インド ラダック ヌブラ渓谷

インドのチベット、ラダックを旅行するために必要な日数や最適な時期、その他必要となる準備についてご紹介します。

ラダックはインドにありながらチベット文化を色濃く残す、インドの中でも独特な地域です。

ラダックはインドの中でも特殊な地域であることから、ラダック旅行のあたっては他のインドの地域とは異なる特別な準備が必要になります。

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ラダック旅行に最適な時期

インド ラダック パンゴンツォ

ラダック旅行に最適なシーズンは6〜9月頃とされています。10月を過ぎると寒くなるので、多くのゲストハウスやレストランが閉じられてしまいます(とはいえ、高級ホテルは営業しています)。

多くの日本人にとって、6月〜9月のうちで1週間の休暇を取れると言えばお盆休みしかないため、お盆休みには日本人が集中します。

12~2月頃は、日中でも氷点下10度を下回るそうですが、寺院は冬でも見学することができ、また冬は観光客も少なくホテル等も安いことから、敢えてオフシーズンの冬に観光する方もいるそうです。

オンシーズン オフシーズン
メリット 比較的暖かい

多くのお店が開いている

観光客が少ない

ホテルが安い

デメリット ホテルが高い

観光客が多い

極めて寒い

多くのお店が閉まっている

8月頃の場合、気温は25度程度になり、半袖のTシャツでも過ごすことができます。しかし高地のため日差しが極めて強いため、紫外線予防のため長袖長ズボンにサングラスをオススメします。

夏でも冷房は全く必要なく、長袖を着ていても暑すぎることはありません。

なお、夏季の6〜9月は雨季でもあるため、折りたたみ傘やレインコートなどの雨具を持参されることをオススメします。

雨季と言っても朝から晩まで1日中降っていることは少なく、1日の中で晴れと雨を繰り返します。山なので天気の移り変わりが激しいようです。

※私が住んでいるチェンナイでは真冬の1月でも冷房を入れるほど一年中暑いため、ラダックとは対照的です。インドは広い!

ラダック旅行に必要な日数

インド ラダック ゴンパ

多くの方はお盆、ゴールデンウィークまたは年末年始に1週間程度滞在することになると思いますが、最低でも1週間くらいはないとバタバタします。

ラダックの滞在日数についてはラダックで何をするのかによって変わりますので、まずは下記記事を参照してラダックで何をしたいかをご検討ください。

ラダックでやりたいことが決まったら、それぞれに必要な日数は下記のとおりです。

項目 日数 詳細
レーでの旅行準備 1日 高度順応、SIMカード購入、ILP手配(後述)
レー散策 1日 レー王宮、メインバザール、ナンギャル・ツェモ・ゴンパなど
寺院巡り 1日 上ラダック、下ラダック各1日
パンゴン・ツォ 2日
ヌブラ渓谷 2日
トレッキング 体力と希望に応じて1日から1週間程度

また、デリーへ成田から直行便が飛んでいますが、レー空港は標高3200メートルに位置し、雨季の6~9月は雲がかかることも多いためよく遅延します。

そこで、乗り継ぎの時間には余裕を持ってスケジュールを組むことをオススメします。

できれば、行きも帰りもデリーで1泊するのがオススメです。

デリーでの宿泊については下記記事をご参照ください。

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ラダック旅行に必要な費用

インド ラダック カルドゥン・ラ峠

日本からツアーに参加すると、ガイドや3食がついて1人1週間30万円程度かかるようです。

個人旅行の場合は以下のようになります。

成田⇆デリ飛行機代 8〜10万円程度
デリー⇆レー飛行機代 2〜4万円程度(時期により変動)
宿泊費 3000円/1泊〜(高級ホテルもあり)
食事代 1食300円程度〜
入域許可証取得費 2000円程度

