初めてのインド個人旅行にオススメ サンタナゲストハウス

インドを個人旅行してみたいけど、1人で安全に旅行できるかな?

初めてのインド旅行の方にオススメなのがサンタナゲストハウスです。

サンタナはオリッサ州のプリーという場所に本店があり、バラナシ、コルカタ、デリーに支店を出しています。プリーでは1952年から営業を続けています。

宿泊客はほぼ100%日本人で、案内書きも全て日本語で書かれており、日本語の本が大量に準備されており、食事も日本食が安い値段で提供されます。

交流スペースがあるので、宿泊客同士でバラナシの観光地や美味しいレストランなどの情報交換が可能です。

この記事では、私が宿泊したバラナシとデリーのサンタナゲストハウスについてご紹介します。

この記事を読めば、初めてのインド個人旅行でもサンタナゲストハウスを利用すると安心してインドを楽しめることが分かります。

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サンタナバラナシ

サンタナバラナシ 入口

バラナシはガンジス河での沐浴や火葬が世界的に有名で、世界中から観光客が大勢集まっています。

日本人観光客も大勢見かけます。

バラナシに関する詳細はインド・バラナシへ行く前にチェックすべき見どころ8選をご参照ください。

サンタナバラナシの部屋について

2段ベッドのドミトリーは冷房なしで200ルピー(300円)、冷房付きで350ルピー(約560円)、個室の場合は400ルピー〜600ルピー(600-900円)でした。

私たちは夫婦で宿泊したので、冷房、トイレットペーパー、ペットボトル、バスタオルがついたデラックスルーム(2名で1,500ルピー、約2,400円)に泊まりました。

インドでは一般的なことですが、シャンプー、石鹸、歯ブラシ、歯磨き粉はないため、自分で持っていくか現地のお店で買わなければなりません。

サンタナバラナシの食事について

サンタナバラナシ 部屋

いずれの宿泊プランにも無料の朝食が含まれています。朝食はトースト3枚とスープ、チャイです。15-20ルピーを支払うと目玉焼き、オムレツなどを追加することができます。

昼食、夕食は個別に注文するといつでも作ってくれます。非常に安くて美味しいです。必要であれば100-200ルピーでチャーハン、唐揚げ、玉子焼きなどのお弁当も作ってくれます。

公式には昼食のオーダーストップが11時、夕食のオーダーストップは17時でしたが、それ以降の時間でもお願いすれば柔軟に対応して頂けました。

プリーのサンタナは締め切りを過ぎると対応してもらえませんでしたが、バラナシの方が宿泊客の数が少ないので柔軟なのかも知れません。

※バラナシも私が泊まったときにたまたま柔軟に対応してもらえただけで、公式には認められていないかも知れません。

一番安いドミトリーに泊まって昼食、夕食を頼むと、宿泊費200ルピー、昼食・夕食代が100ルピーずつとして1日400ルピー(600円)しかかかりません。

もし1ヶ月泊まるとすると、1ヶ月の宿代と食事代の合計が12,000ルピー(約18,000円)、それに携帯電話とシャンプー代や服代が少しかかりますが、月3万もかからずに生活ができます。

少し頑張って日本でお金を貯めて、暫くのあいだバラナシでのんびり過ごすというのは十分に可能です。または、オンラインでリモートの内職の仕事をしながらずーっとバラナシで暮らすというのも可能です。

サンタナバラナシのボートツアーについて

サンタナバラナシでは、わずか250ルピー(400円)でボートに乗ることができ、日本語でガイドをしてもらえます(2019年1月時点)。

通常、河辺で交渉すると500ルピーほどしますので、かなりお得ではないかと思います。

サンタナプリー

プリー サンタナホテルフロント

プリーというのは東インドにある小さな町で、バラナシのような観光地ではありません。チェンナイに住んでいる日本人に聞いても、「プリー」という地名を知っている人はほぼいませんでした。

プリーというのは、バックパッカーの間では非常に有名なのに駐在員や現地採用の人は誰も知らないという、非常に不思議な場所です。

プリーのサンタナはバラナシと全く雰囲気が異なります。

プリーは、最寄りの空港から車で片道約1時間半、しかも道の途中は荒地と畑だけという非常に辺鄙な場所にあります。観光する場所はほぼありません。

こんな所にどうして日本人宿があるのか?自分達の他に宿泊者がいるのか?と不思議に思っていました。

ところが、いざサンタナゲストハウスに到着してみると宿泊者(全員日本人)が30人以上もおり、非常にビックリしました。

宿泊者のうち約半分はヨガ教室の生徒でした。サンタナ・プリーでは45日間のヨガコースを開講していて、日本からヨガを習いに来ている人達(全員女性)が宿泊していました。ほぼ全員インドは初めてで、それどころか海外が初めてという人もいました。

残りの半分はバックパッカー達でした。下は10代から上は何と70代まで正に老若男女問わず様々な人達がいました。

多くの宿泊者がプリーに長期滞在する理由

プリー サンタナホテル 中庭

プリーに滞在しているバックパッカーには一つ共通していることがありました。それは、宿泊期間が長いことです。短い人でも1週間程度、長い人は3ヶ月も宿泊しています。

過去に別の場所で会ったバックパッカーは、有給を利用したり転職の合間に来ている忙しそうな人が多く、みんな長くても2泊程度で次の場所へ移動していました。しかしプリーは観光する場所が少ないにもかかわらず何ヶ月も宿泊している人が多いので、一体何をしているのか不思議に思いました。

