ニューデリー駅 跨線橋

インドのニューデリー駅周辺は外国人観光客を狙った詐欺が多発していることで有名です。

日本人旅行客の多くもニューデリー駅を利用しますが、詐欺に引っかかってしまう方は少なくありません。

この記事では旅行者の方が迷うことなくニューデリー駅で電車に乗ったり駅の反対側(メインバザール)へ行けるよう、ニューデリー駅の攻略法について詳しくご紹介します。

メトロ駅から国鉄駅への行き方

国鉄ニューデリー駅へは、デリーのインディラガンディー国際空港からエアポートメトロで向かいます。

メトロニューデリー駅エスカレーター

エアポートメトロのニューデリー駅で改札を出たら写真のようやエスカレーターがあります。

メトロニューデリー駅

これを上ると、写真のような場所(メトロニューデリー駅入口)へ出ます。

メトロニューデリー駅から反対を見る

メトロニューデリー駅の反対側には、道やタクシー乗り場を挟んで国鉄のニューデリー駅が見えます。インドの旗が掲げられているところが国鉄ニューデリー駅です。

国鉄ニューデリー駅前オートリクシャー

国鉄のニューデリー駅まで3分ほど歩きますが、このエリアには写真の通り大勢のオートリキシャが停まっており、スーツケースやバックパックを持った旅行者に対しては猛攻をかけてきます。

ここで彼らの話を聞いたり目を合わせてはいけません。無視して突っ込みます。なお、道には信号もなく車が行き交っているので、交通事故に遭わないように十分注意してください。

さらに国鉄ニューデリー駅の入口付近でも次々とインド人が現れ「チケットを見せろ」と言ってきますが、全て無視してください。

電車に乗るまで、または駅の反対側へ辿り着くまでの間にインド人と会話したらゲームオーバーです。

国鉄ニューデリー駅へ辿り着いたら、電車に乗る場合も駅の反対側へ渡る場合もまずは駅構内へ入ります。

国鉄ニューデリー駅の構造と入場方法

ニューデリー駅地図

ニューデリー駅は上の地図のようになっていて、メトロの駅から反対側のメインバザール(パハールガンジ)へ行くには線路を渡る必要があります。

線路を渡るには踏切があるわけではなく、一度駅構内へ入って、駅構内の跨線橋を渡って反対側へ行きます。

まず前提としてご理解頂く必要があるのは、地下鉄とは異なってインドの国鉄は駅へ入場するときに改札はなく、電車の中でのみ検札を行うということです。これはニューデリー駅に限らずどこの駅でも同じです。

従って、ニューデリー駅の入口で係員が切符の検札をすることなど有り得ません。

「東京駅の丸の内口から八重洲口へ行くのに東京駅構内を歩かなければならないが、東京駅構内は切符を持ってない人でも誰でも入場できる」というイメージで考えてください。日本の都心では考えられないですが。

メトロのニューデリー駅側から駅構内へ入場する場合、国鉄ニューデリー駅への入場口は4箇所あります。3つの跨線橋と1つの改札口です。駅には改札がないので、当然のことながら跨線橋からはそのままホームへ降りられます。

3つの跨線橋からニューデリー駅構内へ入場する

3つの跨線橋は入り口でセキュリティチェックを受けますが、チケットはチェックされません。

ニューデリー駅跨線橋入口

跨線橋の入口は上の写真のようになっており、"ENTRY FOR VALID TICKET HOLDERS"(有効なチケットを持っている人の入口)などと紛らわしいことが書かれているので詐欺師に

詐欺師
あそこに「チケットを持っている人の入口」と書いてあるだろ。だから、チケットがなければ入れないんだ。

などと言われるとビビってしまいますが、セキュリティチェックさえ受ければ駅構内へは誰でも入れます。

この点を理解しないで騙されて何万円・何十万円も巻き上げられてしまう方が私の身近だけでもあまりにも多いので、この点はしつこく繰り返して強調しておきます。駅構内へはチケットがなくても誰でも入れます。

メトロのNew Delhi駅からメイン・バザールへの途中、私もインチキインド人に引っかかりました。近づいてきたインド人がメイン・バザールはクローズしていて、入るにはDTTDCのパーミッションが必要だと言ってきました。陸橋のセキュリティチェックの係員も同じことを言って通してくれません。