車のチャーター代については、Hidden Himarayaさんのホームページに記載がありますのでご参照ください。

飛行機ではなくバスでラダック入りする、ホテルのランクを下げる、車をチャーターせずヒッチハイクで移動する、など工夫すれば費用を下げることは可能です。

しかし、ラダックは高地であり極めて体力を消耗するエリアなので、費用を削るのは時間に余裕があり体力に自信がある方に限ります。

ラダック旅行の手配

インド ラダック パンゴンツォ

ラダック旅行で手配すべきことと手配方法についてご説明します。

ラダック旅行で手配すべきこと

ラダック旅行で手配すべきことは

  • ラダックまでの航空券またはバスチケット
  • ホテル
  • 現地でのチャータータクシー

となります。1つずつご説明します。

ラダック旅行までの航空券またはバスチケット

ラダックは鉄道が通っていないため、ラダックへの行き方は飛行機かバスとなります。

飛行機

ラダックの中心都市レーへは、インドのデリーから直行便で約1時間半で到着します。デリーからレーへは1日に何本も直行便が飛んでいます。

費用は時期によって変動しますが、オンジーズンの8月の場合、東京からデリーが往復8~10万円程度、デリーからレーが往復で約4.5万円程度です。

※私の住んでいるチェンナイからデリーまではフライト時間3時間で往復約1万円程度ですが、レーへのフライトはインドの国内線とは思えないほど高額です。

航空券の予約は、通常の航空券の予約と同じようにスカイスキャナー等から行えます。

バス

デリーからマナーリー経由で長距離バスが出ています。

高度4000メートルを超える悪路を何百キロも走るので極めて厳しい道のりとなりますが、時間に余裕があり、体力に自信があって費用を節約したい方はバスでラダックを目指すのも良いかも知れません。

私は陸路でラダックへ行ったことはありませんので、陸路での移動を検討されている方は下記のブログをご参照ください。

【インド】レーへの行き方

こちらのブログの方は、オフシーズンの10月にデリーからレーまで陸路で移動されています。

このうち、航空券とホテルの予約方法については他の都市と特段変わりません。

ホテル

ホテルはExpediaやBooking.comなどから予約ができますが、どのホテルが良いか判断に迷うと思うので、後述する現地の日系旅行代理店に頼むとスムーズに予約できます。

オンシーズン(夏季)の場合、2000~3000ルピー程度で泊まることができます。

オフシーズンには殆どのホテルが閉まってしまいますので、5つ星ホテルに泊まるかホームステイをするかという選択になります。

5つ星ホテルであっても冬は需要が下がるので1万円程度で宿泊することができるようです。

私はレーから17kmほど離れたストック村という場所にある古民家にホームステイしました。詳細は別の記事でご説明します。

現地でのチャータータクシー

最も問題になるのは現地での移動手段です。

ラダックは他のインドの地域と異なり、UBERやOLAは使えずオートリキシャーも走っておらず、バスも殆どありません。

現地の人々はヒッチハイクで移動をしています。

ラダックの街を走っていると老若男女問わずヒッチハイクをしている人を大勢見かけますし、レストランの店長から「親戚が病院へ行くから車に乗せてやってくれないか」と頼まれたこともありました。

従って、ラダックで移動する手段としては

  • 数少ない路線バスを探して待つ
  • ヒッチハイクをチャーターする
  • 車をチャーターする

の3つになります。

このうち、バスやヒッチハイクは節約できますが、時間もかかりますし極めて大変なため、多くの方は専用車をチャーターすることになると思います。

ラダックの中心都市レーのメインバザール周辺には多くの旅行代理店があり、専用車をチャーターすることができます。

レーの空港からメインバザールまでは空港のプリペイドタクシーを利用することができますので、プリペイドタクシーでメインバザールまで行って、現地の旅行代理店で車をチャーターするのはありかと思います。

レーのメインバザールは日本でいえば神戸の南京町程度の小さな町なので迷う可能性はありませんし、旅行代理店は街の至るところにありますのですぐに分かります。

ラダックは治安も良く人々が親切なので、デリーでよく聞くような

  • プリペイドタクシーのドライバーに拉致されて暴行を受ける
  • 悪徳旅行代理店に高額なツアーを組まされる

といった話はまず耳にしませんし、ネットでもそのような被害報告はなかなか見当たりません。

とはいえ、初めてのラダック旅行で現地へ到着してから英語で車を手配するのは何かと心配な方も多いと思うので、心配な方は事前に日系の旅行代理店を通じて日本語で車を手配すると安心です。

