USCPAスクールをアビタスからプロアクティブへ変えた私が徹底比較

USCPAスクールと言えばアビタス、TAC、プロアクティブが有名で、受験生の7割はアビタスに通います。私はプロアクティブに通った後でアビタスへ入学し直しました。

私は結局プロアクティブでは殆ど勉強せず、2020年8月からアビタスで勉強を開始して202111月までに全4科目に合格しました。

プロアクティブには20万ほど払いましたが、アビタスには「他校割引」という制度があり、受講料が20%割引になりました。

アビタスの受講料は12万円ほど安くなりましたが、プロアクティブに20万円支払っていたので、始めからアビタスに申し込んでいた場合に比べて差し引きで8万ほど余計にお金を使ってしまいました。

私にはアビタスが合っていましたが、人によってはプロアクティブの方が合う人もいますので、この記事では客観的に比較します。

USCPAスクール選びで悩んでいる方は参考にしてください。

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アビタスとプロアクティブの比較

アビタスとプロアクティブは何が違うのか?この項目ではまず結論をズバッと紹介し、詳細は次の項目からご説明します。

アビタスとプロアクティブの比較

アビタス プロアクティブ
受講費用 約60万円 約45万円
テキスト 日本語 英語
紙の問題集 あり なし

受講費用は2022年2月時点で、プロアクティブの受講費はEラーニングコースの319,000+ニューヨーク州受験に必要な4単位取得費132,000円(33,000×4)=約45万円としています。

アビタスの受講料はライトパック(6科目分の単位取得可)が基準で、もっと単位が必要であれば更に高くなり、フルパックは約80万円となります。

アビタスでもプロアクティブでも、必要な取得単位数に応じて受講費用は変わるので、個別のケースについてはそれぞれのスクールにお問い合わせください。

なお、どちらも受講の有効期限は申し込みから5年以内です。

アビタスに向いている人とプロアクティブに向いている人

アビタスに向いている人

  • お金よりも時間を節約したい人
  • 暗記よりも理解重視の人
  • 英語力にそこまで自信がない人
  • 会計初心者

プロアクティブに向いている人

  • 時間よりもお金を節約したい人
  • 暗記力に自信がある人
  • 英語力に自信がある人
  • 会計の知識や実務経験がある人

端的に言うと、プロアクティブは最短距離で崖を登っていくイメージ、アビタスは少し遠回りでも無理なく階段を一段ずつ登っていくイメージです。

次の項から具体的に説明していきます。

USCPAスクール・プロアクティブの特徴

まずはプロアクティブの特徴を見ていきましょう。

プロアクティブはアビタスより受講料が安い

    アビタスは先生が複数いて、教材開発部や受講生サポート部などバックアップ体制が整っている分、受講料は高いです。

    USCPAはスクールに払うお金の他に受験料や出願料だけで最低でも30万円くらいかかる超ボッタくり資格なので、スクール代は安く抑えたいところですよね。

    それに対してプロアクティブは後述する佐々木先生の個人経営企業のような体制のため、受講料はプロアクティブの方が圧倒的に安いです。

    アビタスの説明会では「アビタスの受講料には単位取得料も含まれているので、その分だけ高くなっています」などと説明されますが、単位取得料を除いても15万近くアビタスの方が高いです。

    但し後述の通りアビタスは日本語でのサポートが充実しているため、日本語サポートをお金で買っていると言えます。

    プロアクティブの佐々木先生は個性的

    プロアクティブはほぼ全ての講義を佐々木先生が1人で担当しているので、佐々木先生との相性が最重要です。

    カリスマ性があって歯に衣着せぬ物言いなので痛快だと思う人はいますが、地方都市をバカにしたり、アメリカと比較して日本などアジアの国をバカにしたりする傾向もあるので、生理的に無理な人もいると思います。