地球の歩き方 インド 2018-19年度版 P142

などと地球の歩き方に書かれていますが、これはセキュリティチェックの係員ではなく、セキュリティチェック係員のコスプレをした詐欺師です。

本物のセキュリティチェック係員というのは基本的に何も仕事をしません。ロクにセキュリティチェックすらせず、談笑しているか暇そうにスマホを見ています。

ニューデリー駅 跨線橋から

この写真は跨線橋の上からニューデリー駅を撮ったものですが、他にも跨線橋があることを確認頂けると思います。

もし詐欺師の妨害によって1つの跨線橋を渡れなかった場合、左右を見渡せば他にも2つ跨線橋がありますのでそちらをチャレンジしましょう。

駅舎からニューデリー駅へ入場する

ニューデリー駅 駅舎

跨線橋の他に、駅舎からもニューデリー駅構内へ入場できます。これは、メトロ側の駅舎もメインバザール側の駅舎も同じです。

駅舎から入ると、上の写真のようなホールがあります。

ニューデリー駅メトロ側駅舎

写真の通り、正面駅舎から駅構内へ入場する場合も跨線橋と同様にセキュリティチェックがありますが、こちらも当然のことながら検札はありません。

ニューデリー駅 プラットフォームチケット

なお、メインバザール側の駅舎を入って左を向くと、写真の通り"PLATFORM TICKET(入場券)"なる物を10ルピー(約16円)で販売しています。

正式には「切符を持っていない人は駅構内へ入場してはならず、ホームへ入場するには10ルピーを払ってチケットを買わなければならない」というルールなのかも知れませんが、駅入口で検札はされていません。

従ってニューデリー駅で入場券など買う必要がないのですが、「きちんと支払わないと気が済まない」という方は買っても良いかも知れません。

駅へ入場したら跨線橋でホームへ降りて電車に乗るか反対へ渡る

ニューデリー駅 跨線橋

跨線橋もしくは駅舎から駅構内へ入れば、ホームからそのまま電車に乗ることができますし、駅の反対側へ渡ることもできます。

プラットホームは1番線から16番線までありますので、跨線橋を歩いて自分が乗る電車の発車番線へ行きます。駅の反対側へ行きたい場合には、そのまま跨線橋を歩いて反対側へ通り抜けます。

駅構内でも次々と怪しいインド人が話しかけてきますが、当然のことながら全て無視してください。くれぐれも視線を合わせたり応答したり、立ち止まったりしないでください。

電車がキャンセルになっても怪しいインド人は無視する

インドでは電車の出発時刻や出発ホームが突然変更になることがあります。これはニューデリー駅に限ったことではなく、私も地元のチェンナイで経験したことがあります。

跨線橋などに電車の出発案内は表示されていますので、発車案内の電光掲示板を注意深く確認してください。周辺のインド人に状況を聞いてしまうと、大勢のインド人が集まって来て

その電車はキャンセルになった。電車の変更はDTTDC(インド観光公団)でなければできない。私達がDTTDCへ案内してあげるから着いてきなさい。

この時、そのままインド人に着いていくと大変なことになります。

インドが恐ろしいのは、電車が本当にキャンセルになってしまうことがあることです。

その場合も不安になって周りのインド人に助けを求めるとカモにされてしまうので、慌てずに外国人専用鉄道予約オフィスへ行って状況を説明し列車変更などの相談しましょう。

※こういったトラブルがあるので、短期間の旅行者はパッケージツアーを申し込むことをお勧めします。話のネタとしてインドでトラブルを経験してみたいという方は別ですが・・・

外国人予約オフィスはニューデリー駅構内のメインバザール側(メトロと反対側)の駅の外側(セキュリティチェックを受ける前)の階段を上がって2階にあります。

外国人専用鉄道予約オフィスへ行くときにも注意が必要なのですが、それについては下記記事をご参照ください。

ニューデリー駅を避ける方法

上述の通り、誰に何と言われようと無視してニューデリー駅へ突っ込んでいけば良いだけの話なのですが、初めてのインドで色々と不安な方もいると思います。

そこで、少し手間になりますがニューデリー駅を回避する方法をご紹介します。

ニューデリー駅から電車に乗りたい場合、ニューデリー駅を通り抜けて駅の反対側へ行きたい場合とで対策が異なりますので、それぞれについてご紹介します。

ニューデリー駅の反対側へ渡りたい場合

ニューデリー駅構内を通らずにニューデリー駅の反対側へ渡る方法をご紹介します。

対策1:メトロのニューデリー駅を利用しない

ニューデリーの空港へ到着した旅行者がメインバザール側へ行きたい場合には、ニューデリー駅を利用しなくても地下鉄ブルーラインのRamakrishna Ashram Marg駅で下車すれば到達することが可能です。

Ramakrishna Ashram Marg駅 改札

Ramakrishna Ashram Marg駅は地上駅で、降りると左右2つに改札があるので迷いますが"PAHAR GANJ"と書かれている方の改札を降りてください。

