インディラガンディー国際空港

この記事では、海外就職希望者でインドへの就職を検討している人が、決断にあたってインドへ下見や面接に行く前の事前準備についてご説明します。

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海外就職で下見はするべき

日本で働いている方がインド就職を希望する場合、多くの企業は日系か外資系かを問わずSkype面接だけで内定をもらうことができます。

これがタイなどの場合だと、最終面接はタイまで来てくださいという場合が多いです。

この違いは何かというと、タイは人気があり就職希望者が多いので買い手市場となっており、企業としてはタイまで面接を受けに来る気合の入った応募者のみを対象にします。

一方、もしインドでタイと同じ条件を応募者に課したら誰も応募しません。インドは売り手市場で、人材不足で困っている企業が多いので、内定者の負担とならないよう配慮されています。ベトナムやインドネシアのように人気のない国はインドと同様であるようです。

しかし、だからと言ってSkypeだけで全てを済ませてしまい、一度もインドを訪れたことのないままインドへ移住するというのは全くお勧めしません。

私も含め、多くの方がインドについて情報発信していますが、それでも実際に来てみないと分からないことがあります。

じゃあ現地に行かなくても分かるようにブログで詳しく情報発信してよ

と言われても、情報発信には限界があります。

  • 食べ物がどうしても口に合わない
  • アレルギーを発症してしまう
  • インド人が生理的に無理

こういったことは人によるので、ご自身が耐えられるかどうかは来てみないと分かりません。

インドは極端な国で、大好きになる人もいれば大嫌いになる人もいます。また、インドへ来ると蕁麻疹ができてしまう、インドにいる限り全く生理が来ないなど、身体が全力でインドを拒否する方もいます。

よく「インドに呼ばれる」という言い方をしますが、ご自身がインドに呼ばれているかどうかはインドに来てみないと感じられません。

そこで、Skype面接だけで済まさずに下見をすることをおススメします。目安は、ゴールデンウィークかお盆休み、年末年始に1週間程度インドへ訪問するのが理想です。いずれもインドは平日なので(1月1日、5月1日、8月15日は祝日ですが)面接を受けることができます。

この記事では、インド就職を検討されている方がインドへ面接、下見へ来るための準備と、インドへ来た時に気をつけるべきことをご説明します。

基本的な心構え

下見の準備についてご説明する前に、下見・面接をするにあたっての基本的な心構えを3つご紹介します。

観光旅行ではないことを肝に銘じる

時間が余れば観光をしても良いと思いますが、観光ならインド就職した後にいくらでもできますので、貴重な1週間でやるべきこととしては最も優先順位が低いことと言えます。

普段のインド生活でお寺やモスクへ行くことなどありませんので、観光地へ行く暇があればスーパーマーケット、ショッピングモール、美容院、レストランなど日常的に通うであろうところをチェックしてください。

余計な消耗をしないようお金をケチらない

インドはコストを節約しようと思えばいくらでも節約できます。しかし、余計なことで消耗して面接で頭が働かなかったり無駄な時間を過ごしてしまっては本末転倒です。

そこで、お金はケチらずに余裕をもって行動することをおススメします。

事前にできるだけ情報収集をする

日本で収集できる情報をインドで確認するのは時間がもったいないので、日本にいる間にできるだけ情報収集をしておいた方が効率的に時間を使うことができます。

このブログでもインドの情報を発信していますが、インドの情報を発信しているブログやウェブサイトは多数あります。それらの情報を日本で予め読んでおき、事前にある程度のイメージを持ってインドへ行くことをおススメします。

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事前準備

インドへ行く前に日本でやるべき事前準備についてご案内します。

時期と日程を決める

多くの方は年末年始、ゴールデンウィークまたはお盆になると思いますが、それ以外に長期有給が取れるのであればその方が飛行機代が安いのでお勧めです。但しインドの祝日と重なると面接が進まないので、その点はご注意ください。

インドの祝日は州毎に異なります。グルガオンのあるハリヤナ州については下記をご確認ください。

Office Holidays

2ヶ月ほど前から面接の準備を始める

転職のプロセスは国内と同じく

  • エージェントに履歴書を提出
  • 企業へ応募
  • 書類選考
  • 面接
  • 内定

となります。

エージェントへ登録してから書類選考、面接までにかかる期間は人によって違うと思いますが、余裕をみて2ヶ月くらいではないでしょうか。

早めに選考が進んでしまうことを心配する方もいるかも知れませんが、「インドへ渡航する」ということであれば、その時期に合わせて面接を調整してくれる企業は多いです。

何しろ、インドまでわざわざ面接に来る人は少数派なので、インドへ来るだけでも企業側からすると気合が感じられアドバンテージになります。

インド訪問時に3~4社ほど面接の予定が入っているのが理想です。

訪問する都市を決める

インドの中でも日系企業が多く日本人が多く集まっているのはデリー・グルガオン、ムンバイ、バンガロール、チェンナイになります。

その中でも、インド在住日本人約1万人のうち5000人はグルガオンに住んでおり、日系企業も多数がグルガオンに集まっています。

グルガオンとは
グルガオンとは、インドの首都デリーの郊外に作られたビジネス都市です。元々は荒野でしたが、ここ15年ほどで急速な発展を見せ、今では手狭になったデリーから多くの企業が本社をグルガオンへ移しています。