    日本の会計士に対して「日本人は『買掛金』なんて江戸時代の単語をまだ使ってる。」などと馬鹿にしたりもします。

    プロアクティブの講義の雰囲気を知りたければ、まず佐々木先生のYouTubeを見てください。

    佐々木先生の授業は「○○は○○だから、はい覚えて!」と丸暗記をさせる授業が多い印象でした。

    例えば、「Small stock dividendsはFair Valueで評価、Large stock dividendsはPar Valueで評価だから!これは暗記しとかないといけない!」と説明します。

    身振り手振りを交えて大きな声で説明してくれるのでインパクトがあって記憶には定着しやすいのですが、なぜそういう処理になるのかという理由の説明がないので丸暗記になります。

    一方、アビタスの伊藤先生はなぜSmall stock dividendsはFair Valueで評価、Large stock dividendsはPar Valueで評価になるのかという背景や理由を説明してくれました。

    USCPAの試験で理由なんて聞かれないので結論だけ覚えておけば良いのですが、年を取ればとるほど丸暗記はキツくなります。

    とにかくインパクトのある説明で丸暗記して、問題をグルグル解いていこうというタイプの人は佐々木先生の方が向いていると思います。

    一方、論理的に理解したいタイプの人とって佐々木先生の授業は少し厳しいかなと思います。

    プロアクティブは授業が短く問題数が多い

    プロアクティブは授業数が本当に少なく、テキストは薄く、講義はすぐ見終わります。

    しかし講義だけでUSCPAの試験範囲全てがカバーされているわけではなく、問題集をグルグル解いて補完しなければなりません。

    プロアクティブの方針は「授業なんて最低限で良く、とにかく問題をグルグル解きまくれば受かる」です。

    上記の動画で佐々木先生が言っていますが、プロアクティブは7000問の問題を用意して、全て佐々木先生が解説をしています。

    アビタスはそこまでの数の問題は用意していないため、「とにかく山ほど問題を解きたい」というタイプの人にはプロアクティブが向いています。

    後述しますが、アビタスは「USCPAに合格するために、そこまで山ほど問題を解く必要はない」という方針です。

    プロアクティブはニューヨーク州でライセンスを取得できる

    アビタスでもニューヨーク州での受験はできますが、アビタスで単位を取得した場合にはニューヨーク州でのライセンス申請はできません。

    アビタスで取得できる単位は大学の聴講生?のような単位だそうですが、ニューヨーク州でのライセンス申請に必要なのは本科生の単位なので、アビタスで取得した単位ではニューヨーク州でのライセンス申請はできないのだそうです。

    アビタスでニューヨーク州受験をした場合、ライセンスはワシントン州で申請することになります。

    一方、プロアクティブなら本科生の単位を取得できるため、ニューヨーク州でのライセンス申請ができます。

    但しニューヨーク州でライセンス申請にはニューヨーク州での居住要件があるそうなので、プロアクティブでニューヨーク州合格したからといってすぐにニューヨーク州でのライセンスが申請できるわけではありません。

    プロアクティブでニューヨーク州合格した場合も、ワシントン州でのライセンス申請をする方が大半なので結論はアビタスと同じです。

    実際、私はアビタスで単位を取得しましたがニューヨーク州で合格しました。

    また、プロアクティブの佐々木先生は説明会などでニューヨーク州合格を猛烈に押してきて、「アラスカみたいな田舎で合格してもバカにされる」などと説明会で言っていたのを聞きましたが、日本人のUSCPA合格者の9割にとって、どこの州で合格したのかは大した問題ではないと思います。

    ひょっとしたらアメリカのBig4で働くなら、どこの州でライセンスを持っているのかが重要になるのかも知れませんが、そんな心配をする前にまずUSCPA試験に合格することが重要なので、ニューヨーク州でライセンス申請できるかどうかを基準に予備校選びをするのは本末転倒かと思います。

    私はTwitterでの繋がりを含めて多くのUSCPA合格者の知り合いがいますが、どこの州で合格したか、ライセンス申請したかを問題にしている人はプロアクティブの佐々木先生以外で見たことがないです。

    USCPAスクール・アビタスの特徴

    続いてアビタスの特徴を見ていきましょう。

    アビタスは先生を選べる

    上述の通りプロアクティブは殆ど全ての講義を佐々木先生が担当しているので佐々木先生との相性が悪いと致命的ですが、アビタスは先生が複数いるので相性の良い先生を選ぶことができます。