Ramakrishna Ashram Marg駅 出口

改札を出たら"Towards Ramakrishna Mission"と書かれている出口から階段を降りて外へ出ます。

階段を降りて真っ直ぐ歩けばメインバザール(パハールガンジ)に到着です。この行き方であれば詐欺師に妨害されることはありません。

Ramakrishna Ashram Marg駅からメインバザールへ向かえば、国鉄の線路を越える必要がありませんので詐欺師に遭遇することもありません。

空港からだとニューデリー駅とRajiv Chowk駅で2回乗り換える必要があるため時間はかかりますが、どうしても不安な方はこちらの方が安心して移動できます。

対策2:北側の大通りを渡る

少し遠回りになりますが、国鉄ニューデリー駅の北側に大通りがあります。

ニューデリー駅の北側大通り

メトロのニューデリー駅を出たら道を渡らずに右折し、大通りとの十字路で左折します。

すると、線路を超える橋がありますので、その橋を越えて駅の反対側へ行きます。

ニューデリー駅の北側大通り

この行き方はニューデリー駅の回避方法としてよく紹介されているのですが、個人的にはオススメしません。

メトロを出てから橋へ辿り着くまでの道は多くのリキシャーや車が行き交い、車の間をすり抜けて歩かなければならないため交通事故に遭うリスクが高く危険です。

初めてインドへ来た方がこの道を歩いたら面食らうと思います。また、十字路が駅から少し離れたところにあるので、万一Google Mapがないと道に迷う可能性があります。

道に迷った時、周囲のインド人へ道を尋ねると適当なことを言われて土産物屋や旅行代理店へ連れて行かれてしまうかも知れません。

この大通りを通るくらいであればRamakrishna Ashram Marg駅を利用した方が安全です。

ニューデリー駅から電車に乗って別の都市へ移動したい場合

そもそも一番の対策は、ニューデリー駅の利用をできるだけ避けることです。

インド初心者の方がデリーから別の都市へ移動する場合には、ニューデリー駅を利用しないことをお勧めします。

対策1:デリーから他都市へは飛行機で移動する

バラナシ(ガンジス河)、リシュケシュ(ビートルズが長期滞在したヨガの聖地)、ブッダガヤ(釈迦が悟りを開いた場所)、ジャイプール(マハラジャ宮殿のホテルで有名なピンクシティ)など、多くの観光地はデリーから直行便で行くことができます。

電車は移動に時間もかかりますので、インドに10日以上滞在する予定でどうしても節約したい長期旅行者以外はトラブルの多いデリーから鉄道で移動することは避けた方が良いと思います。

もしインドでの鉄道旅行を経験したい場合は、例えばデリーから(ガンジス河で有名な)バラナシまで飛行機で移動し、バラナシから(イギリス統治時代に長い間首都だった)コルカタまで鉄道で移動するなど、ニューデリー以外の都市から鉄道に乗ることをお勧めします。

対策2:アグラ(タージマハール)へは現地ツアーを申し込む

タージマハールで有名な都市アグラはデリーから電車で2〜3時間ほどですが、アグラへは飛行機では行きづらいです。

アグラへ行く場合、ニューデリー駅でのトラブルが心配であれば現地ツアー(HISやシゲタトラベルなど)に申し込んでしまうことをお勧めします。

HISツアーの場合、デリー発のアグラ往復で1人13,000円だそうです。自分で電車を予約していくのに比べると遥かに高いですが、詐欺師に捕まると数万~数十万のツアーを組まされる場合もあるため、検討の余地があるのではないかと思います。

具体的な詐欺の手口についても理解が必要

さて、ここまで詳しくニューデリー駅の構造についてご説明しましたが、実際に詐欺師がどのような手口で騙して来るのかを理解していないと不安は払拭しきれないかも知れません。

実際、地球の歩き方や ニューデリー駅での詐欺被害経験者のブログを熟読して覚悟を決めてきたバックパッカーですら、いざニューデリー駅で詐欺師に絡まれると頭が真っ白になってしまい被害に遭っています。

それだけ手が込んでいるのですが、インドでは南アフリカやベネズエラのように白昼堂々無差別に人を刺してくるような避けようがない犯罪は基本的にないので、きちんと準備をして臨めばニューデリー駅は全く恐ろしくありません。

下記の記事でニューデリー駅周辺に出没する詐欺師の傾向と対策について詳細にご説明していますので事前にご確認ください。

東南アジアの一人旅に慣れている方でも騙されている方が大勢いますので、ニューデリー駅では警戒心を最大限に高めて行動してください!

コメントを残す