バラナシ ビジェイさん写真

バラナシにはビジェイ(Vijay)さんという、日本語がペラペラでとても有名なインド人ガイドがいます。「東野・岡村の旅猿4 プライベートでごめんなさい三度 インドの旅 という番組にも出てきます。

バラナシは、自分で歩いて見て回るだけでもそれなりに面白いのですが、ビジェイ氏にガイドをして頂いたお陰でガイドブックにも書かれていない場所を回ることができ、貴重な体験をさせてもらうことができました。

ビジェイ氏は非常に有名なため、ネット上にも様々な情報が出回っており、詐欺師だと書いているものあります。この記事では私が出会ったビジェイ氏のことをご紹介します。

なおバラナシの概要やバラナシを楽しむポイントについては インド・バラナシへ行く前にチェックすべき見どころ8選をご参照ください。

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ビジェイ氏との出会い

ネットの情報を見ると、「街中で突然ビジェイというインド人から声をかけられた」という方が多いようです。一般的には、インドの街中で突然日本語で話しかけてくるような見知らぬインド人は絶対に相手にすべきではありません。

親切にされたからといって油断してしまったら、何をされるか分かりません。実際、インドで行方不明になっている日本人も少なくありません。

インドは、南アフリカやベネズエラのように白昼堂々刺されるというような(逃げようのない)犯罪は少ないので必要な注意を払っていれば安全に楽しむことができますが、油断しても大丈夫なほど安全ではありません(特に北インド)。

私もバラナシで5人ほどインド人から日本語で声を掛けられましたが、全て無視しました。私の場合、ビジェイ氏はバラナシのサンタナゲストハウスに宿泊していた日本人の方に紹介して頂きました。ビジェイ氏に関しては、安心してガイドをしてもらうことができます。

バラナシの日本人の間では非常に有名な方のようなので、日本人ゲストハウスで情報収集をすれば出会うことができるかも知れません。

ビジェイ氏にガイドをしてもらうメリット 

バラナシは奥深い町で、ビジェイ氏にガイドを頼むとガイドブックを片手に自分で歩き回るよりも濃い経験ができます。

現地の詳しい情報を提供してもらえる

ビジェイ氏に案内をしてもらうと、ガイドブックに載っていない情報を色々と提供してもらうことができます。

サールナートでの仏教徒によるガイド

バラナシ近郊のサールナートでは、ビジェイ氏の知人の仏教徒の方をご紹介頂いて、チベット寺、中国寺、日本寺など各寺院について詳細にガイドをしてくださいました。

バラナシのガイド

バラナシはビジェイ氏自身が日本語で詳しくガイドをしてくださいますが、火葬場を中心にヒンドゥー教やインドの歴史なども踏まえて色々と教えて頂けます。

日本人の味覚に合った美味しいレストランを紹介してもらえる

バラナシには安くて美味しい日本食レストランが多数あるので日本食レストランを選んでおけば無難ではあります。しかしせっかくインドへ来たのだからローカルフードを食べたいですよね。

とはいえ、どのお店が当たりなのかは中々分かりません。ただでさえ大変なインドで不味いご飯なんかを食べてたら観光をする元気もなくなります。

ビジェイ氏は日本人を多数ガイドしていることもあって日本人好みの店を熟知しているので、美味しいラッシー屋やカレー屋などを案内してもらえます。

詐欺師が寄ってこない

バラナシは観光地ということもあって、外国人観光客は恰好のカモとされますが、ビジェイ氏が一緒だとボッタくられるリスクが減ります。例を2つご紹介します。

ガンジス河対岸のラクダ

ガンジス河を対岸へ渡ると馬やラクダに乗ることができます。日本人だけで行くと500ルピー請求され、300ルピー以下で乗るのは難しいですがビジェイ氏が一緒だと100ルピーで乗るよう値段交渉をしてくれます。

火葬場

外国人観光客がマニカルカー・ガートへ丸腰で乗り込むと、チャリティーを装ったガイドが近づいて「死を待つ人の家」へ案内され、薪代を請求されることがあります。しかしビジェイ氏が一緒であれば詐欺師は寄ってきません。

