インド旅行は危険?女性一人でも安全にインドを旅するための注意事項

「インド一人旅」と聞いて、真っ先に不安に思うのが治安ではないでしょうか?インドと言えば暴行事件がよく世界ニュースになっていますし、恐い場所というイメージがあるかと思います。この記事では、インドを安全に旅するための情報についてご紹介します。

インド旅行は危険?女性一人でも安全にインドを旅するための注意事項

私は南インドのチェンナイという場所に住みながらインド各地を旅行しています。私自身が恐ろしい目に遭ったことはないのですが、恐ろしい話を聞いたことはあります。

結論から言うと、注意すれば大丈夫です。

インドの治安
事前に情報収集をし、十分な警戒心を持って対策を講ずれば安全に楽しく快適な旅行ができます。しかし、油断をしても大丈夫なほど安全ではありません。

外務省の安全情報によると、インドは「十分注意してください」となっていますが、正にその通りです。

インドでは南アフリカやベネズエラのように白昼堂々刺されたり強盗されるといったことは基本的にありません。

一方で、観光地での詐欺や、深夜に人通りが少ない路地を出歩いて行方不明になるといったことはあります。そう言われると

具体的にどんな詐欺の手口があるの?対策は?
といったことが不安になると思います。そこでこの記事では、インドで旅行者がよく遭遇する問題の概要と対策についてご紹介します。

なおこの記事ではあくまでも概要に留め、個別の事例については別の記事で詳細にご紹介します。この記事を読んでインドへ来て頂けば安全に旅行をして頂けると思います。

インド旅行で人気のあるエリアは治安も悪い

インドというのは非常に広く、日本の約9倍もの面積があるため、一言で「インド」と言っても地域によって情勢は非常に異なります。

特に治安が悪いのは北インドの観光地

かなり大雑把に言って、北インドの観光地は比較的治安が悪いと言われています。

「治安が悪い」と言ってもテロや強盗殺人が多発するというわけではなく、詐欺やスリなどが多いです。

特にデリー、バラナシ、コルカタなどで騙されたという話をよく聞きます。

インド地図

北インドというのは、上記の地図で青いエリアです。但し「北」と言っても、ネパールやブータンとの国境、ヒマラヤ山脈の方まで行ってしまえばまた話は違います。

なお赤が東インド、緑が西インド、黄色が南インド、グレーは北東部です。

北インドの観光地には「一見親切で誠実そうに見えて実は不誠実」という人がとても多いので、簡単に人を信用しない方が良いです。

インドに限った話ではありませんが、誠実な人に対しては誠実に、不誠実な人に対しては不誠実に接するのが鉄則です。

道端で話しかけてくるようなインド人は基本的に信用できないので全て無視してください。

南インドは比較的安全

旅行者
インド人のことを無視してばっかりいたら、インド人と交流する機会がないじゃん。せっかくインドに来たのだから、観光ばかりでなく地元の人に心を開いて地元の人と触れ合いたいな。

と考えている方もいるのではないでしょうか。

確かに大半のインド人はとても良い人なのですが、人気のある観光地は初めてインドへ来た旅行者を狙った悪い人が集中しているため、心を開こうとするのは危険です。

「観光よりも生のインド人の暮らしに触れたい」という方は(そもそもインド就職が最もおススメですが)、南インドを旅行することをおススメします。

南インドは観光資源が乏しいですが、観光客が少ない分、インド人も観光客慣れしておらず素朴な人が多いです。

地球の歩き方にも以下のように書かれています。

西インドや南インドだけの観光なら、デリーからコルカタから入る必要はない。(中略)この地域には、デリーに比べると「だまされた」とか「トラブルに遭った」という被害が格段に少ない。まだインド慣れしていない初心者なら、この地域でインド慣れしてから北上するのも手かもしれない。

地球の歩き方 インド 2018-19 P57

私の住んでいる南インドの都市チェンナイでは、

  • カフェで携帯やパソコンを机に置きっぱなしのままトイレに行く
  • 電車でもバスでも大勢の人が爆睡している

など、治安が良い地域特有の無防備な現象がよく見られます。

強盗や誘拐といった恐ろしい犯罪は人気のないところで起きるのですが、チェンナイは年間を通じて夜遅くなっても暑いので、夜中まで家の前でボーっとしている人が大勢おり、深夜11時過ぎまでは人の目があるので、夜でも街を一人歩きしているインド人女性が大勢います。

※もちろん、いくら治安が良い地域と言っても土地勘のない旅行者が夜に一人歩きはお勧めしません。

地元の人と話をしたければレストランやカフェなどで話をしてみると良いかも知れません。南インドは(特に、私が住んでいるチェンナイのあるタミルナドゥ州は)ヒンディー語が通じない代わりに英語は比較的よく通じます。

英語で話しかけてみたら、身の上話を延々と話してくれるような人が大勢います。

南インドはただ観光するだけではつまらないかも知れませんが、地元の人に話しかけて楽しむという点では魅力的な場所ではないかと考えています。

声をかけて来る人は無視し、撮影し、逃走し、怒鳴る

さて、怪しいインド人から声をかけられたときには以下の4段階で対応してください。

無視する

ニューデリー駅での詐欺に限った話ではありませんが、大抵の詐欺師は相手にしなければ諦めます。

私がニューデリー駅を渡るときも、いつも大勢のインド人が次から次へと声をかけてきます。

詐欺師
ハロー!チケットは持ってるのか!
などと言われますが、「ハロー」と言われて詐欺師の方を向いたら負けです。

詐欺師
お、コイツは土地勘のない観光客だな。
と感じたらどんどん寄ってきます。
日本人であっても、堂々と歩いていれば詐欺師はそこまで寄ってきません。キョロキョロと不安そうな顔をしながら歩いているとどんどん寄ってきます。

