コルカタ 人力車

コルカタは100年以上前、イギリス統治時代に1911年までインドの首都となっていました。

この記事では、インドのチェンナイに1年半ほど在住している私が、コルカタの見どころをご紹介します。

コルカタにはモイダン公園、インド博物館、ラビンドラ・バーラティー博物館、ナコーダ・マスジットといった観光地があります(博物館とナコーダ・マスジットは月曜がお休みなので注意)。

しかしながら、私個人の独断と偏見ですが、コルカタでは観光名所よりも街中こそに価値があると感じます。

かつてはインドで最も栄えていた都市だと思いますが、現在はデリー(グルガオン )、ムンバイ、バンガロール、チェンナイなどに追い越され、発展の速度は遅い印象です。

しかし、その分だけ古いインドの雰囲気を最も色濃く残した都市となっています。

この、昭和のインドの雰囲気を楽しめることこそがコルカタの魅力なのではないかと私は思います。

そこでこの記事では、観光名所の説明はカットして街中の歩き方をご紹介します。

この記事を読めばコルカタの楽しみ方がわかります。

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コルカタの街角散策

インド・コルカタ 街角

コルカタにも観光名所は色々とありますが、個人的には街角の様子こそが最も価値のあるものではないかと思います。

コルカタはもともとインドの首都として最も栄えていましたが、今では他の大都市ほどの勢いはありません。

その代わり人力車や路面電車など、他の都市では見られない古いインドの面影が残っています。またインドで最も古い地下鉄も走っており、昭和の雰囲気が感じられます。

インド・コルカタ・路面電車

インドというと、ガヤガヤとして日本では見られない刺激的な光景を見ることができ、人生観が変わるというイメージがあるのではないのでしょうか?

そのイメージ通りの最も刺激的な街がコルカタです。

インド・コルカタ・街角

どの場所を歩いてもガヤガヤしたコルカタを楽しむことはできますが、もし迷うようであれば特にオススメなのはナコーダ・マスジットの周辺です。

コルカタ Park Street

少し繁華街を歩きたい、ということであればPark Streetがオススメです。私が行ったのは年末年始でしたので、上記のような飾りつけがされていました(インドのクリスマスは年明け7日頃まで続きます)。

コルカタ タクシー

インドの多くの都市ではメータータクシーは走っておらず、流しのタクシーは三輪のオートリキシャだけであることが多いのですが、コルカタでは伝統的な黄色のメータータクシーがたくさん走っています。

コルカタではオートリキシャは決まったルートを巡回しているそうです。

コルカタ 地下鉄

コルカタはインドで最も古い地下鉄が走っています。他の都市の地下鉄は21世紀になって建設された新しいものですが、コルカタは地下鉄も昭和臭全開の吊かけ駆動車が走っています。

コルカタ 散髪屋

チェンナイの散髪屋も安い(70ルピー、100円程度)ですが、青空の散髪屋はチェンナイでは中々見たことがありません。

コルカタでは写真のような青空散髪屋を見かけましたので、相場は知りませんが、一度体験されたらよろしいかと思います。

インド唯一のコルカタの人力車

コルカタ 人力車

コルカタでは人力車が走っています。他の都市では自転車や三輪自動車などのタクシーが一般的ですが、本当の人力車が残っているのはコルカタだけだそうです。

人力車のライセンスは昭和の時代に発行が停止されているそうで、いま人力車を引いているのはお年寄りのおじいさんばかりです。

今残っている人達が全員引退してしまったらインドの人力車の伝統はおしまいです。

コルカタ 人力車

まだまだ人力車は数多く見かけ、皆さんピンピンと元気に走っているので10年以上は健在かと思いますが、数は減っていくと思うので乗りたい場合にはぜひお早めにお越しください。

なお値段交渉が少し面倒で、観光客は格好のカモとしてボッタクリの対象になるのは間違いないので、無用なトラブルで疲労困憊することを避けるために乗る前に値段交渉をして「これ以上は絶対に払わない」と念押し(または前払い)をしてから乗ることをオススメします。

100ルピー渡して「行けるところまで行ってください」でもいいかも知れません。

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インド唯一のコルカタの路面電車(トラム)

インド・コルカタ・路面電車

人力車と同じく、路面電車もインドではコルカタにしか残っていません。コルカタの路面電車はアジアで最古だそうで、イギリス領インド帝国時代の1880年に開業しました。

現在は路線は大幅に縮小されており、なかなか見つかりません。

線路の上しか走れない路面電車は交通の邪魔となっており、さすがに現在では市民の足とは呼べないようです。

滅多に見かけることはなく、待っていてもいつ来るかは分からないため、もし乗りたければ見かけたらすぐに飛び乗ることをオススメします。

路面電車の線路と駅はGoogle Mapに表示されますが、Google Mapに「駅」と表示されている場所にも駅らしき目印は何もなく、路面電車はいつ来るか分からないので誰も待っていません。

私が街を歩いていたら路面電車を見かけたので、次の電車に乗ろうと駅らしき場所で待っていたのですが、30分以上経っても電車が来ません。

仕方がないので路面電車の終点まで行ったところ、電車は車庫に閉じこもり出て来ません。

入口に係員が立っており、現地の一般の方が「いつ電車は発車するの?そろそろ出してよ」と交渉しているようでした(言葉は分かりませんが、雰囲気でそのように感じました)。

コルカタ 路面電車

その一般の家族は更なる交渉のため?車庫の中へ入っていきました。

しかし、家族は5分ほどで出てきたものの電車は出てこなかったので、交渉には失敗したようです。

その後1時間ほど歩き回り、ようやく電車を見つけたので飛び乗りました。

運賃は20ルピーでしたが、やはり路面電車は交通の邪魔になっているような印象でした。

日本では考えられないことですが、線路上で駐停車をしている車も多く、路面電車の運転手は常に大声を張り上げて怒鳴り散らしていました。

コルカタの路面電車は、世界各地で増えている近代的なLRTではなく昭和の雰囲気が全開な吊りかけ駆動の鋼製車です。

懐かしいと感じる方も多いのではないでしょうか。

モイダン公園

私がコルカタで唯一訪れた観光地であるモイダン公園をご紹介します(あとは、ひたすら街中の散策をしていました)。

コルカタのメイン観光スポットといえばモイダン公園ではないかと思います。モイダン公園ではイギリス植民地時代の建物をみることができます。

モイダン公園の中心はウィリアム要塞という、イギリスのインド支配の拠点ですが入場できません。なおコルカタがインドの首都となる前はチェンナイがイギリス東インド会社の拠点ですが、チェンナイにもセント・ジョージ要塞という似たような場所があります。

セント・ポール寺院

セントポール寺院

セントポール聖堂はイギリス国教会の教会です。内部は撮影禁止ですが無料で入場でき、私が行った時には信者が聖歌を歌っていました。

ヴィクトリアメモリアルホール

コルカタ ヴィクトリアメモリアルホール

1905年から1921年にかけてヴィクトリア女王を記念して建てられたものです。

コルカタ ビクトリアメモリアル

内部は吹き抜けのホールになっており、建物を見るとインドであることを忘れてヨーロッパへ来た気分になります。

コルカタ ビクトリアメモリアル

但し観光客はほぼ全員インド人なので、ヨーロッパ気分なのは建物だけで、やはりインドです。

コルカタ ビクトリアメモリアル

ヴィクトリアメモリアルホールにはイギリス東インド会社の歴史を展示した博物館が併設されています。

この博物館はイギリス統治時代の残酷さを訴えるわけでもなく、インドの独立指導者の偉大さを称えるわけでもなく、淡々と史実を列挙していたのが印象的でした。

コルカタの日本食レストラン フジ

コルカタ レストラン フジ

コルカタの料理といえばベンガル料理で、ビリヤニなどが美味しいそうですが、私はグルメではないので日本食へ行きました。

コルカタ フジレストラン

内装はとても日本風です。

コルカタ 日本食レストラン フジ

コルカタはそこまで日本食レストランが多くありませんでしたので、とても貴重です。デリーやチェンナイにある富士レストランはチェーンですが、こちらのフジレストランは関係がないようです。

コルカタ フジレストラン

コルカタ フジレストラン

他のインドの日本食レストラン同様、ラーメン、丼ぶり、お寿司など一通りの日本食が楽しめます。

サラダ

コルカタ フジレストラン

場所は下記になります。

カオスなインドを感じたい方はぜひコルカタへ

インドといえばガヤガヤと賑やかで日本とは全く異世界なイメージがあると思います。

インドはどこでもそういった傾向はありますが、その傾向が最も顕著なのがコルカタです。

日本人がイメージする通りの「インド」の景色が広がっています。

街を散策するだけでも人生観を変えるような発見があるかも知れません。

ぜひコルカタへご訪問ください。

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