    コロナ前の時代に教室講義を受けるためには東京か大阪のアビタス教室へ行かなければならなかったため、首都圏と近畿圏以外の方はEラーニング一択しかありませんでした。

    しかしコロナ以後、アビタスでは教室講義が収録されインターネットで閲覧できるようになったので、世界中の受講生にEラーニングと教室講義の選択肢が与えられました。

    アビタスのEラーニングは1講義10分程度の小さなユニットに分けられており少しずつ学べます。一方の教室講義は1講義2~3時間の長い講義で、スピード感があり、全体の流れが分かります。

    アビタスのEラーニングの講義は細かく区切られ過ぎてて全体のどこをやっているのか見失ってしまうこともあるので、それぞれ向き不向きがあります。

    私は全科目、Eラーニングを一通り聞いたあとで教室講義を一通り聞きなおし、計2回アビタスの授業を聞くことで定着させました。

    アビタスの教室講義は3か月ごとに新しい授業が収録され、先生が代わることも多いので、相性の良い先生で学ぶことができます。

    アビタスは紙の問題集がある

    プロアクティブはインターネットでの学習が基本です。薄い紙のテキストはありますが、紙の問題集はなく、問題は全てマイページから閲覧する形となります。

    従って、プロアクティブではどこまで問題を解いたのか、どの問題をどこで間違えたのか、を問題集に書き込むことができません。

    プロアクティブ生は、どこまで問題を解いたのか、何を間違えたのかは別途エクセルやメモに残さなければなりません。

    プロアクティブの場合、問題集を2~3回解いて「これは授業のどこで習ったんだっけ?」「似たような問題を解いた気がするけど、どの問題だっけ?」と思った時に、追跡するのが極めて困難です。

    一方、アビタスは超分厚いテキストと問題集が送られてきて、ユニットごとにテキストと問題集の対応関係が分かるので、どんどんメモをすれば同じ間違いを繰り返したときに気づきやすいですし、授業のどこで習ったかも思い出しやすいです。

    アビタスは日本語サポートが手厚い

    アビタスの問題集は全て日本語訳が付いています。従って、英語のニュアンスが分からなくても対訳を見て理解することができます。

    英文は単語ごとに辞書を引けば理解できるというものではなく、長文で修飾関係が複雑な場合には辞書を引いても理解できないことが多いので、日本語訳があるのは心強いです。

    一方、プロアクティブのテキストは全て英語で書かれていて、問題集に日本語訳も付いていません。

    プロアクティブもマイページから自由に質問ができますが、全て佐々木先生が1人で回答するので、問題の日本語訳をいちいち質問できる雰囲気ではなく、問題文の英語を完璧に読解できる程度の英語力がなければプロアクティブを受講する資格はないと言えます。

    佐々木先生に日本語で質問したら、英語で回答されたこともありました。アビタスの問い合わせでは、英語で回答されるなんてことは有り得ません。

    私はTOEIC 860点なので、USCPAを受験を通して英語力不足を感じたことはありませんでしたが、それでもプロアクティブのテキストを読み進めるのは苦痛に感じるレベルでした。

    つまりプロアクティブでの学習に求められる英語力は、USCPA受験そのものに必要な英語力よりも高い気がします。

    本試験では英語で出題されるんでしょ?日本語訳がなければ問題が解けないようなレベルでは本番で苦労するんじゃないの?