以上より、下見として行くべき場所はまずグルガオンになります。日系の人材エージェントもグルガオンに集まっていますし、面接も恐らくほぼグルガオンで行われます。

1週間インドで下見をするのであれば、基本はグルガオンにいて、1~2日程度を別の都市で過ごすことがオススメです。

別の都市をどこにすべきかについては業種によりますが、私の独断と偏見による大雑把なイメージでは

  • 金融系・・・ムンバイ
  • ⅠT系・・・バンガロール
  • 製造系・・・チェンナイ

ではないでしょうか。

日程を組んだ都市以外の企業との面接が決まった場合には、インド国内でSkype面接をするしかありません。

航空券を予約する

VISAの申請資料に航空券がありますので、VISA申請前に航空券を取得してください。

デリー(グルガオン )とムンバイへは成田から直行便が出ています。2019年10月にはチェンナイから、2020年夏にはバンガロールから成田への直行便が就航します。

VISAを取得する

インドへ観光で入国するには下記3通りがあります。

  • 観光ビザを取得する
  • オンラインでe-visaを申請する
  • アライバルビザを申請する

3つの方法を分かりやすくまとめているブログがありますので、下記ご参照ください。

徹底比較!インド旅行に必要なビザの選び方!【観光ビザ、e-touristビザ、アライバルビザ】

個人的には、アライバルビザは何があるか分からないのでオススメしません。インドへ到着した日に突然廃止になって入国できないという可能性も否定できません。

ホテルを予約する

VISA申請の時点で滞在先のホテル名を聞かれますが、実際に宿泊するホテルが変更になっても問題にはなりませんので、VISA申請の時点では適当なホテル名を記入しておけば良いかと思います。

ホテルの予約は、面接日程がある程度決まってからで大丈夫です。ホテルの予約については注意が3点あります。

注意点1:グルガオンに宿泊する

デリー近郊に宿泊する場合には、ホテルはデリーではなくグルガオンにしてください。

面接はほぼグルガオンの企業で行われますが、デリーとグルガオンを片道1時間かけて移動するのはかなりの負担になります。

注意点2:安宿には泊まらない(できれば5つ星ホテルに宿泊する)

コスト削減のため宿泊費を抑えたいという方もいると思います。インドは安宿が多数あり、1泊数百円で泊まれるところもあります。

しかし、お湯が出ない、シャンプーや歯ブラシ・タオル等のアメニティがないといった余計なストレスで消耗した結果として最高のコンディションで面接や下見に臨むことができなければ本末転倒です。

朝食付きで1泊5000円以上くらいの良いホテルに泊まって疲労を翌日に持ち越さないように気をつけてください。

そのクラスのホテルであればアメニティも全て揃っています。特に、安宿に慣れているバックパッカーの方は気持ちの切り替えが必要です。

注意点3:空港のピックアップサービスを依頼する

デリーの空港に到着する便は深夜便が多いです。深夜にデリーへ到着してプリペイドタクシーを利用した場合にはトラブルが発生することが少なくありません。

UBERやOLAなどの配車アプリを使ってタクシーを呼ぶ場合には比較的トラブルが少ないですが、ヒンディー語しかできないドライバーも多いですし、慣れない土地でそこまでのチャレンジをする必要があるのかは疑問です。

昼に到着した場合にはメトロやプリペイドタクシー等で移動しても良いかも知れませんが、余計なトラブルを避けるため、できればホテルのピックアップサービスをご利用ください。

滞在中のスケジュールを計画する

滞在中のスケジュールは、できるだけ日本にいる間に考えます。インドへ到着してからスケジュールを組んでいたら大幅なタイムロスになります。

事前にスケジュールを決めず現地で流れに任せると最高に楽しいインド旅行になりますが、今回は観光旅行ではなく面接と下見が目的なので考え方を切り替える必要があります。

スケジュールを計画するときのポイントは、スケジュールに余裕を持って計画を組むことです。

インドは何があるか分かりません。牛が道で餌を食べていて大渋滞になることもありますので、面接は午前と午後でそれぞれ1件ずつ、1日合計2件くらいまでに抑えて余裕をもったスケジュールを組むことが重要です。

インドへの持ち物まとめ

  • パスポート
  • ビザ
  • 国際キャッシュカードまたはキャッシング機能付クレジットカード
  • 日本円またはUSDで現金5万円程度(念のため)
  • 航空券
  • 変換プラグ
  • インドで使えるプリペイドSIMカードまたはモバイルWiFi
  • 履歴書
  • 面接に相応しい服装
  • トイレットペーパー
  • 下痢止め

インド滞在時の注意事項

インド滞在時には、体調を崩さないことが何よりも重要です。

  • 睡眠時間を十分にとる
  • 生野菜、生ものには手を出さない
  • ペットボトル以外の水は飲まない
  • 街中の露店で飲み食いしない

などの対策が必要です。

インドの露店は(東南アジアと異なり)移住後も日常的に行くような場所ではありませんので、下見はしなくて大丈夫です。

むしろ日本食・韓国レストランを確認することをおススメします。グルガオンであれば、エージェントの方にお勧めのレストランを紹介してもらえると思います。

面接の注意事項については海外就職の面接対策 という記事をご参照ください。

事前準備で9割が決まる

ここまで、インド就職の事前準備と現地での注意事項をご紹介しましたが、95%は事前準備に関わることでした。

下見と面接の成功は事前準備で決まると言っても過言ではありません。

ぜひ、しっかり準備して臨んで頂ければと思います。

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