※日本人が丸腰で火葬場へ行くとカモになります。バラナシの治安については下記記事をご参照ください。

非常にセンスの良い(インスタ映えする)写真を撮ってもらえる

バラナシ ボート

ビジェイ氏は非常に写真のセンスがあるので、iPhoneであっても上の写真のようなセンスのある写真を多数撮ってもらえます。

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ビジェイ氏への支払金額について

私の場合、ビジェイ氏にガイドをしてもらうにあたって、ビジェイ氏からはガイド料金の説明が何もありませんでした。他の方のブログを読むと、ビジェイ氏から「お金はいらないよ!」などと言われることもあるようです。

「タダより高いものはない」と言いますが、お金を払わずにガイドをしてもらうというのは心苦しい、というか怪しいですよね。私の場合は、紹介して頂いた日本人の方から予め「1人1日1500ルピー程度払ったらいいんじゃないかな」と言われていたので、その値段を払いました(ボート代、サールナートへのオートリキシャ代、食事代は別です)。

ここで、1日1500ルピー(約2400円)という金額が高いか安いか、考えてみたいと思います。

バラナシのツアーを検索すると、HISのツアーの場合には2時間程度の早朝ボート(英語ガイドのみ)で6500円、終日のバラナシツアーだと9000円もします(参考:早朝ガンジス河観光バラナシツアー)。

インドローカルの旅行代理店であればもう少し安いですが、ネットで調べる限りはそこまで大きく値段は変わりません。

ビジェイ氏のガイドは丸1日というわけではなく数時間程度という場合が多いですが、旅行会社の現地ツアーと比べたら非常に安いです。

しかし、インド在住者の私にとっては、この金額は決して安くはなく、妥当な金額という印象です。私がチェンナイで使っているドライバーの給料は、1日15時間週6日勤務で月給14,000ルピー(約22,400円)、時間外残業の場合は1時間45ルピー(約70円)です。

もちろん日本語ガイドはドライバーと違って専門職なので給与も高くなりますが、ホワイトカラーの大卒新卒の初任給が月収2万ルピー(約3.2万円)程度、優秀な会計士の年収が200万円を下回る程度なので、数時間ガイドをしてもらって1500ルピーという値段は妥当なのではないかと思います。

ビジェイ氏が経営するシルク屋について

ビジェイ氏はシルク屋を経営しているので「ガイド料はいらないからシルクを買ってくれ」と言われるかもしれません。

日本語ペラペラのインド人にシルク屋へ案内されるというのはかなり厄介なシチュエーションですが、私もビジェイ氏の経営するシルク屋へ行きました。ビジェイ氏から本物のシルクの見分け方などを教えて頂きましたが、私はシルクは一切買わずに店を出ました。

ビジェイ氏は残念そうな顔をしましたが、ハッキリと断ればそれ以上のしつこい押し売りはありませんでした。

ニューデリーの旅行代理店詐欺などでは、大勢に取り囲まれて恫喝されるとか、金を払うまで店から出してもらえないとか、下手をすると身の危険があるなど様々な事例がネットで報告されていますが、少なくともビジェイ氏についてはそのようなことはありませんでした。

ビジェイ氏にガイド料を全く払っていないと罪悪感があって不要なシルクを買ってしまうかも知れませんが、きちんとガイド料を払っていれば堂々と断れるのではないかと思います。

従って、ビジェイ氏から「ガイド料はいらないよ」と言われたら、「ガイド料はきちんと払うからシルクは買わなくていいか」と切り出してみてはいかがでしょうか。

始めからシルクの購入を断ってしまうとガイドの質が下がるのではないかと心配するかもしれませんが、ビジェイ氏は日本人とのコネクションを作って、その日本人がバラナシへ遊びに来た時にビジェイ氏を紹介してもらいたいという思惑もあるようなので、シルクを買わなかったからと言って必ずしもトラブルなるとは思いません(保証はできませんが)。

