インド ラダック パンゴンツォ

インドにはラダックという、チベット文化圏に属する地方があります。この記事では、ラダック観光でオススメの楽しみ方をご紹介します。

そもそもラダックってどんな場所?ということが気になる方は、先に【秘境】インドの「チベット」 ラダックとはどんな場所?という記事をご覧ください。

レー市内散策

ラダック地方の中心地はレーという都市ですが、レーの空港から市内中心部(メインバザール)まではプリペイドタクシーで15分ほどです。400ルピーでした。

空港を出たら左側にプリペイドタクシーカウンターがあるので、そこで”メインバザール”と言えばOKです。特に怪しいことはありません。

メインバザール

インド ラダック メインバザール

メインバザールにはラダックの食料品や日用品のお店が並ぶほか、ラダックの服や小物などの土産物屋、レストラン、旅行代理店などが立ち並びます。

数百メートル程度の小さな商店街ですが、とても綺麗に整備され、ラダックでは最も栄えている場所です。

多くの旅行者はデリーから飛行機でレーへ来ると思いますが、いきなり標高の高い場所に来た場合には高山病のリスクがあります。

高山病の症状を抑えるには、到着初日にホテルでゴロゴロするよりも軽く歩いた方が良いそうなので、初日はメインバザールを散策するのが最もおススメです。

レー王宮

インド ラダック レー王宮

レー王宮は、ラダック王国が栄えていた時代の王宮でした。17世紀にシェー王宮から遷都し、19世紀にラダック王国がカシミール藩王に敗れ、王家がストック王宮へ移されるまでの間、ラダックの中心となる王宮でした。

地球の歩き方によれば、あのラサにあるポタラ宮はこのレー王宮をモデルにしているそうです(地元の人に聞いたら「そんなこと知らん」と言われましたが・・・)。

レー王宮は散策できる部屋が限られていて、多くの部屋には鍵がかかっています。そして、中を覗ける部屋もありますが中は真っ暗で何もありません。

当時の王家の生活を感じられる建物ではないので少し残念です。

開館時間は季節によって異なるようですが、私が訪れた8月は18:30最終入場、19:00閉館でした。

レー王宮はメインバザールから急な階段を上っていくこともできますが、少し回り道をすれば車でも到達可能です。

ラダックの到着初日で高地順応していない方が急な階段を上ると酸素不足により高山病が悪化するリスクもあると思います。

従って、レー王宮へ行くのは高地順応後の到着2日目以降にするか、初日であれば車で行くことをおススメします。

チベット寺院(ゴンパ)巡り

インド ラダック ゴンパ

ラダックはチベット文化圏なので、チベット仏教の寺院(ゴンパ)が多数あります。

日本人が中国のチベット自治区を観光する場合にはガイドを付けなければなりませんが、インドではそのような制限はないため、日本人でも自由に個人旅行をすることができます。

インド ラダック ゴンパ

そしてラダックはチベットと異なり中国政府による破壊を一切受けていないので、15~16世紀に遡る貴重な寺院や仏像が多数残されています。

ゴンパは広大な領域に分散しているため1日で回るのはとても難しいですが、主要なゴンパに絞れば上ラダック1日、下ラダック1~2日くらいで回ることができます。

インド ラダック ゴンパ

なお中国のお寺のように漢字の表記がなく、仏像なども英語とラダック語のみの表記のため、仏像の名前などを予めラテン文字表記で覚えておくと少し親近感があるかも知れません。

英語表記の例
観音菩薩:Avalokitesvara
弥勒菩薩:Maitreya
建物内部の写真撮影を全面禁止にしているゴンパもありますが、フラッシュなしならOKというゴンパもあります。
もし分からなかったらその辺を歩いているお坊さんにお尋ねください。
注意:靴を脱ぐのは寺院の建物内だけ

インドのヒンドゥー寺院ではお寺の門の前で靴を脱ぎ、屋外の境内を裸足で歩かなければなりません。

境内と言えども水溜まりや牛の糞などがある場合も珍しくなく、外国人にとってはかなりの苦行となります。

一方、ラダックの寺院の場合には境内であっても屋外では靴を脱ぐ必要はありません。日本のお寺の感覚で、建物の入口で靴を脱げばOKです。

インド ラダック ゴンパ

建物の入口に”Please remove your shoes”などと書かれていますので、そこで脱いでください。

紛らわしいことに、インド人観光客はヒンドゥー寺院の感覚で寺院の入口で靴を脱いでいるので、そこで脱がなければならないのかな?と思ってしまいます。

しかし、インド人に惑わされないでください!