ラダック旅行に強い日系旅行代理店3選

ラダック旅行をする日本人がよく利用する旅行代理店を3つご紹介します。

Neo Ladakh

池田悦子さんという日本人の方が、旦那さんのワンボーさんと一緒に経営されている旅行代理店です。

参考リンク:Neo Ladakh

池田さん達は普段は(ラダックの中心都市)レーにはいらっしゃらず、レーから17kmほど離れたストック村というところで生活されています。

ストック村のにゃむしゃんハウスという、池田さん達が運営されている古民家に宿泊してラダックの暮らしを知ることもできます。

私はにゃむしゃんハウスに宿泊したかったので、旅行の手配は全てNeo Ladakhにお任せしました。

にゃむしゃんハウスについてはラダックの日本人経営ゲストハウス にゃむしゃんハウスという記事でご紹介していますのでご参照ください。

Hidden Himaraya

上甲紗智さんという日本人の方が、旦那さんのツェワン・ヤンペルさんと一緒にレーで経営されている旅行代理店です。

参考リンク:Hidden Himaraya

西遊旅行

西遊旅行はラダック専門の旅行会社ではありませんが、世界各地の秘境を取り扱っており、多くのラダック旅行者が利用しています。

参考リンク:西遊旅行

以上、ラダック旅行者がよく利用する日系の旅行代理店3選をご紹介しました。いずれも多くの日本人が利用しており、日本語でサービスを受けられるためとても安心です。

さて、ここまではラダックに限らず海外旅行であればどこでも必要な準備となりますが、ラダックは特殊な場所のため、更に特別な準備が必要となります。

ラダックがインドの中でも特殊な3つの理由

ラダックが特殊である理由は大きく分けて3つあります。

ラダックがインドの中でも特殊な3つの理由
  • 標高が3000メートルを超える
  • インターネット通信が制限される
  • 入域許可証が必要な地域がある

1つずつご説明します。それぞれの対策についても後述します。

標高が3000メートルを超える

ラダックはデリーのような大気汚染はありませんが、標高が3000メートルを超えるため空気が薄く、高山病になるリスクがあります。

ラダックの中心地域はレーという地域ですが、空港は標高3200メートルのところにあります。いきなり、富士山の山頂に近いところへ飛行機で降り立つわけです。

そして、ヌブラという美しい渓谷へ行くときには、世界一標高5000メートルを超える、世界一標高の高い自動車道路を通ります。

登山をする方は事前にトレーニングをし、相当な覚悟をして来られると思うので問題ないと思いますが、登山等の運動をせず単に観光をするだけの場合でも高山病には注意が必要です。

入域許可証が必要な地域がある

ラダックはパキスタン・中国と国境に近いエリアのため、訪問にあたって許可が必要なエリアがあります。

観光客が大勢訪れるところでは、パンゴンツォという湖やヌブラという渓谷へ行く場合にはInner Line Permit(ILP)という許可証になります。

公用旅券保持者、アフガニスタン・パキスタン・バングラディッシュ・ミャンマー・中国国籍の方はラダックでILPを取得することができません。

このブログを見ている方は日本国籍の方が比較的多いとは思いますが、上記国籍の方と一緒に旅行される場合はご注意ください。

なお、元上記国籍の方でも日本などの国籍へ帰化していればILPは問題なく発行されます。

上記に該当する方はかなり面倒な手続きをしなければならないそうですが、詳細は分からないため旅行代理店にお問い合わせください。

インターネット通信が制限される

ラダックはパキスタンや中国との国境に近く軍事的に重要な地域であるため、インドの他地域と比べてインターネットへの接続が著しく不便です。

  • 日本から持ち込んだSIMの国際ローミングは不可
  • 他の州で購入したプリペイド(前払)SIMカードは利用不可
  • 他の州で購入したポストペイド(後払)SIMカードはairtelのみ利用可(Vodafoneは不可)
  • ホテルのWiFiなども頻繁に接続が遮断される

デリー空港の到着ゲートを出たところにAirtelショップはありますが、そのショップでポストペイドのSIMを購入したという話は聞いたことがありません。

つまり、日本からの旅行者がラダックで利用できるSIMを準備してラダックへ入るのはほぼ不可能ということです。

仕事で利用していたAirtelのモバイルWiFiルーターは後払いであったので利用できましたが、それでも通信が遮断されることが多々あり、繋がったとしても極めて低速でした。

ラダック特有の事情への対策

インド ラダック ヌブラ渓谷

ラダック特有の事情への対策

上記3点のラダック特有の事情への対策をご紹介します。

高山病対策

高山病には、以下のような対策が有効だそうです。

高所での順応行動
1. 常に深呼吸を心掛け、十分に酸素を取り込む
2. 十分な水分の摂取(2~3リットル/1日が目安)により脱水症状を予防し血液をサラサラな状態に保つ
3. 適度な運動(散歩など)により血流を促す
4. 十分な保温と紫外線対策(直射日光を避ける。帽子、サングラスの着用)で体力を落とさない
5. 順応や呼吸を促す薬(商品名:ダイアモックスなど)や補助器具(商品名:ブリーズライトなど)の使用
6. 禁酒、禁煙(喫煙は血管を収縮させるため)、昼寝の禁止 (睡眠時に呼吸量が低下するため)、激しい運動の禁止、湯船に浸かる入浴の禁止

