昼下がりの読書

自信のない人が自己肯定感を高めるための7つのステップという記事で、自己肯定感を高めていくための方法を具体的にご紹介しました。

私は22-24歳の頃、自己肯定感が低く何事も上手くいかない時期が続いたことがありましたが、今は楽しく過ごすことができるようになりました(詳しくは、上記の記事をご参照ください)。

この記事では、上記記事の内容についてもう少し掘り下げて理解したいという方のためにオススメの書籍9選を各ステップ別にご紹介します。

スポンサーリンク

STEP1:人間には優劣がないことを理解する

最初のステップは「人間には優劣がないことを理解する」です。

詳しくは劣等感コンプレックスの解消は努力による克服ではなく価値観の転換をご参照ください。

このSTEPに関する書籍は2冊ご紹介します。

心屋仁之助「一生お金に困らない生き方」

 

この本には、人間の収入には歩合給存在給の2種類があると書かれています。

歩合給:努力に応じて入ってくるお金

存在給:何の役に立たなくても、寝ているだけで入ってくる収入

ここまでは、「権利収入と労働収入」などの用語でよく聞きますよね?

「金持ち父さん、貧乏父さん」というベストセラー書籍でも、権利収入を作ることの重要性が説かれていました。

しかし心屋先生の本はここからがブッ飛んでいます。

一生懸命努力をすると歩合給が増えますが、頑張れば頑張るほど存在給は減ります。

そこで、存在給を増やすには頑張るのを辞めることが大事だと説きます。

私は初めてこの本を読んだとき、何のことを言っているのかサッパリ理解できませんでした。

しかし、何度も読み直し、生活で経験することと照らし合わせながら考えていくと、腑に落ちるようになりました。

この考え方は、「頑張って成果を出す人が偉い」という考え方と真っ向から対立します。

「私は寝ているだけでお金を受け取って良い」と思うことがまず重要だと言っていますので、「人間には優劣がある」という価値観は根底から覆されることになります。

なお、この本にはイラスト版もあります。

気軽に読み進めたい方はイラスト版がオススメです。

魚川祐司「仏教思想のゼロポイント」

「仏教」というと、どういうイメージがあるでしょうか?

日本のイメージは葬式の時にお坊さんが来てお経を唱える・・・というイメージかも知れません。

しかし初期の仏教は全く異なるものでした。

この本の著者である魚川氏は東京大学大学院博士課程でインド哲学・仏教学を学んだ後、ミャンマーで仏教を学び初期仏教を中心に研究されている方です。

仏教の初期の教えについて「異性とは目も合わせないニートになれ。」と衝撃的なことを書いています。

異性とは目も合わせないニートとは、結婚も子づくりも仕事もしない人ということです。

「働いて社会に貢献することが素晴らしい」という現代の道徳とは真っ向から食い違います。

しかし、2500年ほど前にインドで誕生した「異性とは目も合わせないニートになれ」という教えが、形を変えつつアジア全体で広く受け入れられていったのです。

ですから「異性とは目も合わせないニートになれ」には人間の本質を突く心理があるのではないでしょうか?

この本を読めば「人間には優劣があり、劣った人間には存在価値がない」という、自己肯定感の低い人が抱く価値観が根底から引っくり返ります。

「勉強もできない、運動もできない、仕事もできない、結婚もできない、だから自分には存在価値がない」といって自信をなくしている方には、ぜひ読んで頂きたいです。

少し難しく感じる方もいるかも知れませんが、目から鱗なのでぜひご一読いただきたいです。

STEP2:自分の感覚を信じる

次のステップは「自分の感覚を信じる」です。

詳しくは自分の感覚を信じられるようになるための考え方と注意点をご覧ください。

このSTEPに関する書籍も2冊ご紹介します。

安冨歩「生きる技法」

「女性装をする東大教授」として、一時期様々なテレビにも出演していた安冨歩教授が、生きる方法について書いた本です。

「自分の感覚を信じれば幸せになれる」ということが、最初から最後まで書かれています。

自立とは?友人とは?夢とは?といった様々なテーマについて書かれていますが、一貫しているのは「自分の感覚を信じましょう」というメッセージです。

そして「幸福は手に入れるものではなく感じるものだ」ということが書かれています。

この本を読めば、感覚を信じることの大切さと感覚を信じられるようになるための具体的な方法が分かります。

アリスミラー 魂の殺人

立派とされる親や教師が、「教育」という建前で子どもの感覚を破壊し、感覚を破壊された子どもは犯罪を犯してしまう、ということを様々な事例をもとに説明している本です。

この本を読むと「犯罪をしてしまうのは自分の感覚に従った結果ではなく、感覚を押し殺したからだ」ということを納得できます。

スポンサーリンク

STEP3:自分を尊重してくれない友人とは距離をおく

3つ目のステップは「自分の感覚を信じる」です。

詳しくは友達はいなくてもOK 自分を尊重してくれない友人と距離をおく方法をご参照ください。

信田さよ子「コミュニケーション断念のすすめ」

東日本大震災後の一時期、「絆」の重要性がよく言われていましたが、絆は呪縛にかわることがあります。

自分を尊重してくれない人との人間関係は、たとえ親であっても諦めるべき、というのがこの本の主張です。

親や友人との関係に悩まされていても罪悪感があって関係を断ち切ることができない、という方にぜひ読んで頂きたい本です。

STEP4:没頭できる趣味を見つける

4つ目のステップは「自分の感覚を信じる」です。

詳しくは行動力のない人がやる気を出して行動力を高めるために必要な考え方をご参照ください。

加藤諦三「不安のしずめ方」

楽しめるものを見つけたい、没頭できる趣味を見つけたい、と思ってもそれができないのは、不安な気持ちがあるからではないでしょうか。

私なこの何十年間、命がけで不幸に執着する人を何人も見てきた。
それは、人間にとって、不幸よりも不安の方がはるかに強い感情だからである。
人は不安を避けるためには、死にものぐるいで不幸にしがみつく。

加藤諦三 「不安のしずめ方」 P22

 

この本では、不安な気持ちを鎮めるための方法が書かれています。

不安な気持ちが鎮まると新しいことにチャレンジする意欲が湧いてきますので、新しい行動を起こしたい人にはぜひ読んで頂きたい1冊です。

加藤先生は何百冊も著作があり、異なる本で似たようなことを書いているので、何冊か読むと全体を深く理解することができます。

なお加藤先生の本は抽象的で何を言ってるのか分からないことがあるのですが、YouTubeで検索すると具体的な事例を知ることができます。

加藤先生はニッポン放送の「テレフォン人生相談」のパーソナリティを45年近く務められているので、YouTubeに大量の具体例がストックされているのです。

例えば、私は加藤先生の本に書かれてあった「ズルさは弱さに敏感である」という言葉の意味を理解することができませんでした。

しかし、「ズルさは弱さに敏感である」とYouTubeで検索すると、加藤先生がテレフォン人生相談で回答している動画がヒットします。

そして「なるほど、ズルさは弱さに敏感であるとはこういう意味だったのか」と理解することができます(2019年9月現在)。

STEP5:得意なことを見つける

5つ目のステップは「得意なことを見つける」です。

詳しくは自分の得意なことを見つけるための3つの方法をご参照ください。

ピーター・ドラッカー「経営者の条件」

ピーター・ドラッカーは日本でも非常に有名な経営学者です。

タイトルは「経営者の条件」となっていますが、経営者だけに関係のある内容ではなく

私は別に経営者でもないし、会社経営なんて興味ないんだけど。

という方にもぜひ読んで頂きたい本です。

今の時代、会社員といえども上司に言われた作業を淡々とこなしていれば良いのではなく、自分の強み・弱みを考えて、強みを活かせる仕事にシフトしていかなければなりません。

この本は仕事で成果を出す方法について書かれた本ですが「弱みではなく強みに焦点を当てましょう」と説明されています。

この本を読めば、なぜ苦手な仕事をやらなくて良いのか、どうやって得意なことに集中するか、といったことが分かります。

STEP6:得意なことに集中する

6つ目のステップは「得意なことに集中する」です。

詳しくは自分の得意なこと・好きなことに集中する方法をご参照ください。

グレッグ・マキューン「エッセンシャル思考」

無駄な付き合い、無駄な仕事、を全て断って、本当に絶対やらなければならないことだけに絞って成果を出しましょう、という内容の本です。

「全てやりきるにはどうするか?」から「本当にしなければならないことはどれか?」という思考に切り替えることの重要性が説かれています。

そして「無駄な付き合いや仕事をやっている暇があったら家で寝てエネルギーを蓄えなさい」と書かれています。

実際に、行きたくない付き合いややりたくない仕事を断るのは大変なことですが、この本では嫌なことを断る具体的な方法も詳細に書かれています。

積極的に参加したいわけじゃないけど、断る理由もないんだよなぁ

という飲み会は全て断るべき、という理由が具体的な理由と共に書かれています。

STEP7:他人が変わることを期待しない

最後のSTEPは、STEP1から6まで全体に関わることです。

加藤諦三「運命のうけいれ方」

 

「自信をつけたい」「自分を変えたい」と思ったとき、最初は頑張れるかもしれませんが、段々と

愛情のある家庭で育った人は苦労しなくていいのに、どうして私ばっかりこんなに苦労しないといけないんだ

こればっかりは運命なので受け入れるしかないのですが、そうは言われても納得できないですよね。

そんな方に読んで頂きたいのが、この「運命のうけいれ方」です。

この本は、運命をうけいれるための具体的な方法が書かれていますが、その方法はSTEP1でご紹介した「仏教思想のゼロポイント」にも通じるものがあると個人的には感じました。

本を読んだだけでは何も変わらない

以上、自信のない人が自己肯定感を上げるために役立つ書籍10選を紹介しました。

しかし、読んだだけでは何も変わりません。

ぜひ本の内容を参考に「気が乗らない誘いを断る」「興味のあることにチャレンジする」など、新しいことにチャレンジしてください。

スポンサーリンク