たとえインド人が靴を脱いでいていても、何も表示がなければ靴を脱ぐ必要はありません。

インド ラダック ゴンパ

例えば上記の写真を見て頂くと、階段の下に靴が置いてあります。しかし実際はここで脱ぐ必要はなく、本当に靴を脱がなければならないのは階段を登りきった後、建物の入口です。

ラダックの感覚はインドのヒンドゥー寺院より日本の仏教寺院に近い気がします。

多くの欧米人観光客がインド人に惑わされて寺院の入口で靴を脱いでしまい、寺院の奥の方でチベット僧侶がサンダルを履いて歩いているのを見て「騙された!」と失望した顔をしていました。

トレッキング・サイクリング

インド ラダック トレッキング

私はチベット寺院と絶景を見るためにラダックへ行ったのですが、ラダックでは多くの外国人がトレッキングやサイクリングをしていました。

レー空港へ着いた時、空港の到着ロビーで自転車の準備をしている人たちがいましたが、飛行機の受託手荷物で自転車を運んできたのでしょうか。

ラダックは標高が3000メートルを超え空気が薄いので、車に乗っているだけでも疲労が襲うのですが、そんな場所で標高6000メートルを超える山へトレッキングをしている人が大勢いたので脱帽です。

インド ラダック トレッキング

数日から数週間に渡るトレッキングをする場合、自分で全ての荷物を自分で運ぶのが難しいため、馬のような動物に荷物を運んでもらうことができます。この場合

  • 登山者
  • ガイド
  • コック
  • 馬使い

が同伴するので、大名行列のようなキャラバン隊になります。そのようなキャラバン隊を何度も見かけました。

ネオラダックのホームページではトレッキングや登山の案内をしていますので、興味のある方はご確認ください。

ヌブラ渓谷

インド ラダック ヌブラ渓谷

ヌブラ渓谷という美しい渓谷があります。

レーの市内から車で片道5時間かかり、途中は舗装されていない砂利道、しかも1車線分の幅しかない道を譲り合いながら走るので、空気の薄さと高山病のダブルパンチで大変苦しくなります。

途中でカルドゥン・ラという、自動車道としては世界一の標高である、標高約5300メートルの峠を通ります。

インド ラダック カルドゥン・ラ峠

こんなところですが、自転車で走っている人を何人も見かけたので驚愕です。

峠には記念碑が立っており、土産物屋もあります。

片道5時間である上に日が暮れたら走るのが難しい道のため、レーから日帰りで行くとかなりバタバタします。

できれば1泊することをおススメします。

ラダック ヌブラ渓谷

ヌブラでは砂丘でラクダに乗ることができます。多くのインド人がセルフィーを撮って楽しんでいました。

ヌブラへ到達するにはILPという特別の許可証が必要になります。詳しくは別の記事でご説明します。

パンゴン・ツォ

インド ラダック パンゴンツォ

パンゴンツォという美しい湖があります。

湖のうち30%がインド、70%が中国に属しており、中国との国境がすぐそこまで迫っていますが、陸路でインドから中国へ入国することはできません。

パンゴンツォもレーから片道約5時間ほどかかり、途中は荒れた砂利道です。

そして、チャンラ峠という、自動車で到達できる場所としては世界で2番目に標高が高い場所を通過します。

パンゴンツォも日帰りで行けないことはないですが、1泊するのがオススメです。

日帰りだと1時間ほどしか滞在できないため、その時間に曇っていたら残念です。

また、午前中の方が陽当たりがよく綺麗なので、1泊して翌朝の午前中に湖を眺めるのがとてもオススメです。

パンゴンツォもヌブラと同様に入域許可証(ILP)が必要となります。

まとめ

ラダックは非常に広大なため、1週間では全て回りきることはできません。

お盆休みなどを利用して訪問する場合には、ぜひ行きたいところ、やりたいことを絞って楽しんでください。

この記事を読んで

ラダックに行ってみたいけど、どうやって準備したらいいの?費用や日程は?持ち物は?
と思った方、ラダック旅行の準備については インドのチベット・ラダックへの旅行の計画と事前準備という記事をご参照ください。
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