、その時に上海語しか話せない老人に出会う程度です。
※写真は上海語しか通じなさそうな場所の例です。
私は上海語が全然わからないものの、深刻な問題はありません。
※標準中国語と上海語の違いは日本の関東弁と関西弁の違いのレベルではなく、標準日本語と琉球方言のように全く異なります。
- 微信(英語名は「WeChat」。中国版のLINE)
- 支付宝(中国版のPayPay)
- 淘宝(中国版のAmazon、楽天)
- 大衆点評(レストラン、ホテルなどの口コミサイト。中国版食べログ)
- 滴滴出行(中国版UBER)
- 百度地図(中国版Google Map)
- QQ(メッセンジャーアプリ。WeChatに比べてプライベートでの利用が多い)
- 盒马(オフライン店舗を持つオンラインの食品スーパー)
- 叮咚买菜(盒马と同じ)
- 叮咚快药(医薬品のオンラインショップ)
かべねこVPNがオススメです。
どんな時も接続が途絶えることなく、サポートもしっかりしています。
月額880円です。
こちらには何でもあり、よほどこだわりがあるもの以外は持ってこなくて構いません。
日系スーパーもしんせん館やマルシェといった小規模からアピタ、久光など大規模まで充実しています。
なお中国各地にあるイオンモールは(広い土地がないためか)上海にはなく、蘇州まで行かないとありません。
私が普段使っていて、上海で手に入りづらい食材は和からし(トンカツや納豆、おでんを食べる際ほしい)くらいです。
淘宝には和からしがありますが、18元(270円)と高額です。
中国で日本食材を買うと値段は1.5~2倍するものの、持ってくる手間や運賃を考えると中国で買う方がいいかも知れません。
一度、日本から食材を持ってこようとしましたが、とんでもない金額の超過料金がかかり、結局中国で買った方が安くなるくらいでした。
生鮮食品以外の日本のものも、中国語ができなくても淘宝のアプリでパッケージの画像検索をすれば大抵のものは出てきます。
但し子供向けの日本語の本、ゲーム(スイッチ)は持ってきても良いかも知れません。
子供が小さく、またマンション敷地内で拾った犬も飼っているので旅行はしづらいです笑。
外出といえば、せいぜい家族で公園に行ったりするくらいです。
特に今は新型コロナウィルス流行のため、マンション敷地内や近くの公園で子供を走らせるくらいの外出にとどめ、あとは家でTV見たり、子供と遊んだり、料理を一緒にしたりしています。
新型コロナウィルスが流行る前の休日は、動物園や遊園地など遠出をしていました。
上海には多数の日本人が暮らしており、日本人との関わり方はたくさんあります。
私はSNSでDMをいただいて親しい友人ができることが多いです。
上海ではブログをやる方も多いので、ブログを通じて知り合いができることもあります。
最近はブログよりもインスタをする人が多いので、インスタをきっかけにしてメッセージをやり取りして実際に会うケースも多いようです。
通常は子供の学校のママ同士、語学学校や趣味の習い事などで知り合います。
他にも、フリーペーパーには様々なサークルが掲載されています。
- 大学の同窓会
- 県人会
- 特定の名字の人の会(「鈴木さん集まれ」など)
- 同じ世代や職種の人
- 日中国際結婚カップルの会
- 各種勉強会
- 生まれた年代の会(1978年会など)
こういったサークルから交流が始まっている様子です。
上海の生活で必要な心構え
- 妊婦や子どもに優しい
- 外国人にも優しい
- キャッシュレス支払い
- ネットショッピングの充実
- デリバリーやタクシー配車を安価で利用しやすい
- 野菜や果物が日本よりも安めで種類も豊富。
妊婦の時から中国ではすぐに席を譲ってくれて、子連れでも「大変でしょう」とねぎらいの言葉をかけてもらえます。
銀行などでも外国人が不自由していると思ったら優しく対応してくれます。
中国語の語感が強めなことなら、中国語があまりできない時は面食らうかもしれませんが、中国語が分かるようになると特に責めるようなことは話しておらず、単に言い方の問題だと気づきます。
「あ?」と言われても気にしないことが大切です。
マイカーがなく駐車場も高いので気軽な移動が難しいです。
タクシーは使えるものの、郊外へ買い物やドライブなどはしにくいです。
また、食材以外の物価が高いのも難点です。
カフェも高く、食堂で麺を食べるよりカフェでお茶をする方が高いイメージです。
習い事が充実しているものの、ハマりすぎるとその出費もかかり、駐在員から「習い事で支出がかさんだ」という話を聞きます。
食事が合わないと辛いかもしれませんが、日本と変わらない味を出す日本料理店も数多くあり、中国の中でも一番住みやすい都市が上海だと思います。
この都市に駐在が決まれば本当にラッキーじゃないでしょうか?
炎上を恐れずにキツいことを言うと、上海でやっていけなければ海外で暮らしていくのは難しいかも知れません。
axinさんの体験談を読んでアジアでの海外就職に興味を持った方は、ぜひ【はじめてのアジア海外就職】実現までの道のりまとめの記事をお読みください。
情報収集の方法から、海外就職実現までの段取りをご紹介しています。