ラダックでの対策について何点か補足します。

水分補給

レーのメインバザールであれば簡単に水が手に入りますが、山の方へ行ってしまうと簡単に水が手に入らない場合もあります。

念のため、レー市内で少し多めにペットボトルを購入すると良いかも知れません。

なお、夏であれば雪解け水が川を流れていますが、ラダックは上流に位置し水も綺麗なので、その川の水を飲用している外国人(欧米人や日本人)旅行者もよく見かけました。

高山病の薬

私は日本への一時帰国時に、東京・三軒茶屋のふたばクリニックという病院でダイアモックスという高山病の薬を処方してもらいました。

なおインド在住で日本への一時帰国が難しい方は、インドのアポロ薬局でもダイアモックスを入手している方がいましたのでご確認ください。

ラダックへの到着便

デリーからラダックへは直行便で1時間半ですが、デリーからの直行便はなぜか早朝の便ばかりで、最も遅い便がSpice JetのSG123(午前10時デリー発、午前11時半レー着)です(2019年9月時点)。

デリーに深夜便で到着してそのまま早朝便でレーへ移動するスケジュールを組む方も少なくありません。

しかし睡眠不足の状態で急に高地へ移動するのは体への負担も大きく、呼吸も浅くなるのではないでしょうか。また、高地への到着日に昼寝は厳禁と言われていますので、ラダックへの到着後は眠気との戦いにになります。

そこで個人的には、デリー到着日は空港付近で1泊し、体調を万全に整えてから午前10時デリー発のSpiceJetでゆっくりレーへ移動することをおススメします。

ラダック到着初日の過ごし方

到着して初日に山登りをしたり遠方のパンゴンツォやヌブラへ行ってしまうと身体に大きな負担がかかります。

だからと言って、到着してすぐに昼寝をしてしまうのも呼吸が浅くなり高山病が悪化するようです。

逆説的ではあるが2400メートル以上の高地に移動した日は、すぐには休憩せず30分 - 1時間ほど歩きまわることで人体の高所順化を促すことができると経験的に知られている。

そこでお勧めな過ごし方が、レーのメインバザール散策です。

到着初日は、後述するILP手配やプリペイドSIMの購入など、やることもありますし、メインバザールをブラブラしてお土産物を買ったりレストランやカフェでゆっくりしたり、本を立ち読みしたり・・・といった過ごし方が最適です。

バスでのラダック入りについて

「飛行機でいきなり高度3000メートル以上へ移動すると身体への負担が大きく高山病になりやすいから、バスで行った方が良い」などと言う方がいます。

しかし個人的には、飛行機でラダックへ入っても初日に適度な運動と深呼吸・水分補給をして高地順応をすれば特に問題はないと思います。

バスでラダックへ行く場合にはデリーからマナーりーを経由して行くことになりますが、高い標高に慣れていない状態で悪路をバスで走ると、高山病と車酔いのダブルパンチが襲いむしろ状況が悪化するのではないでしょうか。

レー市内であれば病院もありますし、最悪どうしても高地に慣れなければ飛行機で帰ることもできますがバスではどうしようもありません。

「景色をゆっくり楽しみたい」「費用を抑えたい」という理由でバスを利用するのは納得できるのですが、高山病対策としてバスでラダックへ向かうのはいかがなものかな・・・と個人的には思います。

入域許可証(ILP)の取得

上述の通り、パンゴンツォ、ヌブラ渓谷へ訪問する場合には、ILPという許可証が必要になります。

許可証は、レーのメインバザールにある旅行代理店を通じて申請することができます。

私は、Neo Ladakh池田さんの紹介でYak Travelという代理店を通じて申請しました。

場所は、メインバザールが終わるあたり、大通りを挟んで向かい側にあります。

Google Mapに場所は掲載されていないのですが、大体上記の地図のピンあたりです。

申請費用は2名で1300ルピー、午後1時頃申請して夕方の6時に許可証を受け取ることができました。

当日に許可証を受け取るためには、大体午後2時頃までに申請する必要があるそうです。

許可証の申請にはパスポートの原本を提出する必要があるため注意が必要です。

オンシーズン(夏季)は土日であっても申請を受け付けてくれます。

通信制限対策

上述の通り、ラダックでは他の州で購入したSIMカードは使えません。日本からの旅行者がラダックで利用できるSIMを準備してラダックへ入るのはほぼ不可能です。そこで、対処方法は以下の2通りになります。