    大丈夫です。アビタスで日本語訳を見ながら練習問題を繰り返していくと、似たような英単語や似たような英語表現の繰り返しであることに気づくので、本番を迎える頃には自然と合格に必要な英語力が身についています。

    アビタスは隙間時間を活用しやすい

    アビタスの方が隙間時間を活用して勉強しやすい環境が整っています。

    上述の通りプロアクティブには紙の問題集がなく、マイページに問題と佐々木先生の解説動画が並んでいるだけです。

    従って、ホームで電車を待っている間にちょっと問題の復習を使用と思ったら、スマホで問題へアクセスしてイヤホンを繋いで佐々木先生の解説動画を聞かなければなりません。

    これを電車のホームでやるのは非常に面倒くさいです。

    一方、アビタスなら紙の問題集があり、解答解説も日本語があるので、カバンからさっと問題集やテキストを出してペラペラと確認すれば隙間時間を有効活用できます。

    また、プロアクティブの授業は2~3時間単位のものだけなので、授業を受けるにはガッチリ机の前に座って時間を取る必要がありますが、アビタスは10分単位の授業なので駅のベンチに座ってテキストを出してちょっとずつ進めることができます。

    アビタスは問題集+テキストで覚える

    7000問もの問題を用意していることがプロアクティブの特徴でしたが、逆にアビタスは「膨大な問題を解かなくてもテキスト+問題集のポイントを押さえておけば合格できる」という特徴があります。ここは考え方が真逆です。

    例えばAUDの科目で「監査契約を結ぶ際に、監査人は経営者が以下の責任を負っていることを理解しているかどうか確認しなければならないこと」として3つ覚えることがあります。

    1.財務諸表作成責任

    2.内部統制の整備・導入・維持責任

    3.監査に必要な情報や担当者へのアクセス許可

    これは、問題集をグルグル解いて覚えるというよりは、テキストを見て3つ覚えてしまった方が早いです。この3つを覚えておけば本番でどういう出題がされようと解けるので、その方が効率的・・・というのがアビタスの考え方です。

    プロアクティブは、わざわざ上記3つを暗記しようとしなくても、問題集をグルグルと何周も解いていれば自然と覚える・・・という考え方です。

    アビタス生はTwitterで質問できる

    アビタスの公式Twiterアカウントが質問に回答してくれるという話ではありません。

    USCPA受験生の大半はアビタスなので、TwitterでUSCPA受験生のアカウントをフォローすると大抵はアビタス生なのです。

    従って、「FARのM5-2-1の問題ですが、これって○○なんですか?」とツイートすると、他のアビタス生がリツイートしたり回答したりしてくれるんです。

    Twitterにはレベルの高い受験生が多いので、誰かが即答してくれます。

    アビタスのマイページから質問するよりもTwitterで質問した方が早く回答をもらえる場合も多いです。

    そして、アビタスに聞ける質問数は週に3件までなのですが、Twitterなら無限に質問できますので、その点でも有利です。

    自分の質問に早く回答してもらうためには、日頃から多くのUSCPAアカウントをフォローしてコメント欄で交流したり、誰かが合格したら積極的にお祝いするなど、信頼関係を構築しておくことが重要です。

    一方、プロアクティブで学習している方は少ないので、プロアクティブ受講生が解けない問題をTwitterで質問して教えてもらうというのは難しいです。

    学習カウンセリングがある

    アビタスは学習カウンセラーを採用していて、予約をすれば30分程度学習相談に乗ってくれます。

    具体的な学習方法からスケジュール、そしてモチベーションの上げ方など、USCPA合格に必要なあらゆる相談に乗ってくれるので非常に心強いです。

    模試がある

    アビタスはUSCPAの模試を受けることができます。

    コロナが流行っていない時期は、東京や大阪の教室で本番さながらに受験することもできます。初めての受験前には1度受けておくことをお勧めします。

    なお模試単体でも申し込めるため、プロアクティブ生でもアビタスの模試は申し込んでおいて損はないと思います。

    迷ったらアビタスがオススメ

    プロアクティブでも合格している人が大勢いるのは間違いありませんし、アビタスに通ったって勉強するのは自分ですから、全ては自分次第です。

    しかし、自分が全力で努力する前提で、最も費用対効果の高い環境に身を置くことは重要なのではないでしょうか。

    プロアクティブは元々英語力が高く優秀な人にはオススメですが、一般の日本人が確実に合格するにはアビタスがオススメです。

    USCPAの受験を迷っているようであれば、まずは下記リンクから資料請求か無料のセミナーへ参加して情報を収集してみてください。

    USCPAを目指すならアビタス。

     

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