ビジェイ氏に限った話ではありませんが、本気で日本人相手に商売をしているインド人は短期的な視野で日本人を騙すよりも、(たとえ短期的には損をしても)長期的に日本人と信頼関係を構築して口コミで顧客を紹介してもらった方が儲かるということを理解していますので、非常に誠実な方が多い印象です。

そういうインド人は滅多にいませんが・・・

ビジェイ氏の詐欺疑惑について

他の方が書いているブログに、「ビジェイは詐欺師である」と書かれていました。

【詐欺】インドバラナシで出会った日本語ガイドとの衝撃体験談を紹介

このブロガーさんは、ビジェイ氏に無料でガイドをしてもらった翌日にもビジェイ氏と会う約束をしたものの、シルク屋で商品を売りつけられることが面倒になり無連絡で約束をすっぽかしたそうです。 

すると、夕方宿へ戻ったときにまだビジェイ氏がホテルの前で待ち構えていて怒られた挙句、ブロガーさんの1日の行動がビジェイ氏に全て把握されていたので怖くなったそうです。 

このブロガーさんがビジェイ氏のことを詐欺師と推定している理由は3つあります。 

  • 「ただのありがとうなんていらないよ」と言われ、シルク屋へ誘導しようとした
  • こちら側の1日の行動を全て把握していたのが怪しい
  • ビジェイ氏は自身の写真を取らせない

「ただのありがとうなんていらないよ」と言われた件

無断で約束をスッぽかしたら怒るのは当たり前です。そんなことをしたら、インド人よりも日本人の方が怒るかも知れません。

行きたくなければ始めから約束をするべきではありませんし、約束したなら行くだけ行って、購入を勧められたら断ればよいだけのことです。

日本のように相手がこちらの意図を察してくれるわけではないので、嫌な時はハッキリ「No」と意思表示しなければなりません。

行動が1日監視されていた件

次に、ブロガーさんのバラナシでの行動が把握されていた件ですが、もし事実だとしたらこれは確かに怖いと感じるかも知れません。

特にバラナシは非常に狭く歴史のある街で、デリー、バンガロールなどの大都市と異なり人間関係も緊密でネットリしているので、有り得ることかと思います。

従って、情報が回っている可能性はありますが、だからと言って詐欺師の悪人集団かどうかは断定できません。インド人は非常に噂好きで、チェンナイに住んでいても「そんな情報、誰から聞いたの?」みたいなことがよくあります。

少なくとも、私がビジェイ氏のお陰で楽しいバラナシ旅行ができたことは間違いありません。また私はシルク屋で何も買わずに帰ってきましたが、チェンナイへ戻ったあとビジェイ氏から丁寧なメッセージを頂きました。

シルクの押し売りがあるのは事実ですが、「詐欺か」と言われるとそこまでではないように思います。シルクを買わない限り店から出られないとか、人が大勢やって来て脅されるとか、そういったことはありません。

押しに弱い方は押されてしまうかも知れませんが、先ほども書いた通り(ビジェイ氏に限らず)インド人に対しては”No”と言うときはハッキリ”No”と主張していかなければ向こうの都合の良いように状況が進んでしまいます。

日本人同士のように、お互いの表情を見て空気を読んで察する・・・などということを海外で期待するのはそもそも間違っています。

また、ビジェイ氏は大勢の日本人とSNSで繋がっており、日本人に対して悪いことをして日本人の間で(Twitterなどで)悪い噂が流されればビジェイ氏にとっても困ったことになります。

ビジェイ氏が日本人に詐欺を働くメリットよりもリスクの方が大きいはずなので、ビジェイ氏が詐欺師というのはちょっと考えづらいように思います。

ビジェイ氏自身の写真を撮らせなかった件

私はビジェイ氏と何度も一緒に写真を撮りましたし、インターネット上でビジェイ氏の写真も見つけました。このブロガーさんにビジェイ氏が写真を撮らせなかったのは何か特別な理由があったのかも知れません。

私は、ビジェイ氏が詐欺師ではないということを保証することはできません。また、読者の方とビジェイ氏との間にトラブルが発生したときにも一切の責任を取りません。この記事では私が体験した事実のみお伝えするものです。

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