メトロのニューデリー駅から国鉄のニューデリー駅の構内へ辿り着くまでに、インド人と目を合わせたり1言でも会話をしたらゲームオーバーというゲームをやっていると思って駅に向かってください。

そのように考えると、ゾンビを倒している気分になって意外と楽しいです。

携帯のカメラを向ける

無視してもしつこく付きまとってくる詐欺師に対しては、ケータイのカメラを向けると大抵は逃げ去ります。

彼らも、怪しいことをやっている証拠は掴まれたくないようです。

逃げる

カメラを向ければ大抵は収まりますが、それでもついてきたら全力で逃げ去りましょう。

怒鳴る

インドでトラブルに遭った時や大勢に囲まれて困ったときの鉄則は、面倒でも大声で怒鳴る、”NO!”を連発する、という対策が必須です。最悪、英語が出てこなければ日本語でも構いません(但し、暴力はNGです)。

インドではニコニコと大人しくしていると「問題ない」と判断されてしまいますが、大声で怒鳴っていると周りの人が「なんだなんだ」と寄ってきて助けてくれる場合もありますし、詐欺師の側でも「こいつは手ごわい」と思って警戒します。ナメられないようにするには大声で怒る覚悟が必要です。

ニューデリー駅、コンノートプレイス、パハールガンジなど、詐欺師が多数出没する地域は人混みの場所です。従って、大声で騒ぐと周りの良心的な人が助けてることもあります。

但し、助けるフリをして「ここは危ないから安全な場所へ連れて行ってあげる」と言って変なところへ連れていく人もいますので、助けてくれた人についていかないように気をつけてください。

私の地元チェンナイでのことですが、大声で怒鳴り散らして物事が先へ進んだ事例をご紹介します。

日没後の1人歩きは避ける

インドと言っても広いので、地域によって治安の善し悪しは異なります。

1つの目安としては、夜に現地のインド人女性が1人で外を歩いているのをよく見かける街は比較的安全ではないかと思います。

私が住んでいるインドのチェンナイでは夜に女性が歩いているのを見かけますが、治安は極めて良いです。

安全とはいえ、もちろん夜の1人歩きは全くオススメしません。特に暗がりや人通りが少ないところなどは絶対に行ってはいけません。

特に土地勘のない旅行者は極めて危険です。

ホーリーの時期は避ける

ホーリーというのは3月頃にあるインドのお祭りです。ホーリー祭のときは色のついた粉や液体を通行人の誰に対しても投げつけることができます。

皆さんも、ホーリー祭の時期にインドをフラフラしていたら投げつけられて服は台無しになります。

お店を開けておくとお店の中にも液体が投げつけられるため、お店は全て閉まってしまいます。

この時期、インド在住者は家に引き篭もって出て来ません。

旅行者、特に女性旅行者はホーリー祭の時期は避けたほうが無難です。

液体や粉を顔に投げつけられ、前が見えなくなった状態で身体を触られたり財布や携帯電話を盗られたりといった被害を聞くことがあります。

エリア別に遭遇する詐欺のパターンと対策を理解する

各地域別に詐欺の傾向というのがありますので、詐欺のパターンを予め学んでおくことで対策をすることができます。

このブログでも情報が分かり次第アップしていきます。今は下記のエリアについてまとめています。

ニューデリー駅

個人旅行者の多くがインドで最初に訪れるのがニューデリーですが、ニューデリー駅から電車で他の都市へ移動しようとしたとき、またはニューデリー駅を渡って市内中心部であるメインバザールへ行こうとした時に詐欺被害に遭う方が多いです。

ニューデリー駅で多発する詐欺の傾向と被害に遭わないための対策をまとめましたのでニューデリー駅へ行く前にご確認ください。

バラナシ

ガンジス河の沐浴で有名なバラナシも多くの方が被害に遭っています。バラナシでよくある手口と対策については下記の記事をご参照ください。

十分注意すれば楽しいインド旅行

冒頭で述べたことの繰り返しになりますが、インドでは無差別テロや白昼堂々の殺傷事件・強盗といった避けようのない事件はほぼありません。

従って、事前にトラブルの傾向を知り、十分に対策を講じて注意して旅行すればインドは安全に楽しむことができます。

自戒も込めて書きますが、インドに慣れて油断してきた頃が最も危険です。

南インドに慣れた日本人が、南の感覚で北へ行ってしまい酷い目に遭った・・・という話もよく聞きます。

地球の歩き方には

まだインド慣れしていない初心者なら、この地域でインド慣れしてから北上するのも手かもしれない。

地球の歩き方 インド 2018-19 P57

と書かれていますが、個人的にはインド慣れしておらず警戒心の強い初心者のうちに北を経験してから南下するのも手かもしれないと個人的には思います。

油断をしても大丈夫なほど安全ではありませんので、警戒心は強めて行動してください。

なお、インド駐在やインド就職、インド留学など、インドに住むことを想定している方については、インド駐在・インド就職希望者必見 安全に暮らすために注意することもあわせてご確認ください。

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