そこで1ヶ月以上の長期滞在者に滞在理由を聞いてみると

人生の休憩中です

沈没中です

1週間で次の町へ行くつもりが、居心地が良すぎて抜け出せなくなりました

などの回答が返ってきました。

あるバックパッカーが「ここは日本人バックパッカーの沈没宿だから、インドの他のゲストハウスとは違うんだよ」と教えてくれました。私は初めて「バックパッカーが沈没する」という言葉を聞いたのですが、世界を旅行する人たちの間ではよく知られた事象なのだそうです。

バックパッカーの沈没とは
バックパッカーがある町に滞在するうちに他の都市へ移動するのが億劫になってしまい、その町から移動できなくなってしまうこと
インドへ来て詐欺や盗難に遭ったり、毎日宿を替えたり長距離移動をしたりというのを繰り返しているうちに疲れてしまい、新しい場所や人に出会っても感動がなくなってしまうという人もいるようです。

そんな人達にとってプリーのサンタナは正にオアシスです。

プリー・サンタナの居心地が良い理由
  • プリーは治安が良く、デリーやコルカタのように騙されることがない
  • サンタナには1泊300円程度で止まることができ、100円程度で昼食も夕食も日本食を食べる
  • 宿泊客は全員日本人で、日本の本やマンガも充実し、全て日本語の環境で快適に過ごせる

インド旅行に疲れたバックパッカーにとってここまで居心地の良い場所は他にないので、次の都市へ行くのが億劫になってしまい、ついつい長期滞在になってしまう人が多いそうです。プリーのサンタナは代表的な沈没宿として日本人バックパッカーの間で有名なのだそうです。

プリー・サンタナで暮らす

プリー 海岸の牛

「サンタナ・プリーに長期で泊っている人が全員沈没者だ」というわけではありません。プリーでのんびりするためだけに日本からわざわざ来ている人もいました。

65歳を過ぎて国民年金を毎月5万円受け取っても日本で暮らしていくのは大変ですが、サンタナであれば月3万円くらいで十分に暮らしていけますので、老後をここで楽しそうに満喫している人もいました。

しかし月3万の費用も工面できない場合、プリー・サンタナではスタッフとして清掃や調理補助の手伝いをすると3食と宿泊費が無料になります。

インドの観光ビザは3か月ごとに更新をしなければならないので海外へ出なければなりませんが、その飛行機代を除けば殆ど何もお金がかかりません。シャンプー、歯ブラシ、服と携帯電話くらいですかね。

なおビザの更新は日本まで帰る必要はありません。インド大使館のホームページの「質問3」を見て頂くと

3:日本国民は日本でしかインドのビザを申請できないのでしょうか?他の国のインド大使館/領事館ではできませんか?

答え: 日本国民はどの国のインド大使館、領事館でもインドのビザを申請できます。しかし、日本で申請する場合よりも長い期間が必要になり、料金も高くなります。

とあります。
ネパールやバングラデシュなどのインドの近隣諸国であればインドから近いので日本ほど移動代もかかりません。

日本で行き詰ったらとりあえずインドへ

65歳を過ぎて国民年金を毎月5万円受け取っても日本で暮らしていくのは大変ですが、プリーのサンタナであれば月3万円くらいで十分に暮らしていけるので、老後をここで楽しそうに満喫している日本人も数名いました。

日本だとネットカフェや山谷・西成(あいりん)のドヤに1泊するだけでも2000円くらいします(最安値は1泊500円があるそうですが)。食事代もバカにならず、あいりん地区の食堂でも200円くらいは出さないとマトモなものは食べられなかったと思います。

従って本当に人生が切羽詰まった人は青木ヶ原樹海や東尋坊を目指す前に、片道の航空券代だけどうにか工面してインドへ来てしまったら良いんじゃないかとすら個人的には思いました(日本人はアライバルビザでインドへ入れます)。

プリーには本当に個性的な人が集まっていて、日本ではまず出会うことのないような面白い経験をしている人達との交流や情報交換の機会があります。日本国内だけで考えると行き詰ってしまっても、世界へ目を向ければ道が開けることもあるのではないでしょうか。

「インドへ来ると人生観が変わる」とよく言われますが、インドにいる日本人自体がかなり個性的な人が多く、バックパッカーの日本人と交流するだけでも「こんな生き方があるのか!」と、視野が広がります。

毎日入れ替わり立ち替わりやってくる多くの旅行者と交流するうちに、やりたいことやチャンスも見えてくる可能性があるのではないでしょうか?

「インドは無理」という人も多いと思いますが、とりあえず「こういう世界がある」ということを、多くの人に知って頂きたいです。indiasantanatravel.com

日本にいると老後の心配が尽きませんが、プリーで70代の日本人のおじいさんから「ここで2か月、人生の無駄遣いしてます(笑)。」と言われると、老後の心配をするのがバカバカしく思えてきます。

日本にいると会社の人以外と交流する機会も少ないですが、インドへ来てバックパッカーと会っていると「老後はどうにかなる。本当に困ったら誰かが助けてくれる。それよりも、今を楽しめない方が将来後悔するのではないか」と思えてきます。

プリーでは「世界一周してるんですが、お金がなくてお先真っ暗なんです」と言っている人もいましたが、人生を楽しんでいるのは間違いなく、また優しくて魅力的な方が多かったです。

「良い学歴・良い職歴」という世間的な価値観からは大幅にズレるのかも知れませんが、みんな表情は明るく後悔はなさそうでした。

なお「インドに興味はあるが、脱サラするのは不安」という方にはインドでの転職もお勧めです。インドで働きながら週末バックパッカーという方法もあります。詳しくは無職にならずにバックパッカーをやりたい人のためのインド就職をご参照ください。

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