  • レーのAirtelショップでプリペイドSIMを購入する
  • ラダックでのインターネット利用は諦める

なおホテルのWiFiは利用できますが、2019年8月に決定されたジャンムーカシミール州解体によりホテルのWiFiについても通信が遮断されることが多くなっています。

以上のような対策はありますが、それでも通信ができない場合はありますの。

レーのAirtelショップでプリペイドSIMを購入する

レーのAirtelショップでプリペイドSIMを購入することができます。詳しくは下記のブログにまとめられていましたので、ご参照ください。

インド・ラダック地方レーでプリペイドSIMカードを購入!360ルピーでパケット毎日1.4GB・インド国内通話無料

2019年8月現在では、上記URLの内容から変更ございません。場所もブログの通りです。

2点注意があります。

  • お店は午後5時半にクローズします
  • 身分証としてのパスポートはコピーではなく原本が必要になります。

ILPの申請をしている場合にはパスポートを預けてしまいますので、その場合には申請が出できません。11:30にSpiceJetでレーへ到着し、ILP申請でパスポートを預けた場合には夕方までパスポートがありませんので、SIMの購入はできないことになります。

ラダックでのインターネット利用は諦める

インドではラダックに限らずSIMの購入後にアクティベートと呼ばれる作業が必要になり、回線を使えるようになるまで半日から数日ほどかかります。

また、短いスケジュールの中でプリペイドSIMを購入できない方もいると思います。

私は他の記事で「インド旅行(特にデリー)ではGoogle Mapの利用が必須。そうしなければインド人に騙される」といってSIMカードやポケットWiFiの重要性を力説しています。

しかしラダックに限ってはSIMがなくてもそこまで心配ありません。理由は3つです。

  • 騙してくる人がほぼいない
  • レーの市街は小さいので迷うことはほぼない
  • ドライバーと会えないといったことはほぼない

3点目について補足します。デリーなどの大きな都市では多くの車が駐車場に停まっているため、ドライバーと電話ができないと何かと不便です。

また、お寺の入口と駐車場が1キロ離れているといった場合にドライバーと電話ができると、「見学し終わったから寺院の入口まで迎えにきてください」といったことができます。

一方、ラダックの場合はそこまで広い駐車場はなく、基本的に観光地の入口に駐車場があるため、ドライバーと連絡が取れなかったからといって特段困ることはありません。

ただ唯一、レーのメインバザールだけは多くの車が集まっているので、ドライバーと会うのに苦労するかもしれません。

レーのメインバザールへは車で行かず、初日などにメインバザールの近くにホテルを取って徒歩で向かうことをおススメします。

ラダックには仕事を持ち込まない
インターネットが遅いので、当然ながら仕事には支障をきたします。ラダックで仕事をすることは考えず、むしろ滞在中はネットを断ち切って自分自身の時間に充てることをおススメします。

オフラインで楽しめるものを用意する

ネットが使えない環境はスマホ依存症の方には逆に依存症解消の好機かも知れませんが、あまりにも退屈かも知れません。

私は最終日に雨のため飛行機が遅延し、レーの空港で4時間以上足止めとなりました(キャンセルになることも多いです)。

レーの空港は電波が弱いですし、ラウンジもなければ土産物屋も大したものがないので、とても退屈で、まるで昭和時代の空港のようです(昭和時代に飛行機に乗ったことはありませんが)。

本を持っていったりスマホにゲームをインストールするなど、オフラインの対策をしておかないと非常に退屈な思いをすることになる可能性があります。

ラダック旅行に必要な持ち物

ここまでの内容を踏まえて、ラダックへの持ち物としてお勧めするものをご紹介します。

  • 高山病の薬
  • 日焼け対策(サングラス、日焼け止め、長袖シャツ、帽子等)
  • 折り畳み傘、レインコート
  • オフラインで楽しめるもの(本など)

その他、インド旅行で一般的に必要となる持ち物につきましては別の記事をご参照ください。

十分な覚悟と適切な事前準備をすれば楽しいラダック

インド旅行は事前準備で9割決まるといても過言ではないくらい、インド旅行において事前準備は極めて重要です。

インドの中でもラダックは特殊な場所のため、更に念入りな準備が必要になります。

標高3000メートルを超える高地であり、また綺麗な景色を見るために荒れた砂利道を車で何時間も走る必要があるため、たとえ登山をしない方でもかなりの体力を消耗します。

ラダックはインドの他地域の何倍も疲れるかも知れませんが、得られるものはそれ以上です。

ぜひ、この記事を参考に適切な準備をしてラダック旅行を楽しんでください。

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