セブビーチ

自分の意思で「海外に住みたい」と思った場合、何よりもまず考えなければならないのはビザです。日本国内であればどこでも自由に住むことができますが、海外に長期滞在する場合にはビザが必要となります。通常、日本人がビザなしで海外に滞在できるのは(国によりますが)15日~90日くらいで、それ以上の滞在には ビザが必要となります。ビザがなければ不法滞在として日本へ送還され、二度とその国に入国できなくなってしまう可能性もあります。そこで、この記事ではそれぞれのビザの特徴とメリット・デメリットについてご紹介します。

留学ビザ

これは分かりやすいと思いますが、語学学校や大学などに留学する人が取得するビザです。勉強するためのビザなので、基本的に現地でお金を稼ぐことはできません。

従って、留学中に必要なお金を日本で貯めてから行くか、日本で不動産収入などを稼ぎながら現地に滞在することになります。逆に言うと、お金持ちは留学ビザで好きな国に好きなだけ滞在することができます。

ワーキングホリデービザ

ワーホリビザは、滞在先の国で働くことのできるビザです。就労ビザとの違いは

1. ビザの期限が1年に限られている

2. 年齢が大体30歳以下

3. 就労先が決まっていなくてもビザを取得できる

※就労ビザは、企業に内定しなければ取得できないのに対し、ワーホリの場合はまずビザを取得してから就職先を探すことができます。

4. 行ける国が限られている

ワーホリビザで行ける国は、日本がワーホリ協定を締結している国や地域に限られていて、2018年現在ではヨーロッパやアジアを中心に22ヵ国が対象となっているようです。

※アメリカ合衆国は対象ではありませんが、J1ビザというインターンシップのビザがあります。

ワーホリは、若い人が約1年間、短期で海外経験を積むのに適したビザだと言えます。

就労ビザ

就労ビザは、滞在先の国で就労できるビザのことです。ワーホリビザと異なり、企業に内定をもらってからビザを取得します。

従って、就職ビザを取得して海外へ行くには「企業からの内定」と「就労ビザの取得」という2つのハードルがあります。

たとえばアフリカや中東で働きたい場合、ビザの取得しやすさ以前に現地採用で日本人を採用してくれる企業を探すのに苦労します。

一方アメリカの場合、日系企業も多く日本人に対する需要自体はあるかも知れませんが、アメリカで働きたい外国人は無数にいるため、たとえ企業から内定をもらったとしても、H1-Bビザという就労可能なビザを取得するには抽選で勝ち残らなければなりません。

従って必然的に「企業からの内定が出やすく」「就労ビザが取得しやすい」国が対象となりますが、日本人の場合はアジアの国が比較的取得しやすいと言われています。

配偶者ビザ

配偶者ビザは、その国の国籍を持つ人と結婚した人または、就労ビザや永住ビザでその国に住む外国人と結婚した人が取得するビザになります。

たとえば、アメリカ人男性と結婚した日本人女性、アメリカで就労する日本人女性と結婚した日本人男性が取得するビザになります。

配偶者ビザで長期滞在する人は、国によって働ける場合と働けない場合があります。

たとえばアジアの場合、2018年現在は香港やシンガポールでは配偶者ビザでも働けますが、それ以外の国(中国、タイ、マレーシア、ベトナム、インドなど)は配偶者ビザでは働けません。なお日本も配偶者ビザで働けます。

リタイアメントビザ

これは、定年退職された方が老後に移住するためのビザになります。

タイやマレーシアなどが人気国ですが、日本で受け取った年金を海外送金して暮らすと豊かな生活を送ることができます。

投資ビザ

これは、経営者や投資家が、その国で投資をするために取得するビザとなります。

最低投資額などの要件が課せられます。

たとえばインドの場合、最低投資額などはないものの、2年以内に売上が1000万ルピー(約1500万円)になる必要があります。

なお日本の場合(日本で投資をしたい外国人が、日本に長期滞在するために投資ビザを取得する場合)は、初期投資として500万円を投資しなければならないそうです。

永住ビザ

上記の①~⑥については、何らかの条件によって滞在の許可を得ており、条件がなくなったら剥奪されてしまうビザです。

しかし、永住ビザについては条件(結婚、就労、投資、留学など)がなくても滞在することができるビザです。

これは通常、初めて来た外国人にいきなり付与されることはなく、5~10年などの長期に渡って居住する外国人に与えられます。

但し、無条件と言っても、「180日に1回はその国に来ること」などの条件がある場合があります。

たとえば、日本の永住権を取得しても10年以上中国に住み続け、その間一度も日本へ来なければ永住権は剥奪されてしまいます。

帰化

帰化は、その国の国籍に変更してしまうことです。

たとえば、日本人がアメリカの永住権(グリーンカード)を取得しても日本国籍のままですが、アメリカの国籍に変更すると日本国籍は剥奪されます。

永住権の場合は、日本国籍を維持したままアメリカに無制限に滞在することができます。

但し、永住権の場合は長年に渡って別の国に住むと剥奪されてしまう可能性がであるのに対し、帰化の場合にはそのリスクがありません。

たとえば、日本の永住権を取得してた中国人が10年以上中国に住み続けてその間一度も日本へ来なければ永住権は剥奪されてしまうかも知れませんが、帰化をした中国人が10年以上日本へ帰国しなくても、日本国籍は剥奪されず、自由に日本へ入国することができます。

 

自分で好きな国に滞在したい場合には、目的と予算に応じて上記の中から滞在方法